プレストレストコンクリート技士とは【試験問題の難易度は少し高め】

プレストレストコンクリート技士とは【試験問題の難易度は少し高め】
考える男性
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プレストレストコンクリート技士について知りたいな。

どんな試験で、難易度はどれくらいなんだろう?

勉強方法とかも知っておきたいな。

 

あと、他にも取得した方がいい資格があれば教えてほしい。

キャリアアップしたいんだよね。

こういった疑問に答える記事です。

この記事でわかることは下記のとおり。

  • プレストレストコンクリート技士がどんな資格かわかる
  • プレストレストコンクリート技士の難易度がわかる
  • プレストレストコンクリート技士の勉強方法がわかる
  • プレストレストコンクリート技士と併せて取得しておきたい資格がわかる

 

プレストレストコンクリート技士は、プレストレストコンクリートの計画・設計・施工・管理のスキルを証明する資格です。

コンクリートに関わる仕事をする人は、いずれ取得しておきたい資格の1つです。

この記事では、プレストレストコンクリート技士の難易度や勉強方法を解説します。

また、併せて取得しておきたい3つの資格も紹介するので、キャリアアップの参考にしてみてください。

それでは、さっそく見ていきましょう。

プレストレストコンクリート技士とは

プレストレストコンクリート技士とは

プレストレストコンクリート技士は、プレストレストコンクリートの計画・設計・施工・管理のスキルを証明する資格です。

「プレストレストコンクリート」とは、コンクリートの強度や耐久性を高める技術のこと。

具体的には、下記のような建設のコンクリート工事に携わる資格です。

  • 橋梁
  • 道路
  • 建築
  • 港湾
  • 水道管
  • 防災施設
  • 海洋構造物

 

特に「橋梁」は、コンクリートに強度や耐久性、そして柔軟性がないと危険です。

コンクリートはクラックが入りやすくもろい素材のため、壊れにくいコンクリートにするためにプレストレストコンクリートの技術が必要です。

資格は、公益社団法人プレストレストコンクリート工学会が主催しています。

 

プレストレストコンクリート技士の合格率からみる難易度

プレストレストコンクリート技士の試験【合格率からみる難易度】

考える男性
考える男性
で、プレストレストコンクリート技士ってどんな試験なの?

試験は難しいのかなぁ…?

まず、プレストレストコンクリート技士試験の難易度を紹介します。

合格率は20~30%くらいです。

7割以上の人が不合格になっているので、決してカンタンな試験ではないことがわかりますね。

 

プレストレストコンクリート技士の勉強方法【過去問中心でOK】

プレストレストコンクリート技士の勉強方法【過去問中心でOK】

考える男性
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プレストレストコンクリート技士って、どうやって勉強すればいいの?

結論、下記の3ステップで勉強しましょう。

  1. 早めに講習会に申し込む
  2. 事前に送られてくるテキストと過去問集で予習する
  3. 講習会で認識の違いがないかチェックする

 

基本は過去問中心の勉強でOKですが、いくつか注意点があるのでお伝えしますね。

 

【ステップ①】早めに講習会に申し込む

講習会は早めに申し込みましょう。

申し込まないと、テキストと過去問題集が届かないから。

Amazonなどにプレストレストコンクリート技士のテキストや過去問集は売っていないので、プレストレストコンクリート工学会の公式テキスト+過去問集を送ってもらうしかありません。

テキストと過去問集が届かないと勉強を始められないので、できるだけ早く講習会に申込みあるのみ。

6月から講習会の申し込みができるので、6月中に申込みましょう。

 

【ステップ②】事前に送られてくるテキストと過去問集で予習する

9月に開催される講習会の前に、送られてくるテキストと過去問集で予習しておきましょう。

講習会を「知識の確認の場」にできるので、知識が定着しやすいから。

※合格率20~30%の試験なので「講習会で初めて勉強する」では遅いです。

予習しておけば7月~10月の3ヶ月間でしっかり勉強できるので、合格率が上がります。

具体的な勉強の手順は下記のとおり。

  1. テキストをざっと読み込む
  2. 過去問をやってみる
  3. わからないところをテキストや解説でチェック
  4. できれば過去問集を過去5年×3周

 

王道の勉強方法ですが、プレストレストコンクリート技士も上記のような勉強方法がおすすめです。

また、前述のとおり、記述式問題の文章は事前に作っておきましょう。

一字一句を丸暗記しておく必要はありませんが、文章の構成を覚えるのがコツです。

事前に送られてくる過去問集をみると、記述式問題の傾向がわかります。

 

【ステップ③】講習会で認識の違いがないかチェックする

きちんと予習した状態で、講習会に参加しましょう。

講習会では、予習した知識の認識に違いがないかチェックするイメージです。

講師の話をよく聞いて、知識の確認をしていきましょう。

もし認識が違うところがあれば、ここである程度は修正しておく感じです。

講習会が終わってからも自学習の期間があるので、講習会で習ったことを復習しておきましょう。

 

プレストレストコンクリート技士と併せて取得したい3つの資格

プレストレストコンクリート技士と併せて取得したい3つの資格

考える男性
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ちなみに、プレストレストコンクリート技士の他に取得しておいた方がいい資格ってある?

キャリアアップしたいんだよね。

結論、下記の3つがおすすめです。

  1. コンクリート技士
  2. 建築施工管理技士
  3. 土木施工管理技士

 

1つずつ解説しますね。

 

①コンクリート技士

おすすめの理由は、スキルを証明できるから。

コンクリート技士とは、コンクリートの製造・施工・検査・管理などの技術を証明する民間資格です。

客観的にコンクリートに関するスキル・知識を証明できるので、下記のようなメリットあり。

  • 社内で評価される
  • 資格手当をもらえる会社もある
  • 転職が有利になる

 

コンクリートに関する基礎的な資格なので、できれば取得しておきましょう。

受験資格は下記のとおりです。

  • コンクリート診断士
  • 一級建築士
  • 技術士(建設部門、農業部門の農業土木)
  • 特別上級・上級・1級土木技術者
  • RCCM
  • コンクリート構造診断士
  • 1級土木施工管理技士
  • 1級建築施工管理技士
  • コンクリートに関する科目を大学・短大・高専・高校で履修:実務経験2年以上
  • その他:実務経験3年以上

 

詳しくは、コンクリート技士試験の難易度【合格率や受験資格と勉強方法も解説】にまとめてます。

 

②建築施工管理技士

おすすめの理由は、年収が上がりやすいから。

施工管理技士は下記ができるので、重宝されますよ。

  • 会社は施工管理技士がいることで工事を受注できる
  • 2級は主任技術者、1級は監理技術者になれる
  • 公共工事を受注しやすくなる(経営事項審査で点数がつくから)

 

結論、施工管理技士は「会社を儲けさせる資格」と言えるので、下記のメリットあり。

  • 昇進しやすい
  • 昇給や資格手当で年収アップしやすい
  • 転職が有利になる

 

特に1級建築施工管理技士を取得すると、大手に転職できることもあります。

建設業界は大手ほど給料が高い傾向なので、稼ぎたい人にはおすすめ。

コンクリート建築の施工管理業務をしている人や、将来は施工管理に転向したい人は取得しておきましょう。

建築施工管理技士の難易度や取得するコツは、下記の2記事にまとめたので参考にどうぞ。

 

③土木施工管理技士

土木施工管理技士がおすすめの理由も、年収が上がりやすいから。

理由は、上記で紹介した建築施工管理技士と同じです。

施工管理業務をしている人や、将来に施工管理に転向したい人におすすめ。

特に、下記のコンクリート工事の経験がある人は受験を考えても良いかと。

  • 道路
  • 港湾
  • トンネル

 

土木施工管理技士の難易度や取得するコツは、下記の2記事にまとめたので参考にどうぞ。

 

まとめ【プレストレストコンクリート技士試験に挑戦してみよう】

まとめ【プレストレストコンクリート技士試験に挑戦してみよう】

この記事をまとめます。

  • プレストレストコンクリート技士は、プレストレストコンクリートのスキルを証明する資格
  • 合格率は20~30%くらいなので、しっかり勉強しないと不合格になる
  • 試験前に講習会が開かれるので参加した方がいい【合格率アップ】
  • 講習会前に送られてくるテキストと過去問題集で予習しておく
  • 記述式問題の文章は事前に作っておく【本番で考えるのは遅い】

 

ということで、さっそくプレストレストコンクリート技士の勉強を始めてみましょう。

まずはプレストレストコンクリート工学会のサイトから、講習会の申込みをしてみてください。

 

また、併せて取得しておきたいおすすめの資格は下記の3つです。

  1. コンクリート技士
  2. 建築施工管理技士
  3. 土木施工管理技士

 

3つの資格の難易度や、取得するコツは下記の記事にまとめてます。

 

あなたのキャリアアップの参考になれば幸いです!

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