もう施工管理はやりたくない…
でも、施工管理からどんな異業種の仕事に転職できるの?
施工管理の経験を活かせるなら活かしたいけど、無関係の異業種もいいかなと思う。
あと、異業種に転職するコツも知りたいな。
こういった疑問や要望に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 施工管理から転職する場合のおすすめの異業種がわかる
- 施工管理と無関係のおすすめの転職先がわかる
- 施工管理から異業種に転職するコツがわかる
私たちワット・コンサルティングは、施工管理の転職サポートを行う会社です。
施工管理は大変な仕事なので「異業種に転職したい」という人もいます。
この記事では、施工管理から転職できるおすすめの異業種を紹介するので、転職活動の参考にしてみてください。
施工管理の経験を活かせる仕事だけでなく、施工管理と無関係の異業種も解説しますね。
転職活動のコツも解説するので、参考にして行動してみてください!
この記事の監修者
施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。
- 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
- 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
- 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号
目次
施工管理から転職したい場合のおすすめの異業種7選
施工管理から転職するのにおすすめの異業種は、下記の7つです。
- 設計事務所
- CADオペレーター
- 建設会社の営業マン
- デベロッパー
- 技術系の公務員
- ビル管理
- 都市再生機構
この7つの選定条件は「施工管理の経験を活かせる」ということ。
施工管理で培った経験を次の仕事に活かしましょう。
1つずつ解説しますね。
①設計事務所【年収300万〜500万円】
設計事務所はおすすめの1つです。
なぜなら、設計スキルを活かせるから。
施工管理時代の設計よりも規模が大きくなりますが、基本知識は活かせる仕事です。
ただし、建築士の資格はあった方がいいですね。
即戦力で転職が有利になるからです。
建築士の資格は下記の記事にまとめてます。
②CADオペレーター【平均年収350万円】
CADオペレーターもおすすめです。
なぜなら、CADスキルを活かせるから。
ただし、男性のCADオペレーターは少ないので、少し肩身がせまいかもです。
建築CAD系の資格があると、さらに転職が有利です。
参考:CADオペレーター向けの8つの資格【結論:資格がなくても働ける】
また、CADオペレーターの仕事内容については、CADオペレーターの仕事内容を解説【未経験者は研修を受けましょう】にまとめてます。
③建設会社の営業マン【年収=個人の売上による】
技術的な質問に現場で答えられて、信用されるからです。
具体的には、下記のような営業マンがあり得ます。
- ゼネコンの営業マン
- ハウスメーカーの営業マン
- 工務店の営業マン
建設系営業については、建設営業マンの仕事内容や5つのつらいところ【志望動機の例文も紹介】にまとめてます。
④デベロッパー【平均年収540万円】
デベロッパーはかなりおすすめです。
デベロッパーは大規模開発を行うので、建設会社との折衝がつきもの。
施工管理の知識があれば、建設会社と技術的な話もできるので重宝されます。
ただし、デベロッパーのデメリットは中途採用は少ないこと。
いわゆる「新卒至上主義」が強いので、転職はちょっと苦労します。
⑤技術系の公務員【平均年収450万円】
施工管理の経験を加味されて、採用されやすいからです。
ようは、公共工事を発注する側の仕事ですね。
建設会社と技術的な話もできないといけないので、施工管理の知識を活かせます。
ワークライフバランスは良くなりますが、給料は下がる可能性があります。
技術系の公務員については、施工管理から公務員に転職できる【民間→公務員のデメリットも解説】にまとめてます。
⑥ビル管理【平均年収300万円】
ビル管理もおすすめですね。
修理が必要なとき、施工管理の知識を活かせるから。
ビル管理は募集も多いので、比較的転職しやすい方です。
できれば「建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)」の資格があると、転職が有利になります。
詳しくは、建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)の合格率や難易度にまとめてます。
⑦都市再生機構【年収350万~600万円】
施工管理の知識を活かして、建設会社と折衝しやすいからです。
都市再生機構とは、いわゆる「UR」のことです。
大規模な都市開発の発注を行うため、施工管理の経験者は重宝されますよ。
施工管理と無関係のおすすめの異業種の転職先7選
施工管理と無関係の仕事だったら、どんな仕事がおすすめですか?
施工管理と無関係のおすすめ異業種は、下記の7つです。
- プログラマー
- Webデザイナー
- インフラエンジニア
- マーケティング職
- 建設と無関係の営業職
- 宅地建物取引士
- 建設業経理士
1つずつ解説しますね。
①プログラマー【平均年収450万円】
プログラマーはかなりおすすめです。
IT業界は伸びてるし、プログラマーは未経験からでも転職できるから。
ようは「IT業界の大工さん」で、プログラミングスキルが身につけば転職には困りません。
デメリットは、30代だと転職が難しいこと。
プログラマーを目指すなら20代のうちにしましょう。
プログラミングスクールで勉強すると、転職しやすいです。
②Webデザイナー【平均年収430万円】
プログラマー同様、IT業界は伸びてるからです。
Webサイトやアプリのデザインを行う仕事ですね。
プログラマー同様、プログラミングスキルが必要です。
伸びてるIT業界の仕事なので、今から手に職をつけておくと将来が安泰です。
③インフラエンジニア【平均年収500万円】
インフラエンジニアもおすすめ。
ITインフラがなくなることは考えにくいからです。
インフラエンジニアはまったく未経験からいきなり転職できるので、すぐ転職したい人にはおすすめです。
ただし、未経験から転職できるのは30代前半までが一般的です。
転職するなら早いうちに。
④マーケティング職【平均年収500万円】
マーケティング職は未経験から転職できるし、マーケティングができれば一生食っていけるから。
「マーケティング」をわかりやすくいうと、集客の仕事です。
- 広告を打って自社にお客さんを集める
- Youtube広告の動画を作成して広告を出す
- 新聞や雑誌に自社を掲載して集客する
などの施策を打っていくイメージです。
ただし、こちらも未経験から転職できるのは20代までですね。
⑤建設と無関係の営業職【年収=個人の売上による】
営業職は、未経験者の採用に積極的だからです。
30代でも未経験から転職できる可能性ありです。
具体的には、下記のような営業が良いですね。
- IT営業
- 保険の営業
- 不動産仲介の営業
コミュニケーション能力に自信がある人はどうぞ。
ただし、営業職なので当然ながらノルマがあります。
⑥宅地建物取引士【年収400万円くらい】
別名「もっとも潰しが効く資格」と言われてるから。
不動産の契約は宅地建物取引士しかできないので、独占業務の国家資格のため転職が有利です。
資格スクールで1年ほど本気で勉強すれば、資格を取得できますよ。
主な転職先は下記のとおり。
- 不動産会社
- ハウスメーカー
- 鉄道会社
ただし、年収は下がる可能性が高いので注意が必要です。
⑦建設業経理士【年収300万~400万円台】
建設会社で働きつつ、施工管理とは無関係だから。
建設業の経理は特殊なので、日商簿記とは違い「建設業経理士」という別の資格があります。
経理職なので数字に強いことが求められますが、施工管理をできてた人なら可能性あるかと。
建設業経理士については、下記の記事にまとめてます。
施工管理から異業種に転職するときのコツ
重要なのは志望動機です。
なぜなら「施工管理が嫌で辞めたんだろうな」と思われてるので、印象が悪いから。
本音は「施工管理が嫌だから」でも、履歴書や面接ではポジティブな志望動機を作りましょう。
応募する仕事に興味をもった理由を伝える
まず基本ですが、応募する仕事に興味をもった理由をポジティブに伝えましょう。
施工管理が嫌だから転職したわけじゃないと伝わって、印象が良くなるからです。
具体的には下記のとおり。
- 営業:施工管理の仕事を通して、コミュニケーションが得意だと気付いたから。
- 設計:施工管理業務の中で、設計が一番楽しかったから。
- プログラマー:施工管理アプリに感動して、作ってみたいと思ったから。
こんな感じで、応募する仕事に興味をもった理由をポジティブに伝えればOKです。
キャリアアップを強調する
キャリアアップを強調するのも有効です。
積極的な人に見えて、採用されやすくなるから。
具体的には下記のとおりです。
- 設計:一番得意だった設計スキルをさらに高めたい
- 公務員:次は大規模な公共工事に関わってみたい
- Webデザイナー:建設以外のモノづくりもやってみたい
「転職して次のステージに行く」という印象を与えると好印象です。
【注意】施工管理のことを悪く言わない
基本ですが、施工管理の悪口を言ってはいけません。
ネガティブな印象で採用されないからです。
具体的には下記はNGですよ。
- 施工管理をやめた理由は、激務だったからです。
- 仕事量に対して、給料が少なかったからです。
- 休みが少なかったからです。
ネガティブなことを言うと「うちの会社でも文句を言うのかな…」と思われて、採用してくれません。
転職活動では、ネガティブな発言はNGだと覚えておきましょう。
退職は早めに上司に伝える
施工管理から転職するときは、退職を早めに上司に伝えましょう。
施工管理は簡単に辞められないから。
工事が終わるタイミングでしか退職できないことが多いので、退職できるチャンスは少ないです。
急に退職を伝えると、代わりの人がいなくて辞められないことも…
施工管理を辞めるコツは、施工管理(現場監督)を辞めたい場合の退職方法【辞めた後の転職先】にまとめてます。
退職してから転職活動するのもアリ
施工管理の転職活動は、先に退職するのもアリですよ。
なぜなら、忙しくて転職活動する時間がないから。
一般的には「在職中に転職活動」が基本ですが、施工管理に限っては違います。
ただし、最低でも3ヶ月分の生活費は貯金しておきましょう。
※失業保険をもらえるのは、退職から4ヶ月目だから。
まとめ|施工管理から異業種に転職したいなら転職活動を始めよう
最後にもう一度、施工管理の経験を活かせるおすすめ転職先7選をまとめておきます。
- 設計事務所
- CADオペレーター
- 建設会社の営業マン
- デベロッパー
- 技術系の公務員
- ビル管理
- 都市再生機構
また、施工管理と無関係のおすすめ転職先は下記の7つです。
- プログラマー
- Webデザイナー
- インフラエンジニア
- マーケティング職
- 建設と無関係の営業職
- 宅地建物取引士
- 建設業経理士
転職の参考にしてみてください。
本気で人生を変えたいなら、さっそく転職活動を始めましょう。
行動しないと人生は変わらないし、今の苦しい状況から抜け出せません。
まずはできることからでいいので、行動してみましょう。
ただし、今の会社が激務すぎて転職したいだけなら、もう少し負担が少ない会社に転職して施工管理をするのもアリだと思います。
せっかく施工管理としてキャリアを積んできたわけですから。
というだけなら、施工管理で転職すればOKです。
冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングは施工管理の転職サポートをしています。
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無料で求人だけ見ることもできるので、今の会社が合わないだけの人は情報収集に活用してみてください。
あなたの転職活動の参考になれば幸いです!