忙しすぎるし、仕事のプレッシャーも大きいし…
でも、こんなことで辞めるなんて甘えかな…?
辞めて後悔しないか不安…
あと、辞めるにしても次の仕事はどうしよう…
こういった悩みに応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- みんながCADオペレーターを辞めたい理由がわかる
- CADオペレーターを辞めてもいい人の特徴がわかる
- CADオペレーターを辞める前にやるべきことがわかる
- CADオペレーターを辞めた後におすすめの転職先がわかる
- CADオペレーターを辞める手順がわかる
CADオペレーターを辞めたいときの対処法を解説します。
辞めたい気持ちはわかりますが、勢いでやめてしまうとリスクもあるので注意しましょう。
辞めても後悔しない方法がわかるので、退職前に読んでみてください。
「おすすめの転職先」も紹介するので、今後の進路の参考にどうぞ。
目次
みんながCADオペレーターを辞めたい理由8選
よくある「辞めたい理由」は下記の8つです。
- 忙しすぎる
- 仕事の難易度が高い
- 入社前と話が違った
- 給料が少なかった
- 職場の人間関係
- 板ばさみになるのが辛い
- プレッシャーが大きい
- 体を壊してしまった
あなたと似ているものがあるかもしれません。
1つずつ解説しますね。
【理由①】忙しすぎる
「忙しすぎる」という理由で辞めたい人は多いです。
よくあるのは下記のような状態。
- 納期がきつい
- 納期間際で仕事が増える
- 残業が多すぎる
- 休日出勤しないと仕事が終わらない
あまりに忙殺されると「こんなことがしたかったんだっけ…?」と迷ってしまいますよね。
【理由②】仕事の難易度が高い
忙しくて、設計者と同じようなスキルを求められる職場もあります。
やってることは設計レベルなのに、もらえるお給料が少ないと「辞めたい」と思う人もいるでしょう。
【理由③】入社前と話が違った
入社前に聞いた話と現実が違っていて、辞めたくなる人もいます。
例えば「入社前は設計補助だけと聞いていたけど、実際は一から設計している」など。
人によっては「ダマされた」と感じるでしょう。
【理由④】給料が少なかった
「仕事内容や仕事量に対して給料が少ない」と感じて、辞めたくなる人もいます。
よくある事例は下記のとおり。
- 残業や休日出勤しているのに給料が少ない
- 設計レベルの仕事をしているのに給料が少ない
ただ、やり方によってはCADオペレーターで給料アップすることも可能です。
詳しくは、CADオペレーターの年収が低い3つの理由【でも稼ぐ方法があります】でまとめてるので興味あればどうぞ。
【理由⑤】職場の人間関係
職場の人間関係が悪くて辞めたくなる人は多いです。
※これはCADオペレーターに限ったことではないですが。
人間同士なので、どうしても相性がありますよね。
設計者や同僚のCADオペレーターと合わなくて、辞めていく人もいます。
【理由⑥】板ばさみになるのが辛い
「現場と設計者の板ばさみになるのが辛い」という理由で、辞めたくなる人もいます。
よくあるのは下記のようなケース。
- 現場:これじゃ作れないよ
- 設計:いや、これで合ってる
CADオペレーターが間にハサまれて、両方に怒られるのもよくあるかと。
理不尽さに耐えきれず辞めていく人もいます。
【理由⑦】プレッシャーが大きい
CADオペレーターは、下記のようにプレッシャーが大きい仕事です。
- ミスしたときの責任が大きい
- 納期に間に合わせないといけない
「もっとプレッシャーが少ない仕事がいい」という理由で、辞めたくなる人もいます。
【理由⑧】体を壊してしまった
下記のように体を壊してしまって、辞めていく人もいます。
- 腰痛
- 腱鞘炎
- 視力低下
中には、職場の人間関係で精神的にまいってしまい辞める人もいます。
CADオペレーターを辞めてもいい人の3つの特徴
辞めるなんて甘えなのかな…?
結論、下記の3つに1つでも当てはまるなら、CADオペレーターを辞めてもいいと思います。
- 他にやりたい仕事がある人
- 辞めることを一切まよわない人
- 今の会社にいると体調不良になる人
あなたが辞めていいか判断基準になるかと。
1つずつ解説します。
①他にやりたい仕事がある人
他にやりたい仕事が明確にある人は、辞めていいと思います。
早く辞めて、やりたい仕事に挑戦した方がいいから。
やりたいことが明確なのに他のことをやるのは、人生の時間がモッタイナイかと。
②辞めることを一切まよわない人
CADオペレーターを辞めることを一切まよわない人も、辞めて問題ないと思います。
反対に、迷う人は要注意。
迷う=辞めるデメリットがある証拠です。
辞めるデメリットについては後述します。
③今の会社にいると体調不良になる人
体調不良になる人も辞めていいと思います。
一番大切なのは、あなたの体だから。
体を壊してしまうと再就職も難しくなりますよ。
何をするにしても体が資本なので、体調不良なら退職を検討しましょう。
CADオペレーターを辞める前にやるべき4つのこと
後悔しないためにはどうすればいいの?
結論、下記の4つを実行しましょう。
- 辞めるデメリットを整理する
- CADオペレーターに向いてないか診断
- 辞める以外の対処法がないか調べる
- できれば水面下で転職活動を始める
「やっぱり辞めなきゃよかった…」とならないためにも、1つずつ解説しますね。
①辞めるデメリットを整理する
退職を迷う人は、辞めるデメリットを整理しましょう。
デメリットを許容できるなら、退職しても問題ないから。
例えば、CADオペレーターを辞めるデメリットは下記があります。
- 手に職がつくチャンスを逃す
- 在宅勤務できるチャンスを逃す
- 短期退職だと次の転職に苦労するかもしれない
CADオペレーターは技術職なので、スキルアップすると仕事に困らなくなるでしょう。
モノづくりがある以上はCADオペレーターが必要なので、将来性は明るいです。
※将来性については、CADオペレーターの将来性は明るい【未来の姿を予測してみました】を参考にどうぞ。
また、手に職がつく仕事なので、年齢が上がっても稼ぐことができます。
こちらは、CADオペレーターは何歳まで働けるのか【何歳でも。ただし挑戦必須】が参考になるかと。
スキルアップしていくと在宅勤務できる会社もあるので、在宅勤務したい人は辞めない方がいいかもしれません。
※在宅勤務については、在宅CADオペレーターの実態【3種類の在宅ワークスタイルも紹介】にまとめています。
CADオペレーターを辞めると、こうした可能性を捨ててしまうことになります。
このように、本当にやめていいか判断するためにも、辞めるデメリットを整理してみてください。
②CADオペレーターに向いてないか診断
あなたがCADオペレーターに向いてないか適性診断してみましょう。
もし向いてないなら、辞める決断ができるかもしれないから。
CADオペレーターの適性診断は、CADオペレーターに向いてる人の16の特徴【未経験で転職する方法】にまとめたので参考にどうぞ。
③辞める以外の対処法がないか調べる
辞める以外に、現状を打破できる方法がないか調べてみましょう。
例えば下記のとおり。
- 仕事量を調整してもらえないか
- 職場内で仕事を分担できないか
- 少し休養をもらえないか
- お互いの誤解がないか
そもそも、あなたが辛いと思っていることが、上司や同僚に伝わっていないかもしれません。
そして、理解してくれれば解決策を提案してくれるかもしれません。
話し合うことで解決することもあるので、思い切って相談してみるのも良いでしょう。
話し合っても解決しないなら、退職を検討していく感じです。
④できれば水面下で転職活動を始める
可能であれば、退職前に転職活動を始めましょう。
次の転職先が決まってから辞めれば、空白期間ができないから。
勢いで辞めてしまうと、下記のようなデメリットがあります。
- 収入が途絶えて生活が苦しくなる
- 計画性がない人に見えて内定が出にくい
- 転職活動に焦ってしまい、変な会社に入社してしまう
なので、できれば転職先を決めてから退職するのがおすすめです。
※ただし、体調不良などやむを得ない理由があるなら、その限りではありません。
CADオペレーターを辞めた後におすすめの転職先4選
なんかおすすめの仕事ってある?
結論、おすすめは下記の4つです。
- 別の会社のCADオペレーター
- 施工管理サポート
- 設計者にキャリアアップする
- まったく別の仕事
1つずつ解説しますね。
【おすすめ①】別の会社のCADオペレーター
シンプルに、別の会社のCADオペレーターに転職するのもアリだと思います。
特に下記の理由で辞めたい人は、別の会社に転職することで問題解決するかもしれません。
- 今の会社がイヤ
- 今の会社の人間関係がイヤ
- 今の会社の給料・待遇に不満がある
もっと働きやすい会社があるかもしれませんし、今まで培ったCADオペレータースキルを活かせるのでメリットが大きいです。
※ただし「CADオペレーター自体を辞めたい」という人には向きません。
別の会社のCADオペレーターに転職する場合は、使うCADソフトも確認しましょう。
ソフトが違うと仕事をやりにくいので。
【おすすめ②】施工管理サポート
施工管理サポートとは、建設業の施工管理(現場監督)の補助をする仕事です。
建設業の施工管理は下記のような仕事を行いますが、特に事務的な作業を施工管理サポートが担当します。
- 施工計画の作成
- 工事のスケジュール管理
- 現場で事故がないように対策する
- 会社の利益が出るように計算
- 品質が高い建設物になるよう管理
- 施工図の作成
- 現場の写真撮影
- 現場の写真の整理
- 行政への申請書類の作成
- 近隣への挨拶
これらの業務のうち、施工管理サポートは主に下記を行います。
- 施工図の作成
- 現場の写真の整理
- 行政への申請書類の作成
特に「施工図の作成」はCADを使うので、今までの経験を活かせますよ。
施工管理サポートについては、施工管理は未経験の女性でも始められる【施工管理サポートもあり】にまとめたので参考にどうぞ。
【おすすめ③】設計者にキャリアアップする
せっかくCADオペレーターをやってきたので、思い切って設計者を目指してみるのもアリかもしれません。
※やる気がある人に限りますが。
例えば、建築系のCADオペレーターをやってきた人なら、建築士を目指してみるなど。
建築士を取得するコツは、下記の記事にまとめてます。
「CADオペレーターは大変だけど、どうせならキャリアアップしたい!」という人にはおすすめです。
【おすすめ④】まったく別の仕事
「もうCADオペレーターはコリゴリ…」という人は、まったく別の仕事に転職しましょう。
特におすすめなのは下記の3つです。
- Webデザイナー:Webサイトを作る仕事。30代以降でも挑戦できる
- プログラマー:ITシステムを作る仕事。30代前半までなら挑戦できる
- 営業マン:設計の知識を活かして働ける
Webデザイナーとプログラマーは、プログラミングスクールで基礎学習してから転職するのがおすすめです。
※まったく未経験だと転職できないから。
営業マンは未経験OKの求人もあるので、コミュニケーション力に自信がある人は良いかもしれません。
CADオペレーターを辞める手順【6ステップ】
結論、下記の手順で退職を進めていきましょう。
- 就業規則を確認する
- 水面下で転職活動を始める
- 転職先から内定をもらう
- 直属の上司に退職を申し出る
- 引き継ぎ業務
- 退職
就業規則を確認する理由は、退職できるまでの期間が会社によって違うから。
「1ヶ月で退職できる」という会社もあれば、「退職に3ヶ月かかる」という会社もあります。
次の転職のスケジュールにも関わるので、先に確認しておきましょう。
また、退職は「直属の上司」に伝えるのが鉄則です。
上司の上司や同僚などに先に言ってしまうと、「聞いてない!」とトラブルになることも…
順番を守って、円満退職を目指しましょう。
【注意】案件が終了するまで辞められない会社もある
今抱えている案件が終わるまで辞めにくい会社もあるので注意しましょう。
例えば、CADオペレーターの人数が少なくて、うまく引き継ぎができないなど。
辞めるまで時間がかかりそうな場合は、先に退職の意思を伝えて、退職できる時期に合わせて転職活動を進めることも検討してください。
まとめ【CADオペレーターを辞めたい人は後悔しないように行動しよう】
この記事をまとめます。
まず、下記に該当する人は、CADオペレーターを辞めていいと思います。
- 他にやりたい仕事がある人
- 辞めることを一切まよわない人
- 今の会社にいると体調不良になる人
また、CADオペレーターを辞める前に下記を実行しましょう。
- 辞めるデメリットを整理する
- CADオペレーターに向いてないか診断
- 辞める以外の対処法がないか調べる
- できれば水面下で転職活動を始める
そして、おすすめの転職先は下記の4つです。
- 別の会社のCADオペレーター
- 施工管理サポート
- 設計者にキャリアアップする
- まったく別の仕事
退職の手順は下記のとおりです。
- 就業規則を確認する
- 水面下で転職活動を始める
- 転職先から内定をもらう
- 直属の上司に退職を申し出る
- 引き継ぎ業務
- 退職
あなたの今後の進路の参考になればうれしいです。
後悔しないように、慎重に行動してみてくださいね。