「施工管理のキャリアプランを知りたい」
「面接でキャリアプランを聞かれたらどう答える?」
こういった疑問に答える記事です。
この記事でわかること
- 未経験から施工管理に転職する人のキャリアプラン例
- 施工管理のキャリアアップに役立つ資格
- 未経験から施工管理に転職する手順5ステップ
私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。
未経験から施工管理になりたい方を募集しています。
未経験から施工管理に転職する場合、どんなキャリアプランになるのか気になりますよね?
この記事では、施工管理に転職してからベテランになっていくまでのキャリアプランを徹底解説しています。
もし施工管理に転職した場合、どんな未来が待っているのかわかるので、最後まで読んでみてください。
面接で「キャリアプランは?」と聞かれたときの答え方もわかります。
この記事の監修者
施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。
- 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
- 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
- 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号
目次
【基礎知識】施工管理職の仕事内容
施工管理は、建築や土木の現場で進み具合を監督し、関わる職人や協力会社と連携しながら安全や品質を守る仕事です。
資材の手配や予算の調整、環境面の配慮など、担当範囲が幅広いです。
若手のうちからさまざまな業務を経験できるため、責任とやりがいを得ながら成長できる環境に魅力があります。
施工管理の代表的な仕事内容は以下のとおりです。
仕事内容 | 概要 |
---|---|
安全管理 | 現場での事故やケガを防ぐ ・防護柵の設置 ・作業員の装備確認の徹底 ・危険場所の巡回 ・作業前のミーティング |
品質管理 | 材料や工法を正しく選ぶ ・定期的な点検や試験の実施 ・不具合の早期発見を目指す |
工程管理 | スケジュールからの遅延を防止する ・工事全体の把握 ・作業順序の整理 ・人員や機材の調整 ・無駄のない段取りに調整 |
原価管理 | 費用内に工事を完了する ・材料費や労務費の把握 ・不要な支出を削減する ・利益の確保 |
環境管理 | 周辺地域への負担を低減する ・騒音や粉じんの発生をおさえる ・排出物の分別 ・リサイクル技術の採用を推進 ・地域住民への影響を削減する |
職人の動きや資材の在庫を調整しながら、上記の管理を同時に進めるのが施工管理の役割です。
工期内の納品を目指すだけでなく、安全性やコスト面でも責任を負う立場といえます。
施工管理の仕事内容や種類別の違いは、【完全解説】施工管理の仕事内容をわかりやすく解説!会社選びのコツも紹介にまとめたので、参考にしてみてください。
施工管理は将来性がある仕事
建設業界は道路や橋のメンテナンスから住宅リフォーム、都市再開発まで多彩な案件に支えられています。
災害対策や設備の長寿命化など新しいテーマも増え、人員が不足しやすい状態です。
そのため、施工管理は将来性がある仕事といえるでしょう。
施工管理の将来性がある具体的な理由は、以下のとおりです。
施工管理に将来性がある理由 | 具体的な内容 |
---|---|
都市開発の需要があるから | 大規模な再開発プロジェクトが次々と企画され、新規のビルや商業施設の建設が見込まれる |
インフラ需要が今後も続くから | 老朽化が進む橋やトンネルの補強、道路や鉄道の改修案件がある |
リフォームの需要があるから | 中古住宅を活かす動きが広まり、耐震や省エネリフォームの依頼が増加傾向にある |
復興工事の需要があるから | 災害の復旧や被災地での建て替えの需要がある |
施工管理人材は希少価値が高いから | 現場全体を把握できる管理者が不足しており、若手でも経験を積むと重宝される |
働き方改革が進んでいるから | 現場の長時間勤務を見直す動きが高まり、休暇や福利厚生が改善され始めている |
ITツールで業務が効率化しているから | 図面や進捗管理がデジタル化され、事務を減らしながら現場の把握がしやすくなっている |
施工管理は今後の需要が下がりにくい職業です。
管理技術の向上や資格取得によって収入アップを見込めるため、長期的に成長していきたい方に向いています。
施工管理の将来性についての詳細は、施工管理は将来性がある7つの理由|AIで仕事がなくなることは考えにくいも参考にしてみてください。
未経験から施工管理に転職する人のキャリアプラン例
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それでは、未経験から施工管理に転職した場合のキャリアプランを解説していきます。
年数 | キャリアプラン | 年収相場 |
---|---|---|
1年目 | 基礎を覚える現場に馴染む | 300〜350万円 |
2〜3年目 | OJT+施工管理技士の勉強 | 330〜400万円 |
4〜5年目 | 小規模案件の管理 | 380〜500万円 |
6〜7年目 | 1級施工管理技士を取得 | 400〜550万円 |
8〜10年目 | 管理職候補として活躍 | 550〜700万円 |
10年目〜 | キャリアの幅が広がる | 700〜1,000万円 |
どんな未来が待っているか、そして、面接でキャリアプランをどう答えればいいかの参考にしてみてください。
フェーズごとに解説していきます。
【1年目】基礎を覚える・現場になじむ|年収相場:300〜350万円
入社1年目は先輩の動きを見ながら、仕事の流れを学ぶ段階です。
朝礼の準備や雑務など、地味に見える作業を任されやすいですが、現場の安全や品質管理の基礎を吸収するうえで大切な期間です。
例えば、作業員の防護具をチェックしたり、材料の置き場を整理したりするだけでも、安全と品質の両方を確保する目線が鍛えられます。
最初は指示を受けるばかりでも、こまめに確認や報連相すれば、現場の雰囲気をつかみやすいでしょう。
1年目で任される雑務
- 現場の掃除を担当
- 朝礼の準備を手伝う
- 書類を整理する
- 写真の撮影を任される
- 先輩のサポートを学ぶ
安全や品質の基本を身につけると、後の工程管理やコストの理解もスムーズです。
地道な作業をこなしながら、職人やチームメンバーと連携して仕事を進める感覚を磨くのが一番の目標です。
施工管理1年目の具体的な仕事内容は、現場監督(施工管理)1年目の新人の仕事内容11選|放置される理由にまとめたので、参考にしてみてください。
また、施工管理の写真撮影のコツは、施工管理の写真の撮り方8つの注意点【撮影の便利ツールも紹介する】にまとめています。
【2〜3年目】OJT+施工管理技士の勉強|年収相場:330〜400万円
施工管理2〜3年目の時期は、業務と平行して資格取得を目指す方が増えます。
小規模エリアの進捗管理や資材の発注を任される機会があり、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)で経験を積みやすいです。
19歳以上なら1級施工管理技士を受験できるため、早めのキャリアアップを狙うなら2級を経由せず1級を目指す道もあります。
施工管理技士とは
建設や土木工事で工程・品質・安全などを統括する能力を証明する国家資格です。
会社や取引先からの評価も高まり、資格手当や昇進につながりやすいです。
1級施工管理技士 | 2級施工管理技士 |
---|---|
・大型案件で指揮を執りやすい ・実務経験がある程度必要 ・合格すると年収アップが期待できる | ・小規模〜中規模の工事に対応 ・受験要件が比較的ゆるやか ・合格後は昇給や担当範囲拡大が見込める |
こうした資格の勉強を平日の業務後や休日に進める方が多く、仕事と学習をリンクできる2〜3年目は知識やスキルが身につきやすいです。
ちなみに、施工管理技士の受験資格は、令和6年度から施工管理技士試験の受験資格が改正される|3つの注意点も解説にまとめています。
さらに、試験の難易度や勉強のコツは、施工管理技士試験の難易度や資格の種類!各試験の難しい順も解説を参考にしてください。
【4〜5年目】小規模案件の管理|年収相場:380〜500万円
小規模な現場全体を管理するチャンスも増え始めます。
協力会社とのスケジュール調整や資材コストの見積もり、現場スタッフの安全確認などをまとめて任されるため、責任感が養われるでしょう。
工期に遅れが出そうな場面では、作業員と相談しながら工程を組み直すなど、自発的な判断力が求められます。
ポイント
1級施工管理技士の第一次検定に合格すると「1級施工管理技士補」になり、大規模な工事に必要な資格の一部要件をクリアしていると見なされます。
1級施工管理技士補の段階でも、技術的な素養を周囲にアピールできるため、現場責任者をサポートするシーンが増え、トラブル対応などで重要な役割を担されやすいです。
例えば、工期に遅れが出そうな場合、作業員と相談しながら工程を組み直すなど、自発的な判断力が必要です。
そういった経験を積み重ねれば評価が高まるでしょう。
1級施工管理技士補については、1級土木施工管理技士補は主任技術者になれる?取得するメリットも4つ紹介にまとめています。
【6〜7年目】1級施工管理技士を取得|年収相場:400〜550万円
1級施工管理技士補を取得して3年以上経過すれば、主任技術者になれる可能性があります。
主任技術者とは、小〜中規模工事の責任者で、複数の下請け会社と連携しながら工程や品質、安全を管理する立場です。
作業指示に加え、トラブル対応やコスト調整など、より高度なマネジメント能力が必要になります。
施工管理技士補の取得後に、3年以上の実務経験で主任技術者になれる施工管理技士補の種類は以下のとおりです。
3年以上の実務経験で主任技術者になれる施工管理技士補
- 1級土木施工管理技士補
- 1級建築施工管理技士補
- 1級電気工事施工管理技士補
- 1級管工事施工管理技士補
- 1級造園施工管理技士補
さらに、1級施工管理技士の第一次検定に合格後、5年以上の実務経験を積めば、1級施工管理技士の第二次検定を受験できます。
出典:国土交通省|令和6年度より施工管理技術検定の受検資格が変わります
試験では専門的な範囲が問われるため、日常業務の経験をベースに知識を固めると理解が深まります。
1級を取得すれば、大型工事でのリーダーを任されやすくなるため、収入アップにつながります。
【8〜10年目】管理職候補として活躍|年収相場:550〜700万円
1級施工管理技士を取得していると、監理技術者として大規模案件のリーダーになれる可能性があります。
監理技術者は大規模な工事全体の品質・安全・工程を最終的にチェックし、複数の業者が円滑に作業を進めるよう指揮する立場です。
発注者や行政との調整も担当するため、会社の利益に貢献する重要なポジションといえます。
監理技術者になると収入が上がる理由
- 工事規模が大きいほど責任範囲も広がる
- プロジェクトの成否が企業の収益に直結する
- 高度な知識と指揮力が評価される
管理職候補として、後輩の育成や組織全体のマネジメント業務での活躍が認められれば、複数の案件を任される展開もあり得ます。
【10年後以降】キャリアの幅が広がる|年収相場:700〜1,000万円
10年を超える経験を積むと、大規模プロジェクトの所長や部長クラスなど、組織の中核を担う立場になる場合もあります。
さらに、大手企業への転職によって年収がアップする方も多いです。
大手への転職が年収アップにつながる理由
- 大規模プロジェクトを担当しやすい
- 給与テーブルや資格手当が手厚い
- 福利厚生が充実し、総合的な待遇も向上
- 管理職ポストの数が多く昇進しやすい
企業規模が大きいほど予算や扱う案件の単価が高く、責任あるポジションを任されたときの報酬も比例して上がる傾向です。
施工管理10年目以降は、実績と知識を武器に、自分が目指す働き方や収入を実現しやすい時期でしょう。
ちなみに、施工管理で年収アップするコツは、ゼネコンの施工管理の平均年収は746万円|年収アップするコツも解説も参考にしてみてください
施工管理からキャリアチェンジも可能
施工管理で経験を積めば、他の仕事にキャリアチェンジも可能です。
現場管理で学んだ調整力やコミュニケーションスキルは、建設関連のみならず幅広い分野で評価されやすいでしょう。
以下の表は、施工管理からキャリアチェンジしやすい職種と概要をまとめたものです。
職種 | 概要 |
---|---|
建築士など設計職 | 現場の実情を反映した実用的な図面の作成や構造設計ができる |
CADオペレーター | 専用ソフトを使い、建築や土木の図面を調整・修正する |
建設会社の営業 | 現場目線の提案を強みに、工事の受注や打ち合わせを担当する |
デベロッパー | マンションや商業施設などの開発計画を立案する |
技術系の公務員 | 道路や公共施設の維持管理を任され、市民の安全や景観を守る |
ビル管理 | 設備の点検や修繕、テナントとのやり取りなど管理・運営をする |
都市再生機構 | 大規模な住宅開発や街づくりプロジェクトを手がける |
建設コンサルタント | 自治体や企業に工事計画を提案し、施工をサポートする |
独立・フリーランス | 人脈と技術を活かして案件を受注し、自分のペースで働く |
こうした職種へシフトすることで、技術やマネジメントの視点を活かしながら新たな環境でキャリアを拓く人もいます。
施工管理から異業種へ転職するコツは、施工管理から転職したい場合のおすすめの異業種7選【転職のコツ】にまとめています。
また、フリーランスの施工管理に興味がある方は、現場監督(施工管理)が独立する3つのメリットを参考にしてみてください。
施工管理は60代以降も働ける
長年の現場経験を積んだベテランの施工管理者は、事故防止や品質向上につながるノウハウが多いため、企業がシニア枠で採用する動きが見られます。
若い管理者の育成役として知識を共有し、現場全体を安定させる存在になりやすいです。
60代以降も施工管理を続けられる理由
例えば、週数日のみの派遣勤務でペースを落としながら継続して働く方もいて、体力的な消耗をおさえながら継続しやすいです。
施工管理はシニア世代でも働きやすい分野でしょう。
50代以降に転職する方法やメリットは、施工管理経験者なら50代でも転職できる|3つの転職活動方法も解説にまとめています。
施工管理のキャリアアップに役立つ資格
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施工管理でキャリアアップしていくには、資格取得が欠かせません。
「施工管理技士」などキャリアアップに不可欠な資格を紹介していくので、参考にしてみてください。
施工管理技士|キャリアアップの必須資格
施工管理技士は建築や土木・造園・管工事など多くの分野があり、工事全体のマネジメント力を証明する国家資格です。
1級施工管理技士の資格を取得すれば、監理技術者として大規模案件を任されやすく、転職や昇進で評価されます。
施工管理技士には以下の7種類あります。
種類 | 対応分野の例 |
---|---|
建築施工管理技士 | 住宅やビルなど建築一般 |
土木施工管理技士 | 道路や橋、トンネルなど土木全般 |
造園施工管理技士 | 公園や緑地の設計や植栽工事 |
管工事施工管理技士 | 配管や空調設備などの施工管理 |
電気工事施工管理技士 | 電気設備や照明工事 |
電気通信工事施工管理技士 | 通信回線や情報設備 |
建設機械施工管理技士 | 重機を活用する工事全般 |
資格手当や責任あるポジションを任されるなど、キャリアアップの材料になります。
各施工管理技士の試験範囲や難易度は、施工管理技士試験の難易度や資格の種類!各試験の難しい順も解説を参考にしてみてください。
施工管理技士を取得する勉強のコツ
試験前の3ヶ月前から勉強を始めるのがおすすめです。
最低でも5年分の過去問題を、3周は解きましょう。
過去問と似ている問題が出題されやすいため、くりかえし過去問を解けば出題パターンをつかめます。
第二次検定の勉強のコツ
自身の実務経験を記載する問題が出るため、書き方も勉強しておきましょう。
通信講座や添削サービスで文章を添削してもらうと効果的です。
また、隙間時間にスマートフォンアプリを活用して勉強するのがおすすめです
通勤中や昼休憩などを利用して、勉強していきましょう。
ちなみに、施工管理技士の勉強におすすめのアプリは、【無料あり】施工管理技士の勉強におすすめのアプリ【合格の7つのコツ】で紹介しています。
施工管理向けのその他のおすすめ資格
施工管理技士以外にも、現場経験を活かしてさまざまな分野へ進む道があります。
資格名 | 概要 |
---|---|
建築士(2級・1級) | 構造や意匠などを考えながら図面を作成する |
技術士 | 土木や電気など高度な分野で、専門性を活かす |
英語系資格 | 海外案件や外資系企業とのコミュニケーションの際に必要 |
労働安全コンサルタント | 労働安全衛生の専門知識を活用して安全管理を指導する |
高圧ガス製造保安責任者 | プラント工事や特殊設備のメンテナンスなどで重宝される |
例えば、設計に興味があるなら建築士、海外の案件に挑戦したいなら英語系資格を取得するなど、自分の興味と将来像に応じて資格取得を検討してみましょう。
複数の資格を組み合わせれば、専門性を高めながらキャリアの幅を広げられます。
施工管理に関連する資格については、以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事
未経験から施工管理に転職する手順5ステップ
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未経験から施工管理に転職して失敗しないためには、以下の5ステップで進むのがコツです。
未経験から施工管理に転職する5ステップ
- キャリアプランを考える
- キャリアプランがわからなかったら派遣の施工管理に転職する
- 研修制度が整っている会社を探す
- 資格取得支援制度がある会社を探す
- 面接でのキャリアプランの答え方を考える
1ステップずつ解説していくので、実践していきましょう。
①キャリアプランを考える
最初に、5年後や10年後の自分の姿を思い浮かべると方向性を定めやすいです。
大規模工事の現場で指揮を執りたいなら1級施工管理技士を狙うなど、資格取得の目標ともリンクさせると良いでしょう。
例
管理職を目指したいなら、現場経験を積んだ後にマネジメントの研修や部署異動を検討する方法もあります。
途中で進みたい道が変わる場合もありますが、ざっくりとゴールをイメージするだけで迷いが減ります。
施工管理の目標設定は、3年目の施工管理(現場監督)の目標の目安【やった方がいい3つのこと】を参考にしてみてください。
②キャリアプランがわからなかったら派遣の施工管理を検討する
もし、キャリアプランをイメージできない場合は、派遣の施工管理に転職するのがおすすめです。
さまざまな派遣先で工事を経験できて、自分の適性を見極めやすいからです。
得意な領域や苦手な分野を早めに知るきっかけになるでしょう。
例
マンションの改修工事の後に公共施設の新築工事へ移った場合、必要な技術や人との連携方法が違うとわかります。
経験の中から、あなた自身がどの分野で力を発揮しやすいか判断しやすくなります。
派遣でも施工管理技士の勉強はできるため、資格を取得しながら多彩な現場を経験すれば、将来の就職や転職活動でアピール材料になるでしょう。
ワット・コンサルティングは施工管理の優良派遣事業者
冒頭でも触れましたが、私たちワット・コンサルティングは施工管理の派遣会社です。
ポイント
ワット・コンサルティングは国内の派遣会社約3万社のうち155社しかない「優良派遣事業者」に認定されています。
優良派遣事業者は、事業の健全性や派遣社員の安定就労など、多くの審査基準をクリアした派遣会社だけが認定されるものです。
「派遣」といっても正社員採用なので、雇用は安定しています。
施工管理のキャリアプランを想像しにくい方は、転職先の候補に入れてみてください。
③研修制度が整っている会社を探す
入社後の研修が十分にある会社に転職すれば、現場への適応力が養われます。
研修が整っていないと、現場で何をすればいいかわからないでしょう。
その結果、すぐに施工管理を辞めてしまい、キャリアの道が閉ざされてしまうかもしれません。
ポイント
未経験から施工管理に転職する場合は、2ヶ月程度の研修があると安心でしょう。
企業のホームページで研修制度についてチェックしてみてください。
研修に力を入れている会社は、ホームページ上でアピールしていることが多いです。
ワット・コンサルティングの研修は60日間で業界トップクラス
私たちワット・コンサルティングでは、施工管理の未経験者さん向けに60日間の研修を実施しています。
新人研修の手厚さは業界トップクラスです。
そのため、未経験から施工管理に転職する方も安心して働けます。
「しっかりと施工管理の基礎を勉強してから働きたい」という方は、ワット・コンサルティングを転職先の候補に入れてみてください。
④資格取得支援制度がある会社を探す
施工管理技士などの資格はキャリアアップに有効なので、資格取得のサポート体制が充実した会社を選びましょう。
例えば、社内で試験対策の研修があれば合格率を高められます。
また、受験費用の補助や資格手当の支給があると、経済面の負担を減らしながら勉強に専念できます。
ポイント
応募する企業のホームページで「資格取得奨励制度」がないかチェックしてみてください。
ワット・コンサルティングでは施工管理技士資格の取得を支援
ワット・コンサルティングでは、Web資格講座やeラーニングなどで、施工管理技士の取得支援を実施しています。
さらに「資格取得奨励金」も用意しているため、資格取得における金銭的な負担も少なくて済みます。
施工管理技士の資格取得に向けたサポート体制が充実しているため、きちんとキャリアアップしていきたい方は転職先として検討してみてください。
⑤面接でのキャリアプランの答え方を考える|例文あり
採用面接では「将来どう成長したいのか」を聞かれるケースがあります。
未経験から施工管理へ挑戦するなら「まず安全面や品質面をしっかり学び、ゆくゆくは1級施工管理技士を取得して、大きな工事を担当したい」と伝えると印象が良いです。
実現のためにどのように努力する予定か加えると、具体性が高まり面接官の印象が良くなります。
例文
未経験ですが、1級施工管理技士の合格を目標に考えています。
まずは現場経験を重ねて1級を目指し、大規模施設の建設を指揮する立場へ進みたいです。
学習面は通信講座を活用し、仕事との両立を図りたいと思っています。
面接官が気になるのは「なぜ施工管理に興味があるのか」と「入社後のキャリアプラン」です。
ある程度のビジョンがあれば、仕事に対する意欲や粘り強さを評価してもらえるでしょう。
未経験から施工管理に転職するときによくある質問
最後に、未経験から施工管理に転職する際に、よくある質問に答えていきます。
施工管理のきついところは?
施工管理の仕事は、残業や休日出勤など忙しいことがあります。
また、協力業者や職人と連携して同時進行で多くの案件を扱うため、頭をフル回転させるシーンも多いです。
よく挙げられる負担例
- 長時間勤務になりやすい現場がある
- 覚えることが多く、マルチタスクに追われる
- 急な工程変更で対応を迫られる
ただし、スケジュール管理を丁寧に進めれば、トラブルを未然に防げて仕事もやりやすいです。
きつい部分を乗り越えた先には大きな達成感があるため、成長意欲の高い人には魅力的な仕事でしょう。
施工管理の仕事がきついと感じたときの対処法は、「施工管理はきつい」の真実!15の理由と対処法を徹底解説にまとめています。
施工管理のやりがいは?
街づくりや施設の建設を支えている実感があり、工事が完了した際の達成感は格別です。
道路や建物が完成した瞬間に、人々の生活を支える手ごたえを感じます。
技術面だけでなく、人と協力して目標を達成する楽しさも味わえます。
やりがいを感じやすいポイント
- 完成時の喜びをチームで共有できる
- 社会貢献を実感しやすい
- 発注者や住民から感謝される機会がある
現場全体をうまくまとめられたときに「自分が関わった工事が成功した」と実感できるため、自信やモチベーションにつながりやすいです。
施工管理のやりがいについては、施工管理のやりがい7選|5つの魅力と仕事の楽しいところも徹底解説も参考にどうぞ。
施工管理に向いている人の特徴は?
施工管理の仕事は、人との連携や現場の変化に対応しながら、作業をコツコツ進める力が問われます。
作業の丁寧さや学ぶ姿勢があれば、スキルが伸びやすいです。
施工管理に向いている人の代表的な特徴は以下のとおりです。
特徴 | 具体的な動き |
---|---|
人とのコミュニケーションが好き | 職人や協力業者とのコミュニケーションにより、スムーズに工事を進める |
仕事が丁寧 | 安全対策や品質チェックにおいて、細かい部分まで見逃さない |
学ぶ姿勢がある | 新しい技術や工具の使い方を積極的に吸収し、工夫する |
リスク管理能力がある | 事故や工程遅れを早めに察知して、事前に手を打つ |
臨機応変な対応力がある | 想定外のトラブルが起きても、現状を見極めて対応する |
スケジュールを管理できる | 複数の工程を見渡し、遅れが出ないよう人員とスケジュールを調整する |
マルチタスク処理能力が高い | 安全・品質・予算など多岐にわたる項目を同時に扱う |
どの項目も後天的に伸ばせる面があるため、未経験でも挑戦を継続すれば次第に力が身につくでしょう。
実務で失敗を恐れず、先輩のアドバイスを素直に吸収する姿勢が大切です。
施工管理の仕事に向いている人の詳細は、施工管理に向いている人の特徴11選|向いてない人の特徴4選も解説にまとめたので、適性診断してみてください。
施工管理に求められる能力は?
施工管理に求められる主な能力は以下のとおりです。
能力 | 内容 |
---|---|
継続力 | 長期プロジェクトでも投げ出さずに進める姿勢 |
危機管理能力 | 事故やトラブルを早めに察知し、対処を考える力 |
問題解決力 | 作業手順や資材の手配で発生した課題をスムーズに解決する力 |
マルチタスク力 | 複数の作業を並行して管理する能力 |
最低限のパソコン操作 | 写真や書類を整理し、報告書をまとめるスキル |
上記を意識しながら働けば、スキルが身につきやすいです。
特に、危機管理や問題解決が必要な場面では、経験を重ねるほど能力が洗練されていくでしょう。
施工管理に必要な能力やスキルは、施工管理者に必要な能力17選|求められる能力やスキルを知って転職しようにまとめています。
派遣の施工管理でもキャリアアップしていける?
派遣でも現場の経験を積めば、年収アップや資格取得などでキャリアを上げていけます。
中には、派遣先の大手企業からスカウトされて、転職していく方もいます。
派遣の施工管理でキャリアアップするポイント
- 施工管理技士をはじめとする資格取得
- 経験を増やして知識を深める
- 大手派遣会社や大規模現場を狙う
派遣が不利になるわけではなく、自分の行動次第で選択肢を増やすことが可能です。
派遣の施工管理でキャリアアップしたい方は、【年収600万円も可能】派遣会社の現場監督・施工管理の給料相場も参考にしてみてください。
施工管理の面接で聞かれることは?
未経験者の面接では意欲やポテンシャルを見られます。
現場に合った人材かどうかを知るために、以下のような質問が多いです。
質問例 | 内容 |
---|---|
自己紹介 | 経歴や性格、アピール点の簡潔な説明 |
転職理由 | 前職との違いや新しい仕事に挑戦したい気持ち |
業界の志望動機 | 建設・土木への興味と今後の目標 |
職種の志望動機 | 施工管理で得たいスキルやキャリアパス |
会社の志望動機 | 企業の特徴を踏まえた共感ポイント |
キャリアプラン | 施工管理技士の取得意欲や成長ビジョン |
逆質問 | 入社後のサポート体制や業務範囲を確認 |
回答では率直な志望動機や将来像を示し、学習意欲があることを伝えると良いでしょう。
目指す姿をはっきり伝えれば、面接官に前向きな印象を与えられます。
面接のコツは以下の記事にまとめたので、面接が不安な方はチェックしてみてください。
まとめ|施工管理のキャリアパスを知って転職しよう
最後にもう一度、施工管理のキャリアパスをまとめておきます。
年数 | キャリアプラン | 年収相場 |
---|---|---|
1年目 | 基礎を覚える現場に馴染む | 300〜350万円 |
2〜3年目 | OJT+施工管理技士の勉強 | 330〜400万円 |
4〜5年目 | 小規模案件の管理 | 380〜500万円 |
6〜7年目 | 1級施工管理技士を取得 | 400〜550万円 |
8〜10年目 | 管理職候補として活躍 | 550〜700万円 |
10年目〜 | キャリアの幅が広がる | 700〜1,000万円 |
施工管理に転職した際のイメージにしてみてください。
施工管理に転職を考える方は、さっそく転職活動を始めてみましょう。
まずは、未経験者向けの求人を見るところから始めればOKです。
くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングでも、未経験から施工管理に転職したい方を募集しています。
ワット・コンサルティングの強み
- 定着率83.2%(業界平均は約70%)
- 未経験者の採用率80%
- 累計1500名の未経験者を育成
- 優良派遣事業者に認定されている
- 社会保険完備+資格取得奨励金あり
転職先の候補に入れてみてください。
あなたの転職やキャリアの参考になれば嬉しいです!