建設業界は終わってる?未来はない?今後10年以降の将来性は問題なし

建設業は終わってる?【結論:終わってないし将来予測は明るい】
考える男性
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建設業って終わってるの?

ネットを見ると良い情報がないみたいだし…

 

就活で建設業界も考えてるけど、終わってるならやめておこうかな…

もし建設業界が終わってないなら、将来性や可能性を知りたい。

こういった疑問や不安に応える記事です。

この記事の内容は下記のとおり。

  • 建設業は終わってる?未来はない?→結論:オワコンどころか今後10年で良くなる予定
  • 建設業の未来予測や将来性→可能性がある業界
  • でも、結局のところ終わってるかどうかは働く会社次第

 

私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。

未経験から施工管理になりたい人を募集しています。

建設業界は悪く言われがちですが、結論、終わっていません。

なぜなら、改善の時代に入ったから。

2020年代は、建設業が大きく変わる時代になると予測されます。

その証拠に法整備や働き方改革が進んでおり、今後はもっと働きやすくなるでしょう。

 

この記事では、建設業が終わってない理由を解説していきます。

就職活動に失敗したくない人は、最後まで読んでみてください!

建設業は終わってる?未来はない?→オワコンどころか今後10年で良くなる予定

建設業は終わってる?【結論:終わってないどころか良くなる予定】

くりかえしですが、建設業は終わってません。

今後も仕事は豊富にあり、労働環境も改善していく予定だからです。

まずは、建設業が終わってない理由を解説していきますね。

 

残業時間の上限ができる【長時間労働の緩和】

考える男性
考える男性
建設業って、残業がヤバいんでしょ?

事実、残業は多いです。

ですが、2024年から残業時間の上限が設けられます。

時間外労働の上限規制 わかりやすい解説

出典:厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署「時間外労働の上限規制 わかりやすい解説

残業の法律が他の業種と同じになります。

2024年以降は過度な残業はできなくなるので、働きやすくなるでしょう。

 

詳しくは、2024年に建設業でも36協定が適用され残業規制【労働時間の上限を解説】にまとめてます。

 

週休2日になる【休みが増えるかも】

考える男性
考える男性
建設業って、週休1日なんでしょ?

事実、週休1日が基本でした。

繁忙期だと休みがないこともありますね。

でも、2024年から週休2日が実施予定です。

国が主導で週休2日に変えていくので、きちんと改革が進む可能性もあるでしょう。

 

週休2日対象工事

出典:国土交通省「建設業の働き方改革の現状と課題

詳しくは、建設業界の週休2日制は2024年から実施予定【でも問題は多い】にまとめてます。

 

待遇が改善していく【社会保険の加入率アップ】

中小の建設業者の中には、社会保険に加入してない事業者もいます。

ですが、こうした待遇の悪さが建設業界の人手不足につながっています。

国が主導で働き方改革を進めており、社会保険の加入率アップが進んでいます。

建設業働き方改革加速化プログラム

出典:国土交通省「建設業働き方改革加速化プログラム

建設業の働き方改革については、2024年目標の建設業界の働き方改革【無理という声もあるがやるしかない】にまとめています。

 

無理な工事がなくなる【激務が緩和】

考える男性
考える男性
建設業って、工事の期間が短いから激務になるんでしょ?

たしかに、激務の現場もありました。

でも、令和2年から「新・担い手三法」という法律が整備され、短い工事期間が禁止されました。

労働者の長時間残業を防ぐためや、週休2日を確保するためです。

結論、激務が緩和されていくでしょう。

 

詳しくは、新担い手三法について改正点をわかりやすく解説にまとめてます。

 

建設業界の未来予測や将来性【可能性がある業界】

建設業の将来予測【終わってると言われがちだけど可能性がある業界】

考える男性
考える男性
建設業が終わってないのは何となくわかったけど、将来性はどうなの?

可能性がある業界なの?

結論、けっこう可能性がある業界です。

具体例で解説しますね。

 

そもそも建設業がなくなることはない

根本論ですが、建設業がなくなることはありません。

人が生きていくためには、建設は絶対必要だからです。

例えば、建設業がなくなった世界はこんな感じになるかと…

  • 道路のひび割れを直す人がいないので、交通事故が頻発
  • 家を建てたくても、建ててくれる人がいない
  • 新しいお店や商業施設ができない

 

なかなか困る世の中ですよね…

人は建設がないと生きていけないので、建設業自体がなくなることは考えにくいです。

 

大型の新築工事はまだまだある

今後も大型の新築工事はまだまだあります。

例えば下記のとおり。

  • 2025年の大阪万博
  • 2027年のリニア新幹線
  • 日本のカジノ開発

 

カジノ建設は、一昔前に話題になりましたよね。

ドバイやマカオのような巨大カジノ施設が日本にできるなら、建設業界の一大プロジェクトです。

まだまだ大型の工事が多いので、仕事は安定しています。

 

リニューアル工事が本格化していく

今まで建ててきた建設物の、リニューアル工事が本格化していく時代です。

代表的で大規模なリニューアル工事は、下記のとおり。

  • 東京メトロ銀座線の全駅のリニューアル
  • 都市再開発
  • マンション大規模修繕工事

 

都市再開発やマンション大規模修繕工事は、東京だけではありません。

全国で大規模なリニューアル工事があるので仕事は豊富です。

ちなみに国土交通省の調査によると、国内の工事の26.6%はリニューアル工事です。

しかも、これからは社会インフラ(道路とかトンネル)に老朽化が深刻になるので、リニューアル工事は増える予定だそうです。

 

平成25年度 建設投資見通し

出典:国土交通省「平成25年度 建設投資見通し

社会資本の老朽化の現状と将来

出典:国土交通省「社会資本の老朽化の現状と将来

「新築住宅の着工は減っている」と言われていますが、その他のリニューアル工事はが多いので仕事は豊富です。

 

地震大国日本では復興工事がある

日本は地震がつきません。

今後も大きな地震が、いつやってくるかもわかりません。

2011年の東日本大震災でも、長く復興工事が続きました。

人々の暮らしをいち早く元通りにするためにも、復興工事は重要。

 

日本である以上、復興工事が必要になるので仕事は多いでしょう。

 

人手不足や高齢化をITで解消【3Kの解消】

建設業界もIT化が進んでいます。

特に注目されているのは、AIを使った建設機械です。

簡単にいうと、人が操縦しなくても工事をしてくれます。

まだまだ開発段階ではありますが、今後はAI建設が進むでしょう。

 

建設業界=3K(きつい・汚い・危険)のイメージがありますが、AIがすべてを払拭してくれるかもしれません。

人間は、建設機械の管理をするだけになるかも…

そうなれば、建設業は3Kではなくなるし、女性や高齢者でも働ける業界になるでしょう。

今のようなイメージではなく、クリエイティブなモノづくりの仕事になるかもしれません。

 

この辺は、ICTが建設業界で進んでます【機械の事例やメリットと課題も解説】にまとめてます。

 

人手不足=給料が上がるかもしれない

AIが進化する前の段階だと、人手不足により給料は上がるかもしれません。

建設業は人手不足が問題視されていますが、人材不足=1人あたりの価値が高い=給料が上がりやすいという意味でもあります。

会社によっては忙しいかもしれませんが、稼ぎたい人には建設業は良いかもしれません。

※もちろんスキルアップしていく前提ですが。

 

外国人労働者が増える

建設労働者の激務を緩和するためにも、外国人労働者の受け入れも進んでいます。

言葉の壁はありますが、AIによる翻訳技術が進めば壁は低くなるかもしれません。

建設企業の海外展開

出典:国土交通省「建設企業の海外展開

この辺は、施工管理が人手不足の3つの理由【ホワイト企業は離職率が高くない】にもまとめてます。

 

日本の建設技術は海外で大きな需要がある

日本の建設会社は、どんどん海外進出しています。

海外から見ると、日本の建設技術は高く信用されているからです。

建設企業の海外展開

建設企業の海外展開

出典:国土交通省「建設企業の海外展開

万が一国内の需要が落ちても、海外にはたくさん仕事があります。

もしかすると今後の建設業は、もっとグローバルなイメージになっていくかもしれません。

 

終わってるかどうかは働く会社次第

建設工事現場

ここで1つ注意点があります。

建設業界は将来性があるといっても、結局のところは働く会社の環境に左右されます。

例えば、激務で離職率が高い会社に就職してしまったら「終わってる」と思うかもしれませんよね。

働く環境が良い会社を探すコツは2つあります。

  1. 働き方改革を進めている会社を選ぶ
  2. 就職前にブラック企業を見極めて避ける

 

具体的なコツを1つずつ解説します。

 

【コツ1】働き方改革を進めている会社を選ぶ

働き方改革を進めている会社は、残業・休日・待遇の改善に取り組んでいるため働きやすい可能性があります。

具体的には、下記のような会社を探してみましょう。

  • ホームページに「働き方改革」の記載がある
  • 求人情報で働き方改革をアピールしている
  • 新聞・雑誌・ネットで働き方改革のインタビューを受けている

 

ようは世の中に向けて「私たちの会社は働き方改革を進めています!」と公言している以上、変なウワサが出ないように気をつけている可能性が高いです。

求人情報だけでなく、ホームページや取材歴を調べて働き方改革をアピールしている会社を探してみてください。

この辺は、建設業界の働き方改革の事例【生産性向上の事例もあり】も参考になると思います。

 

【コツ2】就職前にブラック企業を見極めて避ける

ブラック企業への就職は避けましょう。

心身を壊してしまう恐れがあるから。

具体的には、下記である程度はブラック企業を避けることができます。

  • 定着率が高い会社を選ぶ
  • IT化を進めている会社を選ぶ
  • 就職・転職エージェントを活用する
  • 技術者派遣で働く
  • 公共工事が多い会社を選ぶ
  • 経営事項審査の点数が高い会社を選ぶ
  • マンション大規模修繕の会社で働く
  • 可能なら6月・12月から転職活動を始める
  • 規模の小さい現場がある会社で働く
  • 地方の会社で働く
  • 絶対に譲れない条件を先に決めておく
  • 現場の相談ができる会社を選ぶ
  • 女性や外国人を採用している会社を選ぶ
  • 口コミサイトをチェックする
  • 転職候補の会社で働く人に話を聞く

 

細かいノウハウは、激務じゃないホワイトな施工管理で働く方法17選にまとめています。

施工管理向けの記事ですが、施工管理以外の職種に就職する場合も使えるノウハウです。

また、2024年から始まる働き方改革の中身は、2024年目標の建設業界の働き方改革【無理という声もあるがやるしかない】にまとめています。

 

【ちなみに】ワット・コンサルティングは定着率83.2%

冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングは施工管理の技術者派遣の会社です。

「施工管理」とは「工事の現場監督」のことで、未経験でも就職できます。

参考:施工管理とは?をわかりやすく解説【未経験・資格なしでも大丈夫】

 

技術者派遣とは、技術者派遣会社の正社員で採用されて、他社の現場で働くイメージ。

施工管理の技術者派遣のイメージ図

参考:施工管理の派遣で働くメリットとデメリット【やめとけと言われる理由】

ワット・コンサルティングでは、未経験から施工管理になりたい人を募集しています。

定着率83.2%なので、多くの人が長く働いています。

定着率が高い理由は、研修がしっかりしているから。

 

業界トップクラスの60日間の新人研修があるため、きちんと基礎を学んでから働けます。

これまで1500人以上の未経験者さんを研修・育成してきた実績があります。

  • 基礎をしっかり学んでから働きたい!
  • 働きやすい環境で長く活躍したい!

 

という人には合っていると思います。

詳しくは下記をクリックするとわかるので、就活の参考にしてみてください。

 

まとめ【建設業は終わってるわけじゃない】

まとめ【建設業は終わってるわけじゃない】

この記事をまとめます。

  • 今後も多くの仕事があるので、建設業界は終わってない
  • 残業規制や週休2日など働き方改革も進んでいる
  • 無理な工事が減り激務も減る予測
  • 大型の新築工事やリニューアル工事は多数あるので仕事は豊富
  • IT化が進んでいるので3Kじゃなくなるかも
  • 海外進出が伸びてるので、まだまだ可能性は大きい業界

 

結論、これからはもっと働きやすくなる可能性があるため、興味があればさっそく求人情報を見てみましょう。

具体的な求人を見る方がイメージがわきます。

行動しないと何も始まりませんしね。

前述のとおり、結局のところ働きやすさは会社に左右されます。

将来性のある会社にのっかるのがコツです。

 

くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングでは、未経験から施工管理になりたい人を募集しています。

興味がある人は、情報収集に活用してみてください。

あなたの就活が最良の結果になることを祈っています!

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