
建設業界で働く50代の平均年収はどれくらい?
このまま続けていっても収入は安定するのかな…
年収アップのために、今のうちにできることってあるだろうか?
こういった疑問・不安に応える記事です。
この記事でわかること
- 建設業界全体の50代の平均年収
- 業種別・企業規模別の50代の平均年収
- 50代までに年収を上げる5つの方法
私たちワット・コンサルティングは、施工管理の転職サポートを行う会社です。
この記事では、建設業界で働く50代の平均年収について網羅的に解説しています。
50代までに安定した生活や年収アップを図りたい方は、最後まで読んでみてください。
この記事の監修者
施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。
- 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
- 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
- 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号

目次
建設業界全体の50代の平均年収
厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、建設業界全体の50代の平均年収は699万円です。
全業界の50代の平均年収は602万円なので、建設業界の平均年収は高いといえます。
参考:厚生労働省|賃金構造基本統計調査より計算
業種別50代の平均年収
50代の業種別の平均年収を、下表にまとめました。
業種 | 50代の平均年収 |
---|---|
土木の現場監督 | 715万円 |
土木作業員 | 465万円 |
建築士 | 784万円 |
測量技術者 | 583万円 |
掘削・発破工 | 559万円 |
クレーン・ウインチ運転従事者 | 637万円 |
その他の定置・建設機械運転従事者 | 473万円 |
大工 | 558万円 |
とび職 | 557万円 |
左官 | 525万円 |
各業種の年収について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
参考記事
建設業における企業規模別の50代の平均年収
続いて、企業規模別の50代の平均年収を、下表にまとめました。
企業規模 | 50代の平均年収 |
---|---|
1000人以上 | 1,080万円 |
100~999人以上 | 725万円 |
10~99人 | 545万円 |
ゼネコンなど大企業は給与が高い傾向にあります。
中小企業に勤めている人は、大手に転職することで年収アップしやすくなります。
【参考】50代以外の年代別の年収
建設業での50代以外の年収についても、下表にまとめてみました。
年代 | 平均年収 |
---|---|
10代 | 277万円 |
20代 | 411万円 |
30代 | 545万円 |
40代 | 608万円 |
60代 | 501万円 |
70代 | 379万円 |
年功序列型が根強い日本では、年齢とともに収入が上がり定年退職を迎える60代頃から下降し始めます。
50代までに年収を上げる5つの方法


50代の平均年収はわかったけど、上げる方法ってないの?
結論、以下の方法があります。
年収を上げる方法
- 正規雇用を目指す
- 専門性を身につける
- 資格を取得する
- 転職する
- 独立を検討する
1つずつ解説します。
正規雇用を目指す
現在、非正規雇用で働いている人は、正規雇用を目指しましょう。
50代の場合の正規雇用と非正規雇用の年収の違いは、以下のとおりです。
50代の年収
- 正規雇用:710万円
- 非正規雇用:430万円
参考:厚生労働省|令和5年賃金構造基本統計調査より計算
このように約280万円の差があります。
他にも、福利厚生や待遇の面でも変わってきます。
そのため、年収を上げるなら正規雇用を視野に入れておきましょう。
専門性を身につける
専門性を身につけると、年収が上がる傾向です。
身につけるべき専門性の例
- 最先端技術の学習
- 環境への取り組み
- 災害に応じた設計手法
- 海外へ向けての英語学習
- 若手社員への専門的な指導
これらのスキルを身につけておくと、企業として貴重な人材となり、昇給も期待できるでしょう。
資格を取得する
資格取得のための勉強をしましょう。
例えば、以下の資格がおすすめです。
年収アップが期待できる資格
- 1級建築士
- 1級土木施工管理技士
- 1級建築施工管理技士
- 技術士
- 建築設備士
これらの資格は、汎用性が高く多くの企業で重宝される資格です。
また、収入が上がるだけではなく、業務の幅が広がるので会社としても手放せない人材になるでしょう。
各資格の詳しい受験資格や難易度については、以下の記事にまとめているので、参考にしてみてください。
参考記事
転職する
より待遇の良い企業へ転職するのも、年収アップする方法です。
具体的に、給与や福利厚生など今の会社より良いか比較してみましょう。

優良企業は、どうやって調べたらいい?
例えば、以下の方法があります。
優良企業へ転職するコツ
- 知り合いに聞いてみる
- 求人情報の内容を見てみる
- ネットの口コミを見てみる
- 企業のホームページを見てみる
- 四季報といった書籍を参考にする
転職に失敗しないためにも、これらを活用してみましょう。
なお、ワット・コンサルティングでは、施工管理経験者向けの転職サポートを行っています。
紹介している求人の一例
- 休日が多い
- 残業が少ない
- 年収アップが期待できる
無料で求人を確認できるので、情報収集に活用してみてください。
独立を検討する
50代までにスキルや経験が備わっている場合は、独立して年収アップする人もいます。
独立するメリット
- 売上が高ければ年収が上がる
- 仕事の自由度が高い
- 広い分野の工事を経験できる
- 社内の複雑な人間関係に悩まされない
一方で、注意する点もあります。
独立の注意点
- 確定申告が必要
- 収入が不安定になる
- 営業力・交渉力が必要
- 十分なスキルがないと通用しない
なお、独立について詳しく知りたい方は、以下の記事にまとめているので参考にどうぞ。
施工管理の年収を上げる方法

今の仕事は好きだし、できれば職種は変えたくないんだよね。
施工管理で年収を上げるには、どうしたらいいのだろう?
施工管理で年収を上げる方法には、以下があります。
年収を上げる方法
- 高い役職に就く
- 大手企業に勤務する
- 勤務地が都市部や海外
- 大規模な現場を担当する
- 1級の施工管理技士の資格を取得する
なお、詳しい内容は以下にまとめているので、参考にしてみてください。
今後の建設業の年収は上がる可能性が高い

建設業に将来性ってあるの?
50代になっても安定して稼げるのかな…
未来のことは誰にもわかりませんが、建設業の年収は上がる可能性があります。
年収が上がる可能性
- 働き方改革による賃金の見直しが考えられるから
- インフラ整備を扱う仕事が多く需要の高い仕事だから
- ベテラン社員の定年退職による人手の確保が急務だから
必要な仕事であるからこそ、企業は待遇を良くしてでも人材を確保したいと考えています。
そのため、今後は年収が上がる可能性があるでしょう。
まとめ|50代になっても年収アップはできる
建設業界は50代になっても、年収アップできる可能性があります。
この記事で解説した年収アップの方法も参考にして、実践してみてください。
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紹介している求人の一例
- 休日が多い
- 残業が少ない
- 年収アップが期待できる
優良求人も多いため、転職を考える人は情報収集に活用してみてください。
あなたの今後のキャリアの参考になれば幸いです。