施工管理の4大管理や5大管理とは|仕事に必要な9つのスキルも紹介

施工管理の4大管理とは【5大管理もアリ。激務×ブラックを避けるコツ】
考える男性
考える男性
施工管理の4大管理の内容を知りたいな。
未経験で施工管理に転職を考えているけど、仕事内容をイメージできない…
施工管理の仕事の全体像を知りたい。

こういった疑問や不安に応える記事です。

この記事でわかること

  • 施工管理の4大管理の仕事内容
  • 環境管理を加えた施工管理の5大管理とは
  • 施工管理の4大管理・5大管理に必要な9つのスキル

私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。

未経験から施工管理に就職・転職したい人を募集しています。

施工管理の4大管理とは、以下の4つの仕事のことです。

施工管理の4大管理とは

  1. 品質管理:図面どおりに建設物を造ること
  2. 原価管理:会社が儲かるようにやりくりすること
  3. 工程管理:工事のスケジュール調整
  4. 安全管理:現場作業員さんの安全を守る

また、最近では「5大管理」として「環境管理」も加わっています。

施工管理の仕事の全体像も解説するので、転職の参考にしてみてください。

さらに、施工管理の4大管理・5大管理に必要なスキルも紹介します。

未経験から施工管理への転職に失敗したくない人は、最後まで読んでみてください!

この記事の監修者

株式会社ワット・コンサルティング

施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。

  • 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
  • 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
  • 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号

目次

施工管理の4大管理とは【基本的な仕事内容】

施工管理の4大管理とは、以下の4つのことです。

施工管理の4大管理とは

  1. 品質管理:図面どおりに建設物を造ること
  2. 原価管理:利益が出るようにやりくりすること
  3. 工程管理:工事のスケジュール調整
  4. 安全管理:現場作業員さんの安全を守る

それぞれの意味を解説します。

①品質管理|図面どおりに建設物を造ること

品質管理とは「図面通りに建設物を造ること」です。

建設物を造るときは、以下のような役割分担があります。

役割分担

  • 図面を書く人:建築士・設計士
  • 建設物を造る人:施工管理

建築士や設計士の図面でお客様の契約をいただいている以上、施工管理者が勝手に図面と違う建設物を造ることはできません。

図面を忠実に再現し、顧客満足度を高めるのが品質管理の仕事です。

また、建設物の品質を保証するために、以下の業務を行います。

品質管理の仕事内容

  • 搬入された資材のチェック
  • 試験の記録を残す
  • 工事の途中を写真に記録していく

品質管理には以下のスキルが求められます。

品質管理に求められるスキル

  • 危険予測能力
  • コミュニケーションスキル

品質管理の詳細は、施工管理の品質管理とは【未経験者さん目線でわかりやすく解説します】にまとめたので、参考にしてみてください。

②原価管理|利益が出るようにやりくりすること

原価管理とは、会社に利益が出るようにやりくりしながら工事を進めることです。

例えば、以下のようにコスト高で工事してしまうと、会社の利益が減ってしまいます。

コスト高な工事

  • ムダな工事
  • ムダな重機
  • 過剰な人材

こうしたムダを省き、もっとも低コストで高品質な建設物を目指す仕事が原価管理です。

原価管理の仕事内容は以下のとおりです。

原価管理の仕事内容

  • まずは工事の目標利益を決める
  • 目標利益が出るように工事のスケジュールを決める
  • 工事を進めながら利益を維持する
  • 追加費用などで利益が減りそうなら会社と相談する
  • 最終的な利益を高めていく

そして、原価管理に求められるスキルは以下のとおりです。

原価管理に求められるスキル

  • 経理スキル
  • コミュニケーションスキル(外注業者の交渉や作業員への説明)
  • 逆算する力(効率的な工事スケジュールを作るため)
  • 冷静さ(予定とズレたときの対応)
  • マネジメント力(利益が出るように管理するため)

施工管理の原価管理の詳細は、施工管理の原価管理とは【具体的なやり方や必要な5つのスキルも解説】にまとめています。

③工程管理|工事のスケジュール管理

工程管理とは、工事のスケジュール管理の仕事です。

建設物の完成期限は絶対なので、期限内に完成できるようにスケジュールを調整します。

もちろん工事が始まる前にスケジュールは組むのですが、以下のような理由でスケジュールがズレることがあります。

スケジュールがズレるケース

  • 天気が悪くて外の工事ができない
  • 工事のやり直し箇所が発生
  • 思わぬものが地中に埋まっていて工事がストップする

こうしたスケジュールのズレを修正しつつ、期限内に完成を目指すのが工程管理です。

工程管理は以下の手順で行います。

工程管理の手順

  1. P(Plan):計画を立てる
  2. D(Do):工事を実施する
  3. C(Check):進捗を確認する
  4. A(Action):スケジュールを修正する

以下のような「工程管理表」を使って、作業を進めていきます。

そして、工程管理に求められるスキルは以下のとおりです。

工程管理に求められるスキル

  • 逆算して考えるスキル
  • 臨機応変に対応するスキル
  • 冷静に考えるスキル
  • コミュニケーションスキル

工程管理の詳細は、施工管理の工程管理とは【あなたが工程管理に向いてるかも診断できる】にまとめたので、参考にしてみてください。

④安全管理|現場作業員さんの安全を守る

安全管理とは、現場作業員さんたちの安全を守る仕事です。

工事現場は常に危険が潜んでいます。

工事現場に潜む危険の例

  • 高所での作業
  • 高所から物が落下してくる
  • 足を滑らせてケガをする

こうした危険を予測して、事故を未然に防ぐ対策をとるのが安全管理です。

具体的には以下の安全管理を行います。

安全管理の種類

  • 工事現場の安全管理
  • 機材・重機の安全管理
  • 人の安全管理
  • 季節・天候の安全管理
  • 工事の進行の安全管理
  • 工事現場のルール作りによる安全管理

そして、安全管理に求められるスキルは以下のとおりです。

安全管理に求められるスキル

  • 危険予測能力
  • 問題解決能力
  • コミュニケーションスキル

安全管理については、施工管理の安全管理とは現場の事故を防ぐこと【4つの安全管理がある】に詳しくまとめています。

施工管理の5大管理とは【環境管理を加えたQCDSE】
考える男性
考える男性
ググったら「5大管理」っていうのも出てきたよ。

5つ目は何なの?

近年は4大管理→5大管理と言われるようになりました。

結論、5つ目は「環境管理」です。

5大管理の頭文字をとって「QCDSE」とも言われています。

  • Q(Quality):品質管理
  • C(Cost):原価管理
  • D(Delivery):工程管理
  • S(Safety):安全管理
  • E(Environment):環境管理

環境管理とは、具体的に下記の3つの環境を守ることです。

  1. 自然環境:自然破壊をしないように工事を進める
  2. 周辺環境:周辺住民に迷惑をかけない工事をする
  3. 職場環境:現場の作業員が働きやすい環境を作る

それでは、3つの環境管理を1つずつ解説していきます。

①自然環境

工事をするときは、自然破壊をしないように配慮が必要です。

何の配慮もなく工事を進めてしまうと、下記のような自然破壊につながる恐れがあります。

  • 地盤沈下
  • 汚水の流出
  • 森林伐採
  • 産業廃棄物の投棄

自然環境を壊さないように工事する必要があり、下記のような法律にのっとって工事を進めます。

  • 水質汚濁防止法
  • 大気汚染防止法
  • 土壌汚染防止法

自然環境に配慮した施工管理の方法は、「ビオトープ管理士」などの資格でも勉強できます。

参考:ビオトープ管理士の試験の難易度【勉強方法はひたすら過去問でOK】

②周辺環境

工事現場の周辺に配慮した工事を進めることも大切です。

例えば工事現場の周辺住民に、下記のような危害を加えるのは問題ですよね。

  • 騒音
  • 振動
  • 粉塵
  • 悪臭
  • 排気ガス

周辺住民に迷惑をかけないように、下記のような対策をとる必要があります。

  • 騒音や粉塵は、工事現場に壁やシートをかけて防ぐ
  • 周辺住民宅に工事を周知するポスティングをする
  • 騒音が大きくなる場合は周辺住民に挨拶回りをする
  • 外壁塗装工事では、周辺の車にビニールをかける

周辺環境を守るために、下記のような法律を守って工事を進めます。

  • 騒音規制法
  • 振動規制法
  • 悪臭防止法

③職場環境

現場で働く作業員さんたちが、安全に気持ちよく働ける環境づくりも大切です。

  • 事故が起きないように対策する
  • 熱中症にならないような対策をとる
  • 過重労働にならないように注意する

前述の「安全管理」とも共通する部分があります。

参考:施工管理の安全管理とは現場の事故を防ぐこと【4つの安全管理がある】

職場環境を守るために、下記のような法律に沿って工事を進める必要があります。

  • 労働基準法
  • 労働者派遣法
  • 労働安全衛生法

施工管理の環境管理を学ぶ資格【施工管理技士】

上記のとおりで、環境管理には各種法律も学ぶ必要があります。

環境管理に関する法律は、「施工管理技士」という資格を勉強するとわかります。

施工管理技士は「施工管理の国家資格」であり、施工管理で働く人はいずれ取得したい資格です。

※実務経験がないと受験できないので、未経験者さんは今は考えなくてOK。

施工管理技士の詳細は、施工管理技士の資格の種類や試験の難易度【各試験の難易度順も解説】にまとめています。

6大管理との違い

6大管理との違いは、5大管理に「労務管理」という項目が加えられている点です。

労務管理とは、作業員の健康や人員配置を適切に行うための管理を指します。

労務管理の主な取り組み

  • 適切な人員配置
  • 労働時間の管理
  • 作業員の健康管理

5大管理は工事の運営を重視している一方で、6大管理は作業員に特化している点が特徴です。

考える男性
考える男性

5大管理以外に施工管理の仕事はあるの?

他にも以下のような仕事があります。

5大管理以外の施工管理の仕事内容

  • 行政への申請書類の作成
  • 設計など事務作業
  • 近隣への挨拶
  • 現場の清掃
  • その他トラブル対応や緊急対応など

施工管理の仕事内容の全体像は、施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説を参考にしてみてください。

考える男性
考える男性

施工管理の4大管理や5大管理の仕事をするには、どんなスキルが必要なの?

結論、以下のようなスキルが必要です。

施工管理に必要なスキル

  1. リーダーシップ
  2. 危機予測能力
  3. スケジュール管理能力
  4. コミュニケーションスキル
  5. マネジメントスキル
  6. 問題解決能力
  7. マルチタスク処理能力
  8. 経理スキル
  9. 最低限のパソコンスキル

もちろん、最初からすべてのスキルは不要です。

まずは未経験から転職して、少しずつスキルを身につけていきましょう。

今後のスキルアップのイメージにしてみてください。

1つずつ解説していきます。

参考記事

施工管理に求められるスキルの詳細は、施工管理者に必要な能力17選|求められる能力やスキルを知って転職しようにまとめたので参考にどうぞ。

リーダーシップ

施工管理にはリーダーシップが求められます。

リーダーとして、工事現場をまとめ上げる仕事だからです。

施工管理のリーダーシップの例

  • 現場の職人さんに指示を出す
  • 工事の流れを管理する
  • 工事の流れを決める

学生時代や前職で、リーダーシップを発揮した経験がある人は、施工管理でも活躍できる可能性があります。

危機予測能力

危険予測能力は主に「安全管理」で必要です。

現場で事故が起きないように対策するのが施工管理の仕事です。

具体的には、以下のようなチェックを行います。

安全管理の例

  • 落下の危険性がある場所がないか
  • 足元が滑りやすい場所はないか
  • 作業員さんのヘルメットのあごひもが締められているか

例えば「自動車の運転中」などに、危険に対して敏感な人は、施工管理の仕事がフィットする可能性があるでしょう。

スケジュール管理能力

スケジュール管理能力は「工程管理」で発揮されます。

工事が期限内に完了するように、スケジュールを調整する必要があります。

工程管理の例

  • 工事のスケジュールを決める
  • 工事に遅れを発見する
  • 遅れを解消するためにスケジュールを再調整する

普段から逆算する習慣があり、期限内に物事を終わらせることが多い人は、施工管理がおすすめです。

コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルは、施工管理のあらゆる業務で役立ちます。

施工管理がコミュニケーションを発揮するシーン

  • 職人さんと打ち合わせをするとき
  • お客様に説明やプレゼンをするとき
  • 関連会社と打ち合わせや交渉するとき

接客や営業職など、コミュニケーション系の仕事をしてきた人は、施工管理でもやっていける可能性があるでしょう。

施工管理に必要なコミュニケーションスキルについては、施工管理が職人さんとうまくコミュニケーションを取る13のコツ!人間関係を良好にも参考にしてみてください。

マネジメントスキル

施工管理は工事現場を管理する仕事なので、マネジメントスキルも求められます。

施工管理に必要なマネジメントスキル

  • プロジェクト管理能力
  • スケジュール管理能力
  • 的確に指示を出す能力
  • コミュニケーション能力
  • リーダーシップ

小さいチームでも良いので、マネジメントの経験がある人は、施工管理の仕事も始めやすいでしょう。

施工管理に求められるマネジメントスキルの詳細は、施工管理に必要な5つのマネジメントスキル|身につける方法も解説にまとめています。

問題解決能力

工事現場ではさまざまな問題が発生するので、問題解決能力も必要です。

工事現場で発生する問題の例

  • 天候不良で工事が遅れる
  • 現場で事故が起きる
  • 連携ミスで手戻り作業が発生する
  • 工事の利益率が減ってしまう

4大管理・5大管理では、こうした問題に対処していきます。

学生時代や前職で問題を解決した経験がある人は、施工管理も検討してみてください。

マルチタスク処理能力

マルチタスク処理能力も施工管理には必要です。

同時進行で業務を進めるシーンが多いからです。

施工管理のマルチタスクの例

職人さんに指示を出しながら、電話対応しつつ、現場を巡回する。

事務職などマルチタスクの経験がある人は、施工管理でも活躍できる可能性があります。

経理スキル

先ほど紹介した「原価管理」は、利益が出るように工事のお金を管理する仕事なので、ある程度の経理スキルが求められます。

ポイント

まずは未経験で施工管理に転職して、仕事をしながら経理スキルを身につけていけばOKです。

数字に強かったり、経理や簿記の経験がある人は、特に施工管理がおすすめです。

最低限のパソコンスキル

事務所でパソコン作業をする時間もあるため、最低限のパソコンスキルが求められます。

求められるパソコンスキルの例

  • インターネット検索できる
  • 基礎的なワード・エクセルの操作ができる
  • 画像データをファイル等で管理できる

施工管理がパソコンを使うシーンの例

  • 役所に提出する書類をワードで作成する
  • 工事の内容をエクセルで管理する
  • 工事写真をファイルに入れて管理する

また、施工管理に転職後は「CAD」といわれる設計ソフトの使い方も覚えていきましょう。

現場で必要な「施工図」という図面を、CADで作成することがあるからです。

CADについては、施工管理もCADを勉強した方がいい【無料で勉強する方法も解説】を参考にしてみてください。

施工管理の平均年収やキャリア

ここでは、施工管理の平均年収やキャリアについて解説します。

施工管理の平均年収やキャリア

  • 年代別の平均年収
  • 未経験から目指せるキャリアステップ
  • 資格取得によるキャリアアップの可能性

施工管理は経験やスキル、資格によって年収アップが見込める仕事です。

未経験からスタートしてどのようにキャリアを築いていくのか、具体的なステップや年収の目安を見ていきましょう。

年代別の平均年収

施工管理の平均年収は、年代が上がるにつれて高くなる傾向があります。

年代平均年収
20代449万円
30代673万円
40代793万円
50代870万円
60代608万円

参考:厚生労働省|賃金構造基本統計調査

50代までは上昇し続けているのがわかります。

経験を積むことで任される仕事の規模が大きくなり、役職が上がることで年収も上がります。

未経験から目指せるキャリアステップ

未経験から施工管理に転職した場合、まずは先輩のアシスタントとして現場の基礎を学びます。

写真撮影や書類作成などを通じて、仕事の流れを覚える流れが一般的です。

期間の目安主な業務・目標
1〜3年目先輩の補助業務、施工管理技士の資格取得
4〜10年目主任技術者として小〜中規模の現場を担当
10年目以降監理技術者として大規模案件を担当

覚えることが多く大変かもしれませんが、数年の実務経験を積むことで、小規模な現場の責任者を任されるようになります。

未経験からでも着実にステップアップしていけるでしょう。

参考記事:未経験者向け!施工管理の10年後のキャリアプラン|面接の例文も紹介

資格取得によるキャリアアップの可能性

資格取得は、施工管理としてキャリアアップする上で役立ちます。

資格取得のメリット

  • 担当できる工事の規模が大きくなる
  • 主任技術者や監理技術者になれる
  • 資格手当が支給され年収が上がる
  • 転職の際に有利になる

特に「施工管理技士」「技術士」のような国家資格を取得すると、自身のスキルを客観的に証明できます。

資格概要
施工管理技士建設工事の現場において、施工計画の作成や工程管理、安全管理などを適正に行うための技術を認定する資格
技術士科学技術に関する高度な専門知識と豊富な実務経験をもつ「技術のスペシャリスト」であることを証明する資格

こうした国家資格を活用して自身のスキルを証明することで、企業からの評価が高まり昇進や昇給につながります。

あなたが施工管理でやっていけるか適職診断
考える男性
考える男性
施工管理の仕事内容は何となくわかったけど、自分にやっていけるか不安…

という人は、施工管理の適職診断をやってみましょう。

施工管理に向いてる人の特徴30選【未経験で就職する方法も解説】で適職診断できます。

30個の項目があるので、10個以上にあてはまれば施工管理でやっていけると思います。

転職活動を始める前にやっておくと無難です。

施工管理の仕事で得られるやりがい

施工管理に転職すると、以下のようなやりがいが得られます。

施工管理のやりがい

  • 建造物が完成したときの達成感
  • 自分の仕事が地図に残り続ける誇り
  • 多くの専門家と協力する一体感
  • 顧客から直接感謝される喜び

モノづくりを通して社会に貢献できることは大きなやりがいです。

多くの困難を乗り越えて完成した建設物を見たときの感動は、他の仕事ではなかなか味わえません。

この大きな達成感は、施工管理ならではの魅力です。

参考記事:施工管理のやりがい7選|5つの魅力と仕事の楽しいところも徹底解説

未経験から施工管理に転職した先輩社員の声

私たちワット・コンサルティングの先輩社員の声も、施工管理のやりがいを知る上で参考になります。

未経験から施工管理に転職したH.Fさんですが、転職前は「未経験の業界でやっていけるのか?」という不安を抱えていました。

ポイント

しかし、一緒に働く上司や職人さんから「お前は頑張ってるな」と自身の成長や働きを認めてもらえたときは、心にぐっと来るものがあったそうです。

このように、1つのモノを一緒に作り上げていく喜びが施工管理のやりがいです。

参考記事:研修期間中に、分からないことを質問しまくるべし! 良い質問の方法を掴んでおくと、現場で役に立ちます。

【ちなみに】施工管理のきついところも知っておこう

考える男性
考える男性
でも、施工管理ってキツい仕事なんでしょ?

僕にやっていけるかな…?

こちらも先にきついところを知っておきましょう。

きついところをわかった上で転職すると、失敗が少ないです。

施工管理のきついところは、施工管理(現場監督)のきついところ15選【きつくない働き方も解説】にまとめているので参考にどうぞ。

未経験から施工管理への転職に失敗しないコツ
考える男性
考える男性
でも、未経験から施工管理に転職するのは、やっぱり不安だな…

転職の失敗を防ぐコツはある?

結論、以下の方法を実践すると転職の失敗を避けやすくなります。

未経験から施工管理への転職に失敗しないコツ

  • 未経験者歓迎の求人を探す
  • 研修制度や資格取得支援が充実した会社を選ぶ

未経験者の場合、自身を一からしっかり育ててくれる会社を選ぶことが大切です。

転職で失敗したくない方は、参考にしてみてください。

参考記事:施工管理は未経験でも転職できる【研修がしっかりしてる会社を選ぶ】

未経験者歓迎の求人を探す

未経験から施工管理を目指す場合、未経験者歓迎の求人を探すのがおすすめです。

未経験者の採用を前提としている企業は、受け入れ態勢や教育のノウハウが整っている場合が多いからです。

ポイント

例えば、求人情報に「学歴不問」「第二新卒歓迎」といった記載がある場合、応募のハードルは低いといえます。

未経験からの転職では、自身をしっかり育ててくれる環境の会社を見つけることが重要です。

研修制度や資格取得支援が充実した会社を選ぶ

専門知識が求められる施工管理の仕事では、入社後のサポート体制がキャリアの成功を大きく左右します。

確認したい制度の例

  • 入社後の研修期間や内容
  • 資格手当の金額
  • 資格取得のための勉強会
  • 受験費用の補助や合格祝い金

求人情報や会社の採用ページで、具体的なサポート内容を確認するのがおすすめです。

面接の際に質問してみるのも良いでしょう。

教育体制が手厚い会社は、社員の成長を長期的に考えてくれる優良な企業である可能性が高いです。

最低でも、2ヶ月は新人研修がある会社を選ぶと安心です。

私たちワット・コンサルティングの新人研修は業界トップクラス

冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングでは、未経験で施工管理に就職・転職したい人を募集しています。

業界トップクラスの60日間の新人研修があるため、

考える男性
考える男性

しっかりと基礎を勉強してから働きたい。

という人に合っています。

他にも、ワット・コンサルティングの強みは以下のとおりです。

ワット・コンサルティングの強み

  • 定着率83.2%(業界平均は約70%)
  • 未経験者の採用率80%
  • 累計1500名の未経験者を育成
  • 社会保険完備+資格取得奨励金あり
  • 優良派遣事業者に認定されている(派遣会社のうちわずか0.2%)

転職先の候補に入れてみてください。

激務でブラックな会社を避ける3つの方法

考える男性
考える男性
でも、施工管理って激務でブラックなイメージがある…

激務でブラックな会社を避けるにはどうしたらいいの?

コツは下記などです。

  • 定着率が高い会社を選ぶ
  • IT化を進めている会社を選ぶ
  • 転職エージェントを活用する
  • 施工管理の技術者派遣で働く
  • 公共工事が多い会社を選ぶ
  • 経営事項審査の点数が高い会社を選ぶ
  • マンション大規模修繕の施工管理で働く
  • 可能なら6月・12月から転職活動を始める
  • 規模の小さい現場がある会社で働く
  • 地方の会社で働く
  • 絶対に譲れない条件を先に決めておく
  • 現場の相談ができる会社を選ぶ
  • 女性や外国人を採用している会社を選ぶ

100%ではありませんが、これらの方法で激務でブラックな会社を避けられる確率が上がります。

詳しい方法は、施工管理で激務なブラックではなくホワイトな環境で働く方法17選にまとめたので参考にどうぞ。

まとめ【施工管理の仕事は4大管理や5大管理がある】

最後にもう一度、施工管理の5大管理をまとめておきます。※4大管理を含む。

  1. 品質管理:図面どおりに建設物を造る
  2. 原価管理:会社に儲けが出るようにやりくりする
  3. 工程管理:工事のスケジュール調整
  4. 安全管理:作業員さんの安全を守る
  5. 環境管理:自然・周辺・作業員さんたちの環境への配慮

未経験から施工管理への転職を考えているなら、さっそく情報収集を始めましょう。

行動しないと何も始まらないので。

未経験で施工管理に転職できるのは30代前半までなので、「明日でいいや」と後回しにすると転職できなくなってしまいます。

「う~ん」と考えてもいいですが、行動しながら考える方がはるかに効率的かと。

まずは、未経験者向けの求人情報を収集してみましょう。

未経験の転職に失敗しないコツは、研修で会社を選ぶこと。

最低でも2ヶ月以上の新人研修がある会社を選ぶと、基礎がわかるのでスムーズに現場に入っていけます。

転職に失敗しないコツは、施工管理は未経験でも転職できる【研修がしっかりしてる会社を選ぶ】をどうぞ。

くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングでは、未経験で施工管理に就職・転職したい人を募集しています。

就職・転職の情報収集に活用してみてください。

さっそく今日から求人情報を収集してみてください!

関連記事

  1. 施工管理もCADを勉強した方がいい【無料で勉強する方法も解説】

    施工管理もCADを勉強した方がいい|無料で勉強する方法も解説

  2. 高卒でも土木で年収は上がる?年収1000万円を狙うキャリアプラン

    高卒でも土木で年収は上がる?年収1000万円を狙うキャリアプラン

  3. 施工管理(現場監督)が副業する5つのデメリット【おすすめの副業5選も紹介】

    施工管理(現場監督)が副業する5つのデメリット|おすすめの副業5選も紹介

  4. 現場監督(施工管理)の便利グッズ16選【未来の便利な道具も予測】

    現場監督(施工管理)の便利グッズ16選【未来の便利な道具も予測】

  5. リノベーション施工管理のリアル|やりがいやきつい点、年収などを紹介

    リノベーション施工管理のリアル|やりがいやきつい点、年収などを紹介

  6. 施工管理が早く帰る4つのコツ【残業が減っても年収を減らさない方法】

    施工管理が早く帰る4つのコツ|残業が減っても年収を減らさない方法

定着率83.2%の施工管理求人を見る
施工管理の優良求人を見る
  1. 【完全解説】施工管理の仕事内容をわかりやすく解説!会社選びのコツも紹介

    【完全解説】施工管理の仕事内容をわかりやすく解説…

  2. 施工管理とは?をわかりやすく解説【ようは監督です】

    施工管理が転職で失敗しない3つのコツ|進め方5ステ…

  3. 未経験から施工管理に転職するコツ

    未経験でも施工管理に転職できる!転職に失敗しない9…

  4. 現場監督

    派遣の施工管理はやめとけと言われる14の理由|19の…

  5. 施工管理

    施工管理で激務なブラックではなくホワイトな環境で…

施工管理に役立つメルマガ
建設業界×ミドル層の転職サイト
建築設備のおすすめサイト