せっかくここまでやってきたのに、ホントに辞めていいのかな…?
辞めて後悔してる人は、どんなことに後悔してるの?
現場監督を辞めても後悔しないコツを知りたいな。
そもそも僕は現場監督を辞めていいのかなぁ…?
甘えじゃないかなぁ…?
こういった疑問や不安に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 現場監督を辞めてよかったこと
- 現場監督を辞めて後悔するかもしれないこと
- 現場監督を辞めても後悔しないコツ
- 現場監督を辞めた後におすすめの転職先
- 現場監督を辞めていいか判断基準
- 現場監督を辞める手順
私たちワット・コンサルティングは、現場監督の転職サポートを行う会社です。
結論、現場監督を辞めて後悔する人がいるので注意してください。
辞めるのはいいですが、後悔するのはよくないですよね。
この記事では、現場監督を辞めて後悔するかもしれないことをまとめました。
辞めて後悔しないコツも解説するので、きちんと準備してから退職を検討しましょう。
あなたが未来に向かって進んでいくためにも、最後まで読んでみてください!
この記事の監修者
施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。
- 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
- 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
- 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号
目次
- 1 現場監督を辞める人がいるのは事実
- 2 現場監督(施工管理)を辞めてよかったこと3選
- 3 現場監督を辞めて後悔するかもしれないこと10選
- 4 現場監督を辞めても後悔しないコツ【辞めたい理由を明確に】
- 4.1 【理由1】会社がイヤで辞めたい→他の会社の現場監督に転職
- 4.2 【理由2】残業が多くて辞めたい→異動or他の会社の現場監督に転職
- 4.3 【理由3】休みが少なくて辞めたい→異動or他の会社の現場監督に転職
- 4.4 【理由4】給料が少なくて辞めたい→他の会社の現場監督に転職
- 4.5 【理由5】今の現場がイヤで辞めたい→異動or他の会社の現場監督に転職
- 4.6 【理由6】人間関係がイヤで辞めたい→異動or他の会社の現場監督に転職
- 4.7 【理由7】現場監督自体がイヤで辞めたい→他の仕事に転職
- 4.8 現場監督以外でおすすめの転職先
- 4.9 【注意】勢い・感情的に退職しない
- 4.10 本当に辞めるしかないのか冷静に考える
- 4.11 SNSに影響されすぎていないか注意
- 4.12 冷静に今後の人生設計を考えてみよう
- 4.13 辞めて困ることを整理しよう【収入・家族・人間関係など】
- 4.14 今の会社の人と人間関係は悪くならないか?【円満退職を目指そう】
- 4.15 希望の仕事に転職できるかチェックする
- 4.16 転職活動を進めながら考える
- 4.17 辞めてから転職活動するなら生活費3ヶ月分以上の貯金を準備する
- 4.18 できれば転職先を決めておく
- 4.19 迷ったら第三者に相談する
- 4.20 どうしても不安ならまた現場監督に戻るのもアリ
- 4.21 【ちなみに】人生の後悔をできるだけ小さくする方法
- 5 現場監督を辞めていいか判断基準
- 6 現場監督を辞める手順
- 7 まとめ:現場監督を辞めて後悔しないためにも考えてから行動しよう
現場監督を辞める人がいるのは事実
正確なデータはありませんが、毎年、一定数の現場監督が退職しているのは事実です。
現場監督を辞めた人の代表的な理由は下記です。
- 激務だった
- 休みが少ない
- 転勤が多かった
- 体を壊してしまった
- 長時間のサービス残業
- プレッシャーや責任が重い
- 時給換算すると給料が低い
- 職人さんに怒られるのが辛い
- 現場作業をするときもあるから
- 仕事をしながら資格の勉強が大変
- 飲み会が多くて体に合わなかった
- 覚えることが多くてついていけない
この辺は、みんなが施工管理を辞めた13の理由を参考にどうぞ。
現場監督(施工管理)を辞めてよかったこと3選
一般的に言われている「現場監督を辞めてよかったこと」は下記の3つです。
- 時間ができた
- 肉体的に楽になった
- やりたい仕事に挑戦できた
まずは辞めるメリットを知っておきましょう。
1つずつ解説します。
①時間ができた
「自由時間が増えたので辞めてよかった!」という声は多いです。
世の中には、現場監督より労働時間が短い仕事があります。
下記のような仕事は世の中に多いかと。
- 9~18時勤務
- 残業があっても21時くらいまで
建設業以外は残業時間の上限を定めた「36協定」があり、基本的には無制限の残業はありません。
ただし、今後は建設業界でも36協定が適用され、残業時間の上限が設定されるので、長時間労働は減っていく予定です。
詳細は、36協定が建設業でも適用される【現場に浸透できそうな3つの理由】にまとめたので知っておきましょう。
②肉体的に楽になった
「体が楽になったので辞めてよかった!」という人もいます。
世の中には、現場監督より休みが多い仕事があります。
- 現場監督:会社によっては週休1日
- 他の仕事:週休2日の会社が多い
ただし、2024年から建設業界でも週休2日を実施する予定なので、今後は休みが増えていくと思われます。
詳しくは、建設業界の週休2日制は2024年から実施予定【でも問題は多い】にまとめたので、こちらも知っておきましょう。
③やりたい仕事に挑戦できた
もともとやりたい仕事があった人は、当然ながら「辞めてよかった」と思うものです。
やりたい仕事が明確にあるなら、現場監督を続ける理由がないですからね。
現場監督を辞めて後悔するかもしれないこと10選
何に後悔するかは人によって違いますが、一般的に「後悔するかもしれないこと」は下記の10個です。
- 転職活動に苦労するかも
- 今までの経験を活かせないかも
- 資格をとるチャンスを失うかも
- たくさん稼げるチャンスを失うかも
- 手に職をつけるチャンスを失うかも
- 現場仕事の醍醐味を味わえなくなる
- キャリアが中途半端になってしまうかも
- 信頼してくれた人との人間関係が崩れるかも
- 転職先の方がひどく「辞めなきゃよかった…」と思うかも
- 次の仕事も辞めると「どこにいっても通用しない?」と不安になるかも
後悔しないためにも、まずはどんな理由で後悔しやすいか知っておきましょう。
1つずつ解説します。
【後悔1】転職活動に苦労するかも
転職活動に苦労してしまい「現場監督を辞めなきゃよかった…」と後悔する人がいます。
人によっては他職種で使えるスキルが少なく、なかなか内定をもらえないからです。
現場監督→現場監督の転職なら苦労は少ないですが、現場監督→他職種だと難易度が上がります。
20代なら未経験の仕事に転職できる可能性もありますが、30代を超えてから未経験の転職は厳しいでしょう。
特に、今の会社の勤務期間が短いと転職活動は苦戦します。
理由は「すぐ辞める人」に見えるから。
すぐ辞める人を採用したい企業はありません。
「今の会社の勤務期間が短い×未経験職種への転職」は20代の人でも苦労すると思っておきましょう。
退職してから転職活動する場合、なかなか内定をもらえずお金がなくなってしまうこともあります。
※自己都合退職の場合、失業保険の給付は退職から4ヶ月目以降です。
金銭的に困窮して「辞めなきゃよかった…」と後悔する人もいます。
【後悔2】今までの経験を活かせないかも
職種によっては現場監督の経験を活かせず、転職活動が難航するため「辞めなきゃよかった…」と後悔する人もいます。
あくまで一例ですが、現場監督の経験をあまり活かせないかもしれない仕事は下記など。
- 看護師
- 介護福祉士
- トラック運転手
他職種に転職するにしても、現場監督の経験を活かしたいなら下記のような職種も検討しましょう。
- 設計事務所
- CADオペレーター
- 建設会社の営業マン
- デベロッパー
- 技術系の公務員
- ビル管理
- 都市再生機構
各職種の詳細は、施工管理から転職したい場合のおすすめの異業種7選【転職のコツ】にまとめてます。
【後悔3】資格をとるチャンスを失うかも
中途半端なタイミングで現場監督を辞めてしまうと、国家資格を取得するチャンスを失って後悔することもあります。
建設業界の国家資格は、実務経験が足りないと取得できないものが多いからです。
代表的な資格と取得条件は下記など。
- 一級建築士:建築系の学校を卒業後に2~4年以上の実務経験が必要
- 二級建築士:建築系の学校を卒業後に3年以上の実務経験が必要
- 1級施工管理技士:建設系の学校を卒業後に数年の実務経験が必要
- 2級施工管理技士:建設系の学校を卒業後に数年の実務経験が必要
この辺は、下記の記事を参考にどうぞ。
国家資格を取得してから転職する方が、転職活動は有利に進むでしょう。
「あとちょっと頑張れば資格をとれたのに…」と後悔する人もいます。
【後悔4】たくさん稼げるチャンスを失うかも
現場監督は経験を積むほど年収が上がりやすいからです。
- 1級の施工管理技士は年収500万円くらい
- 大手の現場監督だと年収1000万円以上を稼ぐ人もいる
今から他の仕事に未経験で転職すると、低い給料から再スタートしなければいけません。
また、職種によっては現場監督ほど稼げないでしょう。
「現場監督を続けていればもっと稼げてたのに…」と後悔することもあります。
現場監督の年収については、20代の施工管理・現場監督の平均年収!給料を上げていく4つの方法に詳しくまとめてます。
収入面は大事なことなので、辞める前に現場監督の収入を知っておきましょう。
【後悔5】手に職をつけるチャンスを失うかも
他の仕事に転職したことで不安定になってしまい、後悔する人もいます。
現場監督は手に職がつく仕事で、とても安定しています。
現場監督が不足しているため、経験を積むほど転職が有利になる傾向です。
参考:施工管理が人手不足の3つの理由【ホワイト企業は離職率が高くない】
特に「施工管理技士」を取得すれば、食いっぱぐれはないでしょう。
そもそも建設会社は、施工管理技士がいないと工事を請けられません。
施工管理技士の人数は会社の売上にかかわるため、施工管理技士の取り合い状態です。
終身雇用は崩壊しつつあるため、手に職がつく現場監督はメリットが大きい仕事です。
【後悔6】現場仕事の醍醐味を味わえなくなる
建設物を造れるのは建設業だけだからです。
完成したときの達成感は、ちょっと他の仕事では味わえないかもしれません。
※もちろん他の仕事に転職して比較しないとわかりませんが。
現場監督は大変な仕事ですが、建設物が完成したときの達成感を忘れられずに続けている人もいます。
参考:施工管理(現場監督)のやりがいや魅力9選【未経験から始める方法】
建設業独特の達成感を味わえなくなったことで「辞めなきゃよかったかなぁ…」と後悔する人もいるでしょう。
改めて、現場監督に就職した理由を思い出してみてもいいかと…
【後悔7】キャリアが中途半端になってしまうかも
中途半端な年数で退職してしまうと、現場監督のキャリアも転職活動も中途半端になってしまい後悔する人がいます。
「中途半端な人」に見られてしまい、採用されにくいこともあるでしょう。
「施工管理技士を取得した」など何かを達成している方が、他業界に転職するときも印象が良いし、転職も成功しやすいです。
「もう少し実績を作ってから辞めればよかった…」と後悔する人もいます。
【後悔8】信頼してくれた人との人間関係が崩れるかも
同僚や上司など、信頼してくれた人との人間関係が崩れてしまい、辞めたことを後悔する人もいます。
- 期待していたのに…
- 君は伸びると思っていたのに…
- もっと一緒に働けると思ってたのに…
と言われると、ちょっと罪悪感がある人もいるかと。
もちろんあなたの人生なのであなたが決めるべきですが、お世話になった人をガッカリさせてしまい後悔する人もいます。
「無事に辞められたけど、なんか後味が悪い…」と嫌な気持ちが残ってしまう人もいますよ。
【後悔9】転職先の方がひどく「辞めなきゃよかった…」と思うかも
現場監督を辞めたい気持ちが強すぎて、安易に転職先を選んでしまった結果、転職先の方がきつくて後悔する人がいます。
例えば、ノルマがきつい営業職など。
「隣の芝生は青い」だけかもしれないので、転職先は慎重に検討しましょう。
【後悔10】次の仕事も辞めると「どこにいっても通用しない?」と不安になるかも
転職先が合わずまた辞めたくなると「自分はどこにいっても通用しない人間かもしれない…」と不安になりがちです。
現場監督の仕事がきつかったわけではなく、自分自身に問題があるように感じるからです。
「ということは、現場監督をやめるべきではなかった…?」と後悔してしまうかもしれません。
「自分は甘えてるだけじゃないか…?」と自信をなくしてしまう人もいます。
退職するのは良いですが、しっかり転職活動しないと後悔しやすいです。
現場監督を辞めても後悔しないコツ【辞めたい理由を明確に】
まずは、あなたが辞めたい理由を明確にしましょう。
下記など理由によって、対処法が違うからです。
- 会社がイヤで辞めたい
- 残業が多くて辞めたい
- 休みが少なくて辞めたい
- 給料が少なくて辞めたい
- 今の現場がイヤで辞めたい
- 人間関係がイヤで辞めたい
- 現場監督自体がイヤで辞めたい
1つずつ対処法を解説します。
後悔しないためにも、最後まで目を通してみてください。
【理由1】会社がイヤで辞めたい→他の会社の現場監督に転職
今の会社がイヤで辞めたいだけなら、他の会社の現場監督に転職するのも1つの方法です。
他の会社で現場監督をすれば、やりがいをもって働けるかもしれないから。
あなたに合う会社があるかもしれないので、現場監督として転職活動を進めてみるのも良いでしょう。
ちなみに、私たちワット・コンサルティングでは「SAN-SUKE」という現場監督向けの転職サポートを行なっています。
キャリアカウンセラーがあなたをヒアリングして、希望に近い求人があれば紹介します。
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【理由2】残業が多くて辞めたい→異動or他の会社の現場監督に転職
残業が多くて辞めたいだけなら、異動か転職で対処すればOKです。
働く場所を変えれば、残業は減るかもしれないから。
社内で残業が少ない部署に異動できる可能性があるなら、異動願いを出してみましょう。
- 内勤
- 設計
- 営業など
ただし、異動すると年収が下がるかもしれないので、給料は事前に確認してください。
異動が難しいなら、残業が少ない会社の現場監督に転職してみましょう。
「現場監督の仕事はイヤじゃないけど、残業が多いのがイヤだ」という人には良いでしょう。
くりかえしですが「SAN-SUKE」では、現場監督の転職サポートを行なっています。
残業が少ない求人が出ることもあるので、情報収集に活用してみてください。
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【理由3】休みが少なくて辞めたい→異動or他の会社の現場監督に転職
休みが少なくて辞めたいなら、異動か転職で対処しましょう。
内勤や営業に異動すると、休みが増えるかもしれません。
異動が難しいなら、休みが多い会社の現場監督に転職すればOK。
「SAN-SUKE」では、年間休日120日以上の求人も紹介しています。
【理由4】給料が少なくて辞めたい→他の会社の現場監督に転職
給料が少なくて辞めたいなら、他の会社の現場監督に転職するのもおすすめです。
現場監督の経験者として転職すれば、歓迎されて給料が上がるかもしれないから。
前述のとおり、多くの会社が現場監督が足りなくて困っています。
今の現場監督の転職市場では、現場監督(転職する人)の方が圧倒的に有利。
転職をきっかけに給料を上げていく人も多いので、給料アップを狙った転職も検討してみましょう。
「SAN-SUKE」では、給料が高めの求人も紹介しています。
【理由5】今の現場がイヤで辞めたい→異動or他の会社の現場監督に転職
今の現場がイヤなら、異動か転職で対処しましょう。
異動は下記の2パターンです。
- 他の現場に異動させてもらう
- 他の部署に異動させてもらう
異動が難しいなら、現場監督として他の会社に転職を狙ってみてください。
ただし、工期の途中で転職できるかは会社によります。
交渉が難航することもあるので注意しましょう。
【理由6】人間関係がイヤで辞めたい→異動or他の会社の現場監督に転職
人間関係が理由で辞めたいなら、異動か転職で対処しましょう。
今の現場を離れれば、問題が解決するかもしれないから。
異動は下記の2パターンです。
- 他の現場に異動させてもらう
- 他の部署に異動させてもらう
異動が難しいなら、現場監督として他の会社に転職しましょう。
【理由7】現場監督自体がイヤで辞めたい→他の仕事に転職
現場監督自体を辞めたいなら、他の仕事に転職しましょう。
これだけは、現場監督以外の仕事に転職しないと解消しないから。
現場監督に未練がない人は、これがおすすめ。
現場監督以外でおすすめの転職先
先ほどもふれましたが、現場監督の経験を活かすなら下記のような転職先があります。
- 設計事務所
- CADオペレーター
- 建設会社の営業マン
- デベロッパー
- 技術系の公務員
- ビル管理
- 都市再生機構
そして、現場監督とまったく関係ないおすすめの転職先は下記などです。
- プログラマー
- Webデザイナー
- インフラエンジニア
- マーケティング職
- 建設と無関係の営業職
- 宅地建物取引士
- 建設業経理士
詳細は、施工管理から転職したい場合のおすすめの異業種7選【転職のコツ】を参考にどうぞ。
【注意】勢い・感情的に退職しない
辞めるときは、勢いや感情で退職しないようにしましょう。
きちんと考えて退職しないと、後悔する確率が高いから。
この後から解説しますが、退職は多角的な判断が必要です。
現場監督の仕事が大変だといっても、安易に退職すると後悔しやすいもの。
あくまで冷静にいきましょう。
本当に辞めるしかないのか冷静に考える
まず、本当に辞めるしかないか、冷静に考えてみましょう。
辞めなくて済むなら、後悔する確率が低いから。
例えば、下記などを考えてみてください。
- 時間が解決してくれる問題ではないか?
- 仕事のやり方を変えて問題解決できないか?
どうしても辞めるしか選択肢がないなら、退職を進めていきましょう。
SNSに影響されすぎていないか注意
SNSをよく見る人は、SNSの影響を受けすぎていないか冷静に考えてみてください。
隣の芝生が青く見えてるだけかもしれないから。
ピッツバーグ大学医学部の研究によると「SNSを見るほどうつ病になるリスクが高い」という結果も出ています。
現代人は想像以上にSNSの影響を受けています。
あなたが現場監督になったきっかけなども思い出し、本当に辞めるしかないのか冷静に判断しましょう。
冷静に今後の人生設計を考えてみよう
退職したいことをキッカケに、今後の人生設計を考えてみましょう。
理想の人生から逆算していった方が、最適な判断をしやすいから。
具体的には下記を考えるのがおすすめ。
- あなたの理想の人生
- 理想の人生にするために必要なもの
- 必要なものを得るために今の仕事は必要か?
その結果、どうしても退職が必要なら辞める準備を始めましょう。
辞めて困ることを整理しよう【収入・家族・人間関係など】
安易に辞めてしまい、困るのを防ぐためです。
特に下記の3つを重点的に考えてください。
- 収入:他の仕事に転職して生活していけるのか?
- 家族:住む場所や生活スタイルで家族が困らないか?
- 人間関係:退職することで大切な人を傷つけないか?
収入が下がりすぎないかチェックするのは重要です。
経済的に困窮すると冷静な判断もしづらくなるので、悪循環に陥るリスクがあります。
また、退職や転職は家族の理解を得ることも大切です。
今の会社の人と人間関係は悪くならないか?【円満退職を目指そう】
退職するのはいいのですが、円満退職を目指しましょう。
円満退職しないと、人間関係が悪くなって後悔するかもしれないから。
円満退職するコツは下記などがあります。
- 転職先は言わない
- お世話になった感謝を伝える
- 「どうしてもやりたいことがある」と伝える
- 退職するタイミングを現場が終わるときに合わせる
転職先を伝えてしまうと、あまりいい気分はしないものです。
- 裏切られた…
- 引き抜かれた…
- あっちの会社の方がいいのか…
という感じで、モヤモヤした印象を残してしまうことがあります。
また「どうしてもやりたいことがある」と伝えると、反対しにくいものです。
夢を追う人を引き止めるのは罪悪感があるから。
具体的に何をするかはボカしてもいいので「どうしてもやりたいことがある」と伝えると有効です。
先ほどもお伝えしましたが、工期の途中で退職するのは難しいことが多いです。
なので、現場が終わる3ヶ月前には退職する意思を伝えましょう。
その際、就業規則で退職できるまでの期間は必ず確認してください。
会社によっては、すぐに辞められないことがあります。
希望の仕事に転職できるかチェックする
希望の仕事に転職できないと、また辞めてしまうかもしれないからです。
逃げるだけの転職だと、次も同じように辞めたくなるかもしれません。
- 転職先の仕事は本当にやりたい仕事か?
- 逃げたいだけじゃないか?
など、必ずチェックしましょう。
転職活動を進めながら考える
退職するか迷うなら、転職活動を進めながら考えるのもおすすめです。
本当に良い転職先が見つかれば、後悔せず退職できるかもしれないから。
納得いく転職先が見つからないなら、もう少し今の会社で頑張るのも1つの方法かも。
辞めてから転職活動するなら生活費3ヶ月分以上の貯金を準備する
転職活動は3ヶ月くらいかかるからです。
先ほどもお伝えしましたが、自己都合の退職の場合、失業保険の給付は4ヶ月目から。
貯金がないと、転職活動期間中に生活できなくなるかもしれません。
また、貯金がないと焦って内定を取りにいってしまい、ミスマッチが起きることも…
特に未経験職種への転職は3ヶ月以上かかる可能性もあるため、貯金は多めにしておくのがおすすめです。
できれば転職先を決めておく
転職先が決まっていれば、お金がなくなる心配がないからです。
可能であれば、在職中に水面下で転職活動を進めておきましょう。
ただし、現場監督は忙しいので、在職中の転職活動は難しいケースが多いです。
迷ったら第三者に相談する
あなた1人で判断がつかないなら、第三者に相談してみましょう。
客観的にみて退職・転職すべきか判断材料になるから。
辞めてから「誰かに相談すればよかった…」と後悔しても遅いです。
具体的には、下記のような人に相談を検討してみてください。
- 友人
- 知人
- キャリアカウンセラー
ちょっと注意点ですが、会社の人に相談すると引き留めにあう可能性もあります。
あくまで客観的な第三者に相談するのがおすすめです。
どうしても不安ならまた現場監督に戻るのもアリ
やっぱり辞めるか迷うなぁ…
後悔したらどうしよう…
それでも後悔してしまったら、また現場監督に戻ることを検討しましょう。
くりかえしですが、現場監督が不足しているため復職できる可能性があります。
特に経験者なら、また現場監督に戻れる可能性が高いです。
ただし、途中で現場監督のキャリアを空けるデメリットは下記のとおり。
- 復職時、上司が年下かも
- 年齢の割に立場が低くなるかも
- 年齢の割に年収が低くなるかも
別の仕事に転職して「やっぱり現場監督がいい!」と思えば戻れる可能性もありますが、キャリアは少し不利になることがあるので知っておきましょう。
【ちなみに】人生の後悔をできるだけ小さくする方法
というか、人生を後悔したくない!
できるだけ人生を後悔したくないなら「理想の人生」にするために挑戦するのがおすすめです。
なぜなら「理想の人生にするために行動しなかった後悔」は大きいから。
この辺は、メンタリストDaiGoさんのYouTubeを見てみてください。
理由がわかります。
現場監督を辞めていいか判断基準
あくまで判断はご自身で下すものですが、下記に該当するなら辞めてもいいかなと思います。
- 体調不良
- 休みがない
- サービス残業の常態化
- どうしてもやりたい仕事がある
- どう見ても現場監督に向いていない
- 現場監督を続ける未来に絶望してしまう
該当するなら、退職を検討してもいいかもしれません。
※ただし、判断はあくまでご自身でお願いします。
体調不良
体調不良が表れているなら、退職を検討した方がいいでしょう。
一番大切なのは、あなたの心と体だから。
心身を壊してしまうと、再就職も難しくなってしまいます。
休みがない
ずっと休みがない人も、退職を検討した方がいいかもしれません。
当たり前ですが、休みがないと体を壊す可能性があるから。
くりかえしですが、一番大切なのはあなたの心と体です。
私たちワット・コンサルティングの転職サポート「SAN-SUKE」では、きちんと休みがある求人も紹介しています。
無料で求人情報を見るだけでも利用できるので、情報収集に活用してみてください。
サービス残業の常態化
サービス残業が常態化している場合も、退職・転職を検討した方がいいでしょう。
他の会社にいけば、正当に給料をもらえる可能性があるから。
あなたの給料を時給換算してみましょう。
あまりにも低いなら、さすがに転職した方がいいかと…
くりかえしですが「SAN-SUKE」では、サービス残業がない求人も紹介しています。
どうしてもやりたい仕事がある
他にやりたい仕事が明確にあるなら、早く転職した方がいいですよ。
現場監督を続ける理由がないし、人生の時間がもったいないから。
すぐに行動しましょう。
どう見ても現場監督に向いていない
向いてない×辞めたいなら、現場監督を続けるのはさすがに辛いから。
あなたが現場監督に向いてるかは、施工管理に向いてる人の特徴30選【未経験で就職する方法も解説】で診断できます。
辞める前に適性診断して、判断材料にしてみてください。
現場監督を続ける未来に絶望してしまう
絶望してまでやることではないからです。
人間は、未来に希望を見出せないと動けないものです。
希望を感じられる職業に転職しましょう。
現場監督を辞めるのは甘え・逃げなのか?
結論、甘えでも逃げでもありません。
心身を壊してまで続けることではないし、他にやりたいことがあるなら辞めた方がいいから。
あくまでもあなたの人生です。
仮に後ろ指をさされたとしても、次の仕事で成功できるように頑張りましょう。
現場監督を辞める手順
ごく一般的ですが、下記の手順でOKです。
- 直属の上司に退職の意思を伝える
- 退職の日程を決める
- 引き継ぎ業務
- 有休消化
- 退職
退職の細かいテクニックは、施工管理(現場監督)を辞めたい場合の退職方法【辞めた後の転職先】にまとめたので、事前に読んでおきましょう。
【もちろん】バックレはNGです
当然ですが、さすがにバックレてはいけません。
現場を進行できなくなるから。
社会人なので、きちんと退職の手順を踏みましょう。
参考:現場監督がバックレたらパニックです【バックレられたときの対処法】
まとめ:現場監督を辞めて後悔しないためにも考えてから行動しよう
くりかえしですが、現場監督を辞めて後悔しないためには、あなたが辞めたい理由を明確にしましょう。
理由によって、下記のように対処法は変わります。
- 会社がイヤで辞めたい→他の会社の現場監督に転職
- 残業が多くて辞めたい→異動or他の会社の現場監督に転職
- 休みが少なくて辞めたい→異動or他の会社の現場監督に転職
- 給料が少なくて辞めたい→他の会社の現場監督に転職
- 今の現場がイヤで辞めたい→異動or他の会社の現場監督に転職
- 人間関係がイヤで辞めたい→異動or他の会社の現場監督に転職
- 現場監督自体がイヤで辞めたい→他の仕事に転職
「今の会社がイヤ」「残業が多い」「休みが少ない」「給料が少ない」「人間関係がイヤ」などは、他の会社の現場監督に転職すれば問題解決することもあります。
くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングでは、現場監督向けの転職サポート「SAN-SUKE」を運営しています。
あなたに合う会社を紹介できるかもしれないので、情報収集に活用してみてください。
無料で求人だけ見ることも可能です。
また、後悔しないためには下記も重要です。
- 勢い・感情的に退職しない
- 本当に辞めるしかないのか冷静に考える
- SNSに影響されすぎていないか注意
- 冷静に今後の人生設計を考えてみよう
- 辞めて困ることを整理しよう【収入・家族・人間関係など】
- 今の会社の人と人間関係は悪くならないか?【円満退職を目指そう】
- 希望の仕事に転職できるかチェックする
- 転職活動を進めながら考える
- 辞めてから転職活動するなら生活費3ヶ月分以上の貯金を準備する
- できれば転職先を決めておく
- 迷ったら第三者に相談する
後悔しないために、冷静な判断をしていきましょう。
あなたの未来の参考になればうれしいです!