就職を考えてるんだけど、どんな将来のビジョンがあるか知りたい。
あと、面接でキャリアプランを聞かれたときの答え方とか例文も知りたいな。
ちなみに、施工管理の将来性って大丈夫なの?
こういった疑問に答える記事です。
この記事でわかることは下記のとおりです。
- 施工管理のキャリアプランがわかる
- 施工管理の就職面接のキャリアプランの答え方や例文がわかる
- 施工管理の将来性がわかる
私たち「ワット・コンサルティング」は、施工管理の技術者派遣の会社です。
未経験で施工管理になりたい人を募集しています。
施工管理のキャリアプランを解説します。
正直、施工管理ってどんなキャリアプランがあるのかわかりにくいですよね。
もちろん最終的なキャリアプランは「その人次第」なのですが、よくあるキャリアプランをまとめたので参考になると思います。
また、就職面接でキャリアプランを聞かれたときの答え方や例文も解説しますね。
施工管理は将来性がある仕事なので、良いキャリアプランを描いていきましょう。
この記事の監修者
施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。
- 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
- 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
- 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号
目次
施工管理のキャリアプラン6ステップ
施工管理の主なキャリアプランは、上の図のとおりです。
もちろん、他にもキャリアプランはあると思いますが、代表的なのは上記のとおりです。
- 未経験から施工管理で経験を積む【年収350万円~】
- 2級の施工管理技士を取得
- 昇進や昇給or大きな会社に転職【年収450万円~】
- 1級の施工管理技士を取得
- さらに昇進や昇給orさらに大きな会社(ゼネコン)に転職【年収600万円~】
- 50代から技術者派遣でマイペースに働くor施工管理で独立
ちなみに、上記の年収もあくまで目安です。上記より上回る場合も、下回る場合もあります。
それでは、各ステップを解説します。
①未経験から施工管理で経験を積む【年収350万円~】
まずは基礎的な実務経験を積んでいきましょう。
施工管理の主な仕事内容は下記のとおりです。
- 施工計画の作成【工事の段取りを決める】
- 工程管理【工事のスケジュール管理】
- 安全管理【事故がないように対策する】
- 原価管理【会社の利益が出るようにする】
- 品質管理【良い建設物を造る】
- 設計など事務作業
- 現場の写真撮影
- 近隣への挨拶
- 現場の清掃
1つずつ仕事を覚えていけばOKです。
ちなみに、施工管理の仕事内容の詳細は、施工管理(現場監督)の13の仕事内容【あなたに向いてるかも診断】にまとめてます。
②2級の施工管理技士を取得
経験を積んだら、2級の施工管理技士を取得しましょう。
施工管理技士はキャリアアップに欠かせない資格だからです。
「施工管理技士」を簡単にいうと、施工管理のスキルを証明する国家資格です。
次で解説しますが、取得すると下記のメリットがあります。
- 昇進・昇給できる
- 大きな会社に転職して年収アップ
受験に必要な実務経験の年数は、最終学歴によって違います。
- 大卒:実務経験1年以上(指定学科卒)
- 高卒:実務経験4年6ヶ月以上
施工管理技士の資格については、施工管理技士の資格の種類や試験の難易度【各試験の難易度順も解説】にまとめてます。
③昇進や昇給or大きな会社に転職【年収450万円~】
2級の施工管理技士を取得すると、年収が上がりやすいです。
なぜなら、2級の施工管理技士がいると会社にとってメリットが大きいからです。
具体的には、会社に下記のメリットがあります。
- 主任技術者を配置できる→受注できる工事が増える
- 専任技術者を配置できる→受注できる工事が増える
- 経営事項審査で点数がつく→公共工事を受注しやすくなる
簡単にいうと、2級の施工管理技士がいると会社の売上に貢献できます。
そのため、施工管理技士を取得すると、その恩恵を受けられて年収が上がる感じです。
具体的には下記のように年収アップします。
- 昇進
- 昇給
- 資格手当を受け取れる
また、どこの会社も施工管理技士を採用したがっているため、このタイミングで転職して年収アップする人もいます。
ちなみに、施工管理の年収については、施工管理(現場監督)の平均年収や給料を徹底分析【資格で収入アップ】で詳しくまとめてます。
④1級の施工管理技士を取得
2級の施工管理技士で経験を積んだら、次は1級の施工管理技士の挑戦しましょう。
1級は施工管理技士の最上位資格だからです。
次で解説しますが、1級の施工管理技士になれると、年収アップしやすいです。
多くの会社から引っ張りだこになるので、年収アップの転職も有利です。
1級の施工管理技士は、施工管理技士の資格の種類や試験の難易度【各試験の難易度順も解説】にまとめてます。
⑤さらに昇進や昇給orさらに大きな会社(ゼネコン)に転職【年収600万円~】
前述のとおり、1級の施工管理技士を取得すると年収アップしやすいです。
1級の施工管理技士がいると会社が大きな工事を受注しやすくなるからです。
具体的な会社側のメリットは下記のとおりです。
- 監理技術者を配置できる→大規模な工事を受注できる
- 経営事項審査で点数がつく→2級より公共工事を受注しやすくなる
1級の施工管理技士は多くの企業が採用したいので、1級を取得後にゼネコンなど大手に転職して、一気に年収アップする人もいます。
ちなみにゼネコンなど大手建設会社は、大手の建設会社の一覧をまとめてみた【業界のきついところや将来性】にまとめてます。
⑥50代から技術者派遣でマイペースに働くor施工管理で独立
施工管理も50代くらいになってくると、進路が大きく分かれてきます。
- 勤めてる会社でそのまま定年まで働く
- 技術者派遣でマイペースに働く
- 施工管理で独立する
「技術者派遣」とは、技術者派遣の正社員として雇用されて、他の建設会社の現場で働くという意味です。
施工管理は忙しい仕事で、50代くらいになると体力的にキツくなってくる人もいます。
そのため、技術者派遣で少し軽めの現場に派遣してもらって、マイペースに働く方もいます。
※ちょうど子育ても終わる世代なので、「収入が落ちても気楽に働きたい」という人もいます。
技術者派遣については、施工管理の派遣で働く18のメリットと14のデメリット|やめとけと言われる理由にまとめてます。
反対に、独立してバリバリ働く人もいます。
独立すると個人事業主になりますが、うまくいけば会社員時代より収入が上がるケースもあります。
施工管理の独立については、現場監督(施工管理)が独立する3つのメリット【不安なら技術者派遣】にまとめてます。
大卒と高卒の施工管理のキャリアプランの違い
上記で解説したキャリアプランは、高卒や未経験で施工管理に転職する方向けのキャリアプランです。
大卒の新卒入社だと、下の図のようなキャリアプランの人が多いです。※ただし指定学科卒の場合。
大卒だと、最初から大手(ゼネコン)に就職する方もいます。
また、施工管理技士の資格を取得するまでの期間の違いも、下記にまとめておきました。
大卒 | 高卒 | |
1級 | 実務経験3年以上 | 2級に合格後から5年以上の実務経験 |
2級 | 実務経験1年以上 | 実務経験4年6ヶ月以上 |
高卒で施工管理に就職する人は、高卒でも施工管理に転職は可能【年収アップできるし手に職もつく】が参考になると思います。
他の資格も取得してキャリアアップするのもアリ
その他のキャリアプランだと、他の資格を取得していくパターンがあります。
資格を増やしていけば、それだけ希少な人材になれて市場価値が上がります。
例えば、1級建築施工管理技士を取得した人は、一級建築士も取得する人がいます。
- 1級建築施工管理技士:工事のスペシャリスト
- 一級建築士:設計のスペシャリスト
工事は建築士が設計した図面をみながら、図面どおりに建物を造っていく感じです。
1級建築施工管理技士が一級建築士も持っていれば、図面を読み解く能力が高く、建築士の意図を理解して工事を進めることができます。
結果、工事の間違いが減り、効率的に早く完成させることができます。
建築分野でいえば、1級建築施工管理技士と一級建築士を両方もってる人は「スペシャリスト」という印象です。
もちろん、転職市場でも有利です。
この辺は、一級建築士と一級建築施工管理技士は両方とった方がいい【勉強のコツ】にまとめたので、キャリアプランの参考にしてみてください。
施工管理の就職面接のキャリアプランの答え方|シンプルな例文
結論、「御社で長く働き、1級の施工管理技士を取得します」と伝えるのがおすすめです。
建設会社が求める人物像に合致しているからです。
詳しく解説していきます。
会社は長く働いてくれる人を採用したい
まず知っておいてほしいのは、企業は基本的に「長く働いてくれる人」を好みます。
なぜなら、長期で会社に利益をもたらしてくれるからです。
あなたが社長になったと想像してもらうとわかりやすいですが、せっかく育てた人に辞められてしまうとイヤですよね。
なので、面接では「キャリアアップして、いつか転職します」と間違っても言ってはいけません。
と思うかもしれませんが、この辺は「面接のパフォーマンス」だと割り切りましょう。
面接では「長く働きます」と伝えるのがおすすめです。
「1級の施工管理技士を取得します」と伝えるのがおすすめ
前述のとおり、社内に1級の施工管理技士がいると、企業は大きい工事を受注しやすくなります。
未来のことはわからないですが「1級の施工管理技士を取得します」と伝えるのがおすすめです。
面接の基本は、相手がほしい人材に寄せることです。
施工管理の面接ノウハウは、【例文あり】施工管理の面接でよくある質問と答え方【詰まってもOK】に詳しくまとめたので参考にしてみてください。
施工管理の将来性は割と明るい【挑戦する価値アリ】
本当に就職していいかなぁ?
結論、施工管理の将来性は明るいと思います。
理由は下記のとおりです。
- そもそも建設がなくなることはない→人が生きてる限り建設は必須
- 日本では今後「空き家問題」が深刻化する→需要がある
- 今後も大型の工事が控えている(リニア新幹線、大阪万博など)
- IT化が進んでさらに働きやすくなる
詳細は、施工管理の将来性は明るい【東京オリンピック後も問題ないかと】にまとめておきました。
施工管理の将来性は割と明るいので、興味がある方は挑戦してみましょう。
まとめ:施工管理のキャリアプランを知って挑戦してみよう
ということで、施工管理の主なキャリアプランは上の図のとおりです。
もし施工管理に興味があるなら、挑戦してみる価値はあります。
施工管理に興味がある人は、さっそく就職活動を始めましょう。
行動しないと何も始まらないので。
まずは求人情報を調べてみつつ、興味ある会社を絞っていけばOKです。
ちなみに、未経験で施工管理に就職するコツは、未経験でも施工管理に転職できる!転職に失敗しない9ステップにまとめてます。
ワット・コンサルティングでも未経験で施工管理になりたい人を募集しています
冒頭でもお伝えしましたが、私たちワット・コンサルティングでも、未経験で施工管理になりたい人を募集しています。
ワット・コンサルティングの強みは下記の6つです。
- 定着率83.2%(業界平均は約70%)
- 未経験者の採用率80%
- 累計1500名の未経験者を育成
- 優良派遣事業者に認定されている
- 社会保険完備+資格取得奨励金あり
- 60日間の研修で基礎をしっかり学べる(研修期間の長さは業界平均の2倍)
興味がある人は、就職先候補の1つとして情報収集してみてください。
※しっかりと研修を受けないと現場でパニックになります。なので、新人研修は重要です。
あとは実際に就職活動を進めていきましょう。
あなたの就活の参考になればうれしいです!