ネットを調べてもよくわからない。
あと、施工管理の仕事内容も知りたいな。
未経験でも転職できそうだし、やりがいありそうなら転職しようかな。
こういった疑問に答える記事です。
この記事でわかること
- 施工管理の16種類の職種
- 施工管理の13の業務内容
- 施工管理のやりがいや楽しいところ
私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。
未経験から施工管理に転職したい人を募集しています。
施工管理の種類・職種って、イマイチわかりにくいですよね。
施工管理が未経験だと、イメージがわかないのは当然です。
この記事では、わかりにくい施工管理の種類・職種を解説します。
また、具体的な業務内容も解説するので、イメージしやすいと思います。
未経験から施工管理に転職を考えている人は、最後まで読んでみてください!
この記事の監修者
施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。
- 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
- 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
- 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号
目次
施工管理(現場監督)の4つの職種
現場での4つの職種は下記のとおりです。
- 現場監督
- 施工管理
- 監理技術者・主任技術者
- 現場代理人
1つずつ解説します。
現場監督
文字どおり、工事現場の監督をする人です。
工事現場内を回って、下記をする仕事です。
- 工事の進捗
- 現場の写真撮影
- 現場作業員の安全確認
- 現場の掃除
- その他雑用
施工管理
施工管理は、上記の現場監督とその他の作業(事務作業など)をする人です。
現場監督よりも仕事範囲が広いです。
施工管理と現場監督はごっちゃで使われますが、正確には下記のイメージです。
- 現場の監督業務だけ→現場監督
- 現場以外の仕事もする→施工管理
ちなみに、現場監督と施工管理の違いは、施工管理と現場監督の4つの違い【求人情報を見るときの注意点】にまとめています。
監理技術者・主任技術者
監理技術者・主任技術者は、現場の責任者です。
イメージでいうと、現場には現場監督や施工管理が複数いる感じ。
複数いる現場監督や施工管理のリーダーが監理技術者・主任技術者です。
監理技術者と主任技術者の違いは、簡単にいうと工事の規模の違いです。
監理技術者は大工事、主任技術者は中小規模の工事を担当します。
- 監理技術者:下請に出す工事の総額が4500万円以上、建築一式工事の総額が7000万円以上の工事を担当できる
- 主任技術者:上記未満の工事を担当できる
そして、監理技術者と主任技術者になるには、施工管理技士の資格が必要です。
後述する、現場代理人が兼任するケースが多いです。
※施工管理技士を受験するには実務経験が必要です。未経験から施工管理に転職する人は、まだ取得を考えなくてOK。
施工管理技士の資格については、施工管理技士の資格の種類や試験の難易度【各試験の難易度順も解説】にまとめています。
現場代理人
現場代理人は、現場の最高責任者です。
複数いる現場監督や施工管理のトップに立つ人です。
現場代理人は「現場の社長」のような存在です。
原則は1現場に1人です。
- 現場監督
- 施工管理
- 監理技術者・主任技術者
- 現場代理人
の関係性を図にすると、下記のようになります。
施工管理の12ジャンルの職種
施工管理には12のジャンルがあります。
施工管理のジャンル
- 建築工事の施工管理
- 土木工事の施工管理
- 電気設備工事の施工管理
- 管工事の施工管理
- 造園工事の施工管理
- 内装工事の施工管理
- 空調設備の施工管理
- リフォームの施工管理
- 大規模修繕工事の施工管理
- ハウスメーカーの施工管理
- ゼネコンの施工管理
- プラントの施工管理
1つずつ解説していきます。
建築工事の施工管理
建築工事の施工管理は、一般的な施工管理の仕事内容に加えて、以下のような仕事も行います。
- 建築士とのやりとり
- 行政に提出する仕事の作成
- 電気工事・設備工事業者との連携
建築工事は多くの業者と関わるため、そうした連携を建築施工管理が行います。
土木工事の施工管理
土木工事の施工管理は、以下のような工事を行います。
- 道路工事
- 港湾工事
- 空港工事
- 河川工事
- 鉄道工事
- トンネル工事
基本的に外での工事が多いです。
また、土木工事は公共工事が多いため、公共工事に関する書類を作成するのも土木施工管理の仕事です。
土木工事の施工管理の詳細は、土木施工管理のきついところ5選【できるだけキツくない会社の選び方】にまとめています。
電気設備工事の施工管理
電気設備工事の施工管理は、以下のような電気設備の工事を行います。
- 発電設備:電気を作る設備(火力発電所、風力発電所、水力発電所など)
- 送電設備:発電設備から電気を送る設備(送電線など)
- 変電設備:発電所から送電されてくる電気の電圧を変換する設備(変電所など)
- 受変電設備:キュービクル、開閉器、変圧器など
- 配電設備:電信柱や地中送電設備など
- 構内電気設備:建設物内で使う電気設備(照明、コンセントなど)
電気工事士さんとやり取りして、工事を進めていきます。
電気設備工事の施工管理の詳細は、電気工事の現場監督(施工管理)の仕事内容や給料【未経験の会社選び】を参考にどうぞ。
管工事の施工管理
管工事の施工管理は、以下のような設備の工事を行います。
- ガス設備
- 給水設備(水道など)
- 排水設備(下水管など)
- ダクト(空気が通る穴)
- 浄化槽(下水道がない場所の排水設備)
管工事の施工管理の詳細は、管工事施工管理のきついところ4選【他の施工管理との比較も紹介】にまとめています。
造園工事の施工管理
造園工事の施工管理は、以下のような工事を行います。
- マンション・ビル・商業施設・病院・学校などの庭や屋上緑地の工事
- 公園、ゴルフ場、遊園地の造成
- 道路横の樹木の工事など
土木工事と同様、外の工事が多いのが特徴です。
詳しくは、造園施工管理のきついところ6選【やりがいや魅力7選も解説します】を参考にどうぞ。
内装工事の施工管理
内装工事の施工管理は、以下のような工事を行います。
工事 | 内容 |
墨出し | 壁や天井をどこに設置するか印をつける |
軽鉄工事 | 壁や天井につけた印の部分に下地を造る
間仕切り壁や二重天井などの骨組みを組み立てる工事 |
ボード工事 | 壁や天井にボードを貼り付ける下地工事
※石こうボードを使うことが多い |
壁紙の工事 | 壁紙(クロス)を貼る |
塗装工事 | 壁や天井の色や材質の仕上げ
漆喰や珪藻土などをコテで塗って仕上げていく左官工事もある |
床仕上げ工事 | フローリング、畳、クッションフロア、タイルなどを貼る工事
※床暖房工事もある |
建具の工事 | 窓、ドア、ふすま、障子、手すりなどの設置工事 |
屋内工事なので、夜間工事を行うこともあります。
内装施工管理については、内装施工管理の仕事内容や年収相場【激務できついのかわかります】を参考にどうぞ。
空調設備の施工管理
空調設備の施工管理は、以下のような工事を行います。
- 冷暖房設備の設置
- ボイラーの設置
- ヒートポンプの設置
- 冷凍機の設置
- 吸収冷温水器の設置
- 蓄熱槽の設置
- 各種熱源からの配管
- ダクトの設置
- 送風機の設置
- フィルターの設置
- 加熱・冷却コイルの設置
詳しくは、空調設備の施工管理の仕事内容【未経験から転職するときの注意点】を参考にどうぞ。
リフォームの施工管理
リフォームの施工管理は、以下のような建物のリフォーム工事を行います。
- 戸建住宅
- マンションの室内
- 古民家、空き家
- 店舗
- 商業施設
- オフィス
個人のお客様も多く、現場によってはお客様が生活する中で工事をすることもあります。
そのため、細かいことに配慮ができる施工管理が求められます。
詳しくは、リフォームの施工管理の仕事内容【楽しいところときついところも解説】を参考にどうぞ。
大規模修繕工事の施工管理
大規模修繕工事の施工管理は、マンションやビルの修繕工事を担当します。
マンションやビルを利用する人がいる中で工事するため、細かい配慮が必要です。
詳しくは、マンション大規模修繕工事の施工管理の進め方【おすすめ資格5選】にまとめています。
ハウスメーカーの施工管理
ハウスメーカーの施工管理は、以下のような仕事も行います。
- 営業マンとの打ち合わせ
- 地鎮祭や棟上げ式に出席
また、現場をかけもちすることが多いです。
詳しくは、ハウスメーカーの現場監督の仕事内容【キツいところとメリットも解説】を参考にどうぞ。
ゼネコンの施工管理
ゼネコンの施工管理も、一般的な施工管理と仕事内容は一緒です。
ただし、ゼネコンなので工事の規模が大きいのが特徴です。
また、下請け企業とのやり取りも行います。
ゼネコンは、大手の建設会社の一覧をまとめてみた【業界のきついところや将来性】にまとめたので参考にどうぞ。
プラントの施工管理
「プラント」とは、工場・発電所・下水処理場などのことです。
大規模な工事なので、1つの現場を長く担当するのもプラント施工管理の特徴です。
大手だと海外のプラント建設に関わることもあります。
詳しくは、プラント施工管理とは?激務・きついといわれる4つの理由も解説を参考にどうぞ。
施工管理のジャンルを楽な順に並べてみた
現場によるので一概には言えませんが「しいて並べるなら」という観点で並べました。
ただし、もちろん施工管理は楽な仕事ではありません。
- 造園
- 土木
- 電気
- 建築
どの施工管理を選ぶか参考にしてみてください。
詳しくは、施工管理を楽な順に並べてみた【結論:楽な仕事じゃないけどね】にまとめています。
施工管理(現場監督)の13の業務内容
施工管理(現場監督)の具体的な業務内容は、下記の13個です。
- 施工計画の作成【工事の段取りを決める】
- 工程管理【工事のスケジュール管理】
- 安全管理【事故がないように対策する】
- 原価管理【会社の利益が出るようにする】
- 品質管理【良い建設物を造る】
- 出来形管理【お客様満足を高める】
- 行政への申請書類の作成
- 設計など事務作業
- 現場の写真撮影
- 近隣への挨拶
- 現場の清掃
- その他トラブル対応や緊急対応
- 飲みニケーション
具体的な仕事内容は、施工管理(現場監督)の13の仕事内容【あなたに向いてるかも診断】にまとめています。
施工管理のやりがい・魅力・楽しいところ
施工管理の職種や仕事内容がわかったところで、最後にやりがい・魅力・楽しいところを解説します。
具体的には下記のとおり。
- 建物が完成したときに、すごい達成感がある
- 社会の役に立ってることがわかりやすい
- 給料が上がる、稼げる
- お客さんに直接感謝される
- 今後も仕事が安定している
- 現場に仲間意識が芽生える
- できあがっていく様がおもしろい
- 転職も有利
- 自分が造った建物がGoogleマップに出てくる
- ちょっとモテる
詳しくは、施工管理(現場監督)のやりがいや魅力9選【未経験から始める方法】を参考にどうぞ。
施工管理は、とてもやりがいのある仕事です。
まとめ|施工管理(現場監督)には11種類の職種がある
この記事をまとめます。
- 施工管理には現場の4職種とジャンル別の7職種がある
- 施工管理(現場監督)の業務内容は13個ある
- 施工管理のやりがい・魅力・楽しいところを知っておこう
- 施工管理の職種を知りたい
もし本気で施工管理に転職を考えてるなら、さっそく転職活動を始めてみましょう。
行動しないと何も始まらないので。
とりあえず、求人情報をながめてみましょう。
冒頭でも触れましたが、私たちワット・コンサルティングでも未経験から施工管理に転職したい人を募集しています。
ワット・コンサルティングの強みは下記の4つ。
- 約2ヶ月の研修で施工管理の基礎をしっかり学べる(業界トップクラス)
- 1500名以上の未経験者を研修してきた実績あり
- 研修期間中もお給料をもらえる
- 定着率83.2%なので施工管理の転職に失敗しにくい(定着率も業界トップクラス)
なので「しっかりと基礎を学んで長く働きたい!」という人に合っていると思います。
転職活動の情報収集に活用してみてください。
また、未経験から施工管理の転職に失敗しないコツは、未経験でも施工管理に転職できる!転職に失敗しない9ステップにまとめています。
あなたの転職活動の参考になればうれしいです!