現場監督(施工管理)は資格なしでも働ける｜未経験からキャリアを掴む方法

こういった疑問や不安に応える記事です。

私たちワット・コンサルティングは、現場監督(施工管理)の技術者派遣の会社です。

未経験から現場監督(施工管理)になりたい人を募集しています。

結論、現場監督(施工管理)は、資格なしでも転職できます。

現場監督は「施工管理技士」という資格がありますが、そもそも実務経験がないと受験ができません。

そのため、まずは無資格で転職して、経験を積んでいく方がほとんどです。

この記事を読むことで、資格なしの現場監督の仕事や、キャリアがわかります。

今回の転職に失敗したくない人は、最後まで読んでみてください。

現場監督(施工管理)は資格なしでも働ける

現場監督（施工管理）は、未経験でも始められる業務が多いため、資格なしでも働けます。

具体的な仕事内容と中身は、以下のとおりです。

仕事内容	概要
安全管理	・作業前に危険な場所がないかチェックする ・道具や機械に異常な動きがないか見る ・作業員がヘルメットや作業着を正しく着用しているか見る
品質管理	・使う材料が正しいか確認する ・仕上がり具合をチェックする ・施工の過程や完成した部分の写真を撮影する
工程管理	・作業のスケジュールを確認する ・職人へ作業の予定を伝える ・工事の遅れがないかチェックする
原価管理	・無駄な出費がないかチェックする ・工事にかかった費用を記録する ・見積もりに沿って進んでいるか見る
環境管理	・ゴミや不要な材料の片付けを指示する ・近隣住民へ工事について説明する ・工事の音がうるさくないかチェックする

新人のうちは難易度の低い業務から始めるため、資格がない未経験者でもできる仕事です。

ちなみに、施工管理の1日の流れや種類別の仕事内容は、【完全解説】施工管理の仕事内容をわかりやすく解説！会社選びのコツも紹介を参考にしてみてください。

 

資格なしでも現場監督の仕事についていけるかは研修次第

これは会社の研修次第です。

結論、未経験者向けの研修がしっかりしている会社に転職するのがおすすめです。

研修が充実していないと、現場でパニックになる恐れがあります。

できれば、2ヶ月くらいの研修期間がある会社を選ぶと安心でしょう。

ワット・コンサルティングは60日間の新人研修で定着率83.2%

冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングは、未経験から現場監督(施工管理)になりたい人を募集しています。

業界トップクラスの60日間の新人研修を実施しているため、

という人に合っています。

他にも、ワット・コンサルティングの強みは以下のとおりです。

転職先の候補に加えてみてください。

資格なしで施工管理に転職した人の声

弊社で活躍中の「資格なし×未経験」から施工管理に転職した2名の声を紹介します。

H.Fさんは、未経験者向けの研修制度を通じスキルを身につけ、現在は鉄筋工事の現場で活躍中です。

主任を目指して幅広い仕事に挑戦したいと意欲を見せています。 

やりがいがあった警察官の仕事から、目に見える成果が残せる仕事に魅力を感じ建設業界を志望したE.Sさん。

職人や建築担当とコミュニケーションを取り、建物ができあがる達成感を味わいながら、施工管理の仕事に取り組んでいるそうです。

参考：株式会社ワット・コンサルティング｜中途採用

紹介した2名のように、未経験からでも施工管理の仕事で活躍できます。

研修制度が整っている会社に入社すれば、未経験でもスムーズに現場に入ることが可能です。 

資格なしの現場監督に求められるスキル

特に必要なスキルは以下の3つです。

もちろん、転職する前からすべてのスキルは必要ありません。

仕事をしながらスキルを身につけていけばOKです。

1つずつ解説していくので、転職後のイメージにしてみてください。

問題解決力

工事現場ではさまざまな問題が起きるため、問題解決力が求められます。

こうした問題が発生した際に、問題を解決していく必要があります。

もちろん最初からすべてができる必要はありませんが、徐々にこうした問題解決力を身につけていきましょう。

マネジメントスキル

資格なしの現場監督であっても、マネジメントスキルは必要です。

くりかえしですが、最初からマネジメントスキルを持ち合わせている必要はありませんが、キャリアを積んでいく上でマネジメントスキルを鍛えていきましょう。

現場監督に求められるマネジメントスキルについては、施工管理に必要な5つのマネジメントスキル｜身につける方法も解説を参考にしてみてください。

コミュニケーション能力

現場監督にはコミュニケーション能力も求められます。

以下のような人たちとコミュニケーションをとるシーンが多いからです。

特に、現場の職人さんとコミュニケーションをとる機会が多いです。

今までに人と話す仕事をしたことがある人は、現場監督でもやっていける可能性があります。

ちなみに、職人さんと上手にコミュニケーションをとるコツは、施工管理が職人さんとうまくコミュニケーションを取る13のコツ！人間関係を良好にを参考にどうぞ。

現場監督が資格なしで働く4つのデメリット

現場監督の未経験者さんは資格なしでも大丈夫ですが、ずっと資格を取得しないのはおすすめしません。

資格を取得しないと、以下のデメリットがあるからです。

デメリットを1つずつ解説していくので、もし現場監督に転職した場合のキャリアの参考にしてみてください。

年収が上がりにくい

資格を取得していないと、年収が上がりにくいです。

施工管理技士などの資格があると昇進・昇給しやすかったり、資格手当がついたりするからです。

年収は企業によって違いますが、資格の有無で平均年収が変わります。

そのため、年収アップしていきたい人は、いずれ施工管理技士などの資格を取得しましょう。

現場監督の年収については、20代の施工管理・現場監督の平均年収！給料を上げていく4つの方法にまとめています。

キャリアアップしにくい

あくまでも企業によりますが、資格を取得していない現場監督は昇進のスピードが遅い傾向があります。

早くキャリアアップしていきたい人は、いずれ施工管理技士を取得しましょう。

ちなみに、現場監督のキャリアプランについては、施工管理のキャリアプラン6ステップ｜面接での答え方も解説を参考にしてみてください。

責任が大きい役職を任されにくい

施工管理技士を取得していないと、主任技術者や監理技術者といった現場の責任者になれません。

責任が大きい役職を経験できないのがデメリットでしょう。

出典：国土交通省中部地方整備局｜工事現場に配置する技術者とは

責任ある仕事を任されたい人は、施工管理技士を取得するのがおすすめです。

有資格者より転職先の幅が狭くなる

資格を取得していないと転職の幅が狭くなります。

多くの企業は主任技術者・監理技術者になれる施工管理技士を優先して採用したいためです。

そのため、施工管理技士を取得しておくと、今後の転職を有利になります。

施工管理技士などの資格を取得するメリット

上記で解説してきたデメリットを踏まえると、施工管理技士などの資格を取得するメリットは以下のとおりです。

資格を取得すれば、年収やキャリアアップが可能になり、大きな仕事を任せてもらえるためやりがいも増します。

資格なしで働くデメリットと、取得した場合のメリットを念頭に入れておきましょう。

未経験から施工管理技士を取得する方法

ここからは、未経験から施工管理技士の資格を取得する方法を解説していきます。

資格なしでも仕事はできますが、いずれは施工管理技士を取得するのがおすすめです。

具体的な勉強方法も解説するので、今後の参考にしてみてください。

 施工管理技士は1級から目指してOK

施工管理技士には1級と2級があります。

1級の方が大規模な現場の責任者を担当できて、年収アップしやすくなっています。

特にこだわりがなければ、1級から受験するのがおすすめです。 

以下は施工管理技士の受験資格です。これから受験する方は表の右側の「新受験資格」をご覧ください。

出典：国土交通省｜令和６年度より施工管理技術検定の受検資格が変わります

1級の第一次検定に合格後、実務経験が5年以上あれば第二次検定に挑戦できることがわかります。

最短でキャリアアップしていきたい方は、1級から受験することも検討してみてください。

施工管理技士の受験資格は、令和6年度から施工管理技士試験の受験資格が改正される｜3つの注意点も解説に詳しくまとめています。

施工管理技士の難易度

施工管理技士の難易度を、近年の平均合格率から見ていきます。

以下は、施工管理技士の第一次検定と第二次検定の平均合格率をまとめたものです。

直近3年分の試験結果をもとに算出しています。

資格名	第一次検定	第二次検定
1級建築施工管理技士	44.6%	46.1%
2級建築施工管理技士	42.4%	54.2%
1級土木施工管理技士	58.4%	32.1%
2級土木施工管理技士	68.8%	43.7%
1級造園施工管理技士	39.8%	42.3%
2級造園施工管理技士	54.9%	42%
1級管工事施工管理技士	33.9%	63.8%
2級管工事施工管理技士	56.2%	61.5%
1級電気工事施工管理技士	43.2%	63.5%
2級電気工事施工管理技士	57%	64.8%
1級電気通信工事施工管理技士	54%	38.9%
2級電気通信工事施工管理技士	64.3%	37.8%
1級建設機械施工管理技士	24.4%	69.6%
2級建設機械施工管理技士	45.4%	79.1%

参考：国土交通省※

1級と2級施工管理技士の平均合格率はおおよそ40〜60%なので、試験の難易度は極端に高いわけではありません。

試験日の3ヶ月前ぐらいからコツコツ勉強していけば、合格できる可能性があります。

※詳しい勉強方法は次から解説します。

各施工管理技士の試験内容や出題範囲は、施工管理技士試験の難易度や資格の種類！各試験の難しい順も解説で紹介しているので参考にしてみてください。

施工管理技士の勉強方法

施工管理技士の試験問題は、過去の問題と似たようなものが出題されるため、テキストと併せて過去問題集も購入しましょう。

基本的にはテキストと過去問題集で勉強しつつ、アプリや通信講座を組み合わせると合格しやすくなります

具体的な勉強方法は、以下のとおりです。

勉強方法	勉強のコツ
テキストに目を通す	まずはテキストに目を通し、全体像をつかむ
過去問題集をくりかえし解く	過去5年分を最低3〜5周くりかえす
アプリも活用する	移動時間や昼休憩などの隙間時間を活用する
通信講座などで添削を受ける	第二次検定の記述問題の対策をする

第二次検定は実務経験を記述する問題が出題されるため、文章を添削してもらえる通信講座などを活用するのがおすすめです。

施工管理技士の勉強におすすめのアプリは、【無料あり】施工管理技士の勉強におすすめのアプリ【合格の7つのコツ】を参考にしてみてください。

施工管理技士以外で現場監督に役立つおすすめの資格一覧

参考までに、施工管理技士以外で現場監督に役立つ資格は以下のとおりです。

すべての資格を取得する必要はありません。

担当する業務に合わせて、必要な資格を取得していけばOKです。

詳しくは、現場監督の仕事に役立つおすすめ資格42選一覧【難易度も紹介】にまとめています。

さまざまな資格はありますが、キャリアアップに直結する施工管理技士の資格を最初に取得するのがおすすめです。

施工管理技士が取得できたら、担当業務に合わせた他の資格を勉強しましょう。 

未経験×資格なしから施工管理に転職するステップ

未経験で資格なしから施工管理に転職する、以下の4ステップを解説します。

1つずつ解説していくので、転職活動のイメージに役立ててください。

未経験×資格なしでも応募できる求人を探す

未経験かつ、資格なしでも応募できる求人を探しましょう。

求人サイトの条件を指定する際に「未経験OK」と「資格不問」にチェックを入れて検索してみてください。

研修が充実している会社を絞る

次に、未経験で資格なしで応募できる会社の中から、研修が充実している会社に絞りましょう。

現場に出る前に研修を受けておけば、未経験の場合でも仕事の流れや実際の動きをつかみやすくなります。

実務でパニックにならないためにも、充実した研修がある会社を探してみてください。

資格取得支援制度がある会社を絞る

資格取得支援制度がある会社もおすすめです。

会社のサポートがあれば、仕事をしながら勉強しやすいですし、奨励金をもらえたり、受験料を負担してもらえたりする場合もあります。

施工管理に求められるスキルをアピールする

先ほど解説した現場監督に求められる以下のスキルをアピールすれば、資格なしでも採用される確率は上がります。

資格や経験がなくても、施工管理の仕事に求められるスキルをもっていれば、活躍できそうな印象を与えられるからです。

3つのスキルのいずれかを使い、以下の自己PRの型を参考に文章を作りましょう。

最初に結論となる強みを伝え、エピソードを入れて具体性をもたせることが重要です。

以下の例文を参考にしてみてください。 

自己PRの型にはめて、自分のスキルをアピールする例文を作ってみましょう。

資格なしの現場監督についてよくある質問

最後に、資格なしの現場監督についてよくある質問に答えていきます。

現場監督は誰でもなれる？

現場監督は誰でもなれるわけではありません。

以下に該当する方は、未経験から現場監督に転職できない可能性があります。

詳しくは、現場監督は誰でもなれるわけじゃない｜誰でもできる仕事でもありませんにまとめています。

資格を取得してから施工管理に転職した方がいい？

資格がなくても施工管理として採用されやすいため、まずは転職して働きながら資格の取得を目指しましょう。

転職先の資格取得支援制度を活用しながら勉強した方が、独学より合格しやすいです。

見習いの現場監督の仕事内容は？

1年目は以下のような仕事を任されることが多いです。

詳しくは、現場監督(施工管理)1年目の新人の仕事内容11選｜放置される理由を参考にどうぞ。

現場監督に向いている人の特徴は？

以下に該当する人は、現場監督に向いている傾向があります。

詳しくは、施工管理に向いている人の特徴30選｜向いてない人の特徴も解説にまとめているので、適性診断に活用してみてください。

資格なしだとブラック企業しか転職できない？

そんなことはありません。

資格がなくてもきちんとした企業に転職できます。

ホワイトに近い会社を選ぶコツは、以下のとおりです。

詳しくは、施工管理で激務なブラックではなくホワイトな環境で働く方法38選にまとめています。

資格なしの現場監督は残業が多くて休みが少ない？

これは転職する会社によります。

残業が多すぎなかったり、ある程度の休みが確保されていたりする会社を探す方法も、施工管理で激務なブラックではなくホワイトな環境で働く方法38選を参考にしてみてください。

資格がなくても現場監督はやりがいがある？

もちろん、資格を取得していなくても現場監督はやりがいがある仕事です。

詳しくは、施工管理の楽しいところ14選｜施工管理を楽しいと思う人の特徴12選を参考にどうぞ。

資格なしで現場監督になるにはどうすればいい？

以下に注意しながら転職活動を進めていきましょう。

詳しくは、未経験でも施工管理に転職できる！転職に失敗しない9ステップにまとめているので、転職に失敗したくない人は参考にしてみてください。

まとめ｜無資格でも現場監督(施工管理)で働ける

この記事をまとめます。

ということで、本気で現場監督に挑戦してみたいなら、さっそく転職活動を始めましょう。

行動しないと何も始まらないので。

人生のチャンスはそう何度もやってこないので、今日からできることを始めてみましょう。

くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングは、未経験から現場監督(施工管理)になりたい人を募集しています。

下記の6つのメリットがあるので、転職先の候補に入れてみてください。

あなたの転職の参考になればうれしいです！

※施工管理技士の平均合格率の算出根拠

• 令和４年度 建築・電気工事施工管理技術検定（１級・２級） 「第一次検定(2級後期)」及び「第二次検定」合格者の発表
• 令和４年度１級建築・電気工事施工管理技術検定「第一次検定」合格者の発表
• 令和３年度 建築・電気工事施工管理技術検定（１級・２級）「第一次検定(2級後期)」及び「第二次検定」合格者の発表
• 令和３年度１級建築・電気工事施工管理技術検定「第一次検定」合格者の発表
• 令和２年度１級建築・電気工事施工管理技術検定「学科試験」合格者の発表
• 令和２年度１級建築・電気工事施工管理技術検定「実地試験」の合格者の発表
• 令和２年度２級建築・電気工事施工管理技術検定「実地試験」の合格者の発表
• 令和２年度２級建築・電気工事施工管理技術検定 「学科のみ試験（後期）」合格者の発表
• 令和４年度1級土木施工管理技術検定「第二次検定」の合格者の発表
• 令和３年度１級土木施工管理技術検定「第一次検定」合格者の発表
• 令和３年度1級土木施工管理技術検定「第二次検定」の合格者の発表
• 令和４年度 ２級土木施工管理技術検定 「第一次検定(後期)」及び「第二次検定」合格者の発表
• 令和３年度 ２級土木施工管理技術検定「第一次検定(後期)」及び「第二次検定」合格者の発表
• 令和２年度２級土木施工管理技術検定の合格者を発表
• 令和２年度1級土木施工管理技術検定「実地試験」の合格者の発表 
• 令和４年度管工事・電気通信工事・造園施工管理技術検定（１級・２級） 「第一次検定(2級後期)」及び「第二次検定」合格者の発表
• 令和４年度 １級管工事・電気通信工事・造園施工管理技術検定 「第一次検定」合格者の発表
• 令和３年度管工事・電気通信工事・造園施工管理技術検定（１級・２級）「第一次検定(２級後期)」及び「第二次検定」合格者の発表
• 令和３年度 １級管工事・電気通信工事・造園施工管理技術検定「第一次検定」合格者の発表
• 令和２年度 管工事・電気通信工事・造園施工管理技術検定（１級・２級）合格者の発表
• 令和４年度建設機械施工管理1級､2級第一次検定合格者の発表について
• 令和4年度建設機械施工管理1級､2級第二次検定 合格者の発表について
• 令和3年度建設機械施工管理1級､2級第一次検定合格者の発表について
• 令和3年度建設機械施工管理1級､2級第二次検定合格者の発表について
• 令和2年度1級建設機械施工技術検定「学科試験」合格者の発表について
• 令和2年度建設機械施工技術検定試験合格者の発表について
• 令和2年度2級建設機械施工技術検定「学科試験」合格者の発表