現場監督は誰でもなれるわけじゃない|誰でもできる仕事でもありません

工事現場
考える男性
考える男性
現場監督って誰でもなれるの?

もしホントに誰でもなれるなら、やっぱり不人気ってこと…?

人気がなくて「誰でもいいから採用したい」って感じなら、転職はやめとこうかな…

ホントに誰でもなれるのか知りたい。

こういった疑問や不安に応える記事です。

この記事でわかることは下記のとおり。

  • 現場監督は誰でもなれるわけじゃない
  • 現場監督になれない可能性がある人とは
  • 現場監督に必要なスキル11選
  • 未経験で現場監督になりたい人の就職先

私たちワット・コンサルティングは、現場監督の技術者派遣の会社です。

未経験から現場監督になりたい人を募集しています。

結論、でも現場監督になれるわけではありません。

現場監督になれない人がいるのも事実。

ネットを調べると「誰でもなれる」という声もありますが、現実はちょっと違います。

この記事では、現場監督になれない可能性がある人を解説します。

あなたが該当していなければ、現場監督になれる可能性アリ。

そして、もちろん「誰でもできる仕事」でもありません。

「現場を見てるだけ」というほど簡単な仕事じゃないです。

現場監督に必要なスキルも紹介するので、就職・転職に失敗したくない人は最後まで読んでみてください!

この記事の監修者

株式会社ワット・コンサルティング

施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。

  • 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
  • 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
  • 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号

現場監督は誰でもなれるわけじゃない|なれない可能性がある人とは

作業員

くりかえしですが、現場監督は誰でもなれるわけではありません。

現場監督になれない可能性がある人は下記のとおり。

  • 中卒の人(ただし、なれる可能性もあります)
  • 30代後半の人
  • やる気がない人
  • 極端に体力がない人
  • 極端にコミュニケーション能力が低い人
  • 未経験で大手に転職したい人
  • 企業研究を怠る人

1つずつ解説します。

中卒の人【ただし転職できることもある】

高卒以上じゃないと採用されない会社もあるからです。

ただし、求人をよく探すと転職できる会社が見つかることもあります。

転職サイトで「学歴不問」などにチェックを入れて、求人を見てみましょう。

30代後半の人

未経験採用の場合は、できるだけ若い人を採用したい会社が多いからです。

現場監督に未経験で転職できるのは、20代~30代前半までが一般的。

やる気がない人

当たり前ですが、やる気がない人を採用したい企業はありません。

現場監督は決して楽な仕事ではないし、やる気がないと続けていけないです。

ただし、これはどの仕事でも一緒。

極端に体力がない人

現場監督は最低限の体力が必要な仕事だから。

残業が多い時期もあるため、極端に体力がない人は続けていけないかもしれません。

※一般的な体力があれば大丈夫です。

極端にコミュニケーション能力が低い人

現場監督は調整役であり、コミュニケーション能力が必須だから。

例えば、下記の人達の間に入り、コミュニケーションをとりながら工事を進めます。

  • 職人さん
  • 関連業者
  • 施主(依頼主)

※一般的なコミュニケーション能力があれば大丈夫です。

未経験で大手に転職したい人

未経験者を採用する大手は少ないから。

建設業界の大手は「ゼネコン」といわれています。

未経験でゼネコンに入れるのは、建設系の大学や専門学校を卒業した新卒者がメイン。

中途は経験者採用が多いので、未経験でいきなり大手の現場監督になるのは難しいです。

企業研究を怠る人

ミスマッチで辞める可能性があるから。

「思っていたのと違った…」となってしまうと、現場監督を続けられません。

特に、研修制度が整っていないと続けられないことも。

入社の翌日に現場に配置されても、何もできません。

しっかり企業研究して、研修制度もチェックしましょう。

該当しないなら現場監督になれる可能性あり

現場監督は人材不足なので、条件を満たしていれば転職できる可能性が高いです。

参考:施工管理が人手不足の3つの理由【ホワイト企業は離職率が高くない】

下記のような人も、未経験で現場監督に転職できることがあります。

  • 高卒の人
  • 文系出身
  • 30代前半
  • 女性

詳細を解説している記事があるので、参考にどうぞ。

ちなみに、特に資格がなくても現場監督に転職できます。

この辺は、現場監督(施工管理)は資格なしでも働ける【ブラックを避ける方法】にまとめてます。

参考記事

ちなみに、未経験から施工管理に転職する方法は、未経験でも施工管理に転職できる!転職に失敗しない9ステップにまとめています。

現場監督に必要なスキル11選【誰でもできる仕事じゃない】

重機
考える男性
考える男性
僕は現場監督に転職できそうだけど、やっていけるか不安…

現場監督ってどんなスキルが求められるの?

結論、下記の11個のスキルがあると良いですが、転職する段階ですべてのスキルは不要です。

転職して働きながら、少しずつ身につけていきましょう。

  1. 交渉力
  2. 計算力
  3. チームワーク
  4. リーダーシップ
  5. リスク管理スキル
  6. マネジメントスキル
  7. コミュニケーション能力
  8. スケジュール管理スキル
  9. 臨機応変に対応できる力
  10. プレゼンテーション能力
  11. 建設やモノづくりが好き

この辺は、施工管理に向いてる人の特徴30選【未経験で就職する方法も解説】に詳しくまとめてます。

また、もちろんですが、現場監督の仕事内容を知ってから転職しましょう。

主な仕事内容は下記のとおり。

  • 施工計画の作成【工事の段取りを決める】
  • 工程管理【工事のスケジュール管理】
  • 安全管理【事故がないように対策する】
  • 原価管理【会社の利益が出るようにする】
  • 品質管理【良い建設物を造る】
  • 出来形管理【お客様満足を高める】
  • 行政への申請書類の作成
  • 設計など事務作業
  • 現場の写真撮影
  • 近隣への挨拶
  • 現場の清掃
  • その他トラブル対応や緊急対応

現場監督の仕事内容は、施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説【未経験者向け】で細かく解説してます。

仕事ができる現場監督・できない現場監督の違い

考える男性
考える男性
「仕事ができない現場監督」って思われたらイヤだなぁ…

念のため、仕事ができる現場監督・できない現場監督の違いを知っておきましょう。

※今すぐ「仕事ができる現場監督」になる必要はありません。少しずつできるようになればOK。

仕事ができる現場監督仕事ができない現場監督
職人さんへの指示がうまい職人さんにうまく指示を出せない
段取りが良い段取りが悪い
謙虚偉そう
職人さんに敬意をもつ職人さんを邪険に扱う
勉強している勉強してない
言い訳しない言い訳する
きちんと仕事をしている仕事をしてる気になっている

この辺の詳細は、仕事ができない現場監督の特徴7選【職人さんとうまくやっていくコツ】にまとめてます。

現場監督の仕事の覚え方

考える男性
考える男性
仕事を覚えていけるか不安だなぁ…

もちろん仕事を覚えるのは簡単ではありませんが、下記を実践するのがおすすめです。

  • ググる
  • 録音する
  • メモをとる
  • 図面と現場を見て覚える
  • 可能であれば録画させてもらう

詳しくは、現場監督の仕事の覚え方7選【仕事に目標をもつと早く覚えられる】にまとめたので、転職後のイメージにどうぞ。

現場監督がいずれ取りたい資格

考える男性
考える男性
転職したら取った方がいい資格ってあるの?

結論、転職したらいずれ「施工管理技士」を取得すればOK。

現場監督向けの国家資格です。

施工管理技士には1級と2級があり、違いは下記のとおり。

  • 1級(監理技術者):特定建設業(下請に出す工事の総額が4500万円以上、建築一式工事の総額が7000万円以上の工事)と一般建設業(特定建設業未満の工事)を担当できる
  • 2級(主任技術者):一般建設業のみを担当できる

会社は施工管理技士がいないと、工事を受注できません。

売上に貢献できる資格なので、施工管理技士を取得すると下記のメリットがあります。

  • 年収アップしやすい
  • 転職が有利になる

この辺は、施工管理技士の資格の種類や試験の難易度【各試験の難易度順も解説】にまとめてます。

将来のイメージがほしい人は参考にどうぞ。

未経験で現場監督になりたい人の就職先

考える男性
考える男性
考える男性
現場監督に挑戦してみたいんだけど、未経験だとどんな会社に入れるの?

結論、下記の2つが代表的です。

  1. 未経験者を募集している会社
  2. 現場監督の技術者派遣

1つずつ解説します。

①未経験者を募集している会社

転職サイトなどで調べると、未経験者さんを募集している求人が出てきます。

くりかえしですが、研修がしっかりしている会社を選ぶのが大切。

②現場監督の技術者派遣

技術者派遣とは、技術者派遣の会社の正社員で採用されて、他社の現場で働くイメージです。

※「派遣」とありますが、正社員なので安心してください。

施工管理の技術者派遣のイメージ図

技術者派遣は他社に現場監督を派遣するため、研修制度が整っていることが多いです。

きちんと研修してない人を派遣すると、クレームになるから。

できれば、2ヶ月くらい研修がある会社が良いでしょう。

技術者派遣の詳細は、施工管理の派遣で働くメリットは?にまとめてます。

定着率83.2%の技術者派遣

冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングは、現場監督の技術者派遣の会社です。

ワット・コンサルティングの強みは下記の6つ。

  • 定着率83.2%(業界平均は約70%)
  • 未経験者の採用率80%
  • 累計1500名の未経験者を育成
  • 優良派遣事業者に認定されている
  • 社会保険完備+資格取得奨励金あり
  • 60日間の研修で基礎をしっかり学べる(研修期間の長さは業界平均の2倍)

なので「しっかり基礎を勉強してから働きたい!」という人に合っていると思います。

会社説明会があるので、転職活動の情報収集に活用してみてください。

まとめ|現場監督になれる可能性があるなら挑戦してみよう

工事現場

最後にもう一度、現場監督になれない可能性がある人をまとめておきます。

  • 中卒の人(ただし、なれる可能性もあります)
  • 30代後半の人
  • やる気がない人
  • 極端に体力がない人
  • 極端にコミュニケーション能力が低い人
  • 未経験で大手に転職したい人
  • 企業研究を怠る人

前述のとおり、中卒の人でも求人を探せば現場監督になれることがあります。

また、企業研究はしっかり行いましょう。

特に、研修制度が整っているかチェック。

現場監督になれる可能性があるなら、さっそく就職・転職活動を始めましょう。

未経験者さんの主な就職先は、この2つです。

  1. 未経験者を募集している会社
  2. 現場監督の技術者派遣

くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングは、未経験から現場監督に就職・転職したい人を募集しています。

会社説明会があるので、転職活動の情報収集に活用してみてください。

あなたの仕事選びの参考になればうれしいです!

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