新人1年目の現場監督(施工管理)の仕事内容12選|放置される理由

現場監督(施工管理)1年目の新人の仕事内容9選【未経験者は研修が命】
考える男性
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現場監督(施工管理)の新人って、どんな仕事をするの?

放置されるって本当?

未経験から転職するときに、失敗しないコツは?

こういった疑問や不安に応える記事です。

この記事の内容は下記のとおり。

この記事でわかること

  • 現場監督(施工管理)の1年目の新人の仕事内容12選
  • 新人の施工管理のきついところ
  • 新人の施工管理が放置される理由
  • 新人の施工管理が早く仕事を覚えるコツ
  • 未経験者がスムーズに施工管理の仕事を始める方法

私たち「ワット・コンサルティング」は、現場監督(施工管理)の技術者派遣の会社です。

未経験で現場監督になりたい人を募集しています。

この記事では、新人の施工管理(現場監督)の仕事内容を解説します。

きついところや、放置されても行動するコツもまとめたので、参考にしてみてください。

早く仕事を覚えるコツもわかるので、施工管理への転職に失敗したくない人は、実践していきましょう。

この記事の監修者

株式会社ワット・コンサルティング

施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。

  • 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
  • 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
  • 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号

目次

現場監督(施工管理)の1年目の新人の仕事内容9選
考える男性
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新人の施工管理って、どんな仕事をするの?

新人だから暇なこともあるの?

現場監督(施工管理)の1年目の新人の主な仕事内容は、下記の12個です。

新人施工管理の仕事内容

  1. 現場の掃除
  2. 安全管理
  3. 現場の写真撮影
  4. 測量や墨出しなどの業務
  5. 飲み物の準備
  6. 朝礼の準備
  7. 朝礼で当日の作業内容や注意事項の説明
  8. 職人さんの手伝い
  9. 事務作業
  10. とにかく質問して仕事を覚える
  11. 工事現場の準備
  12. 先輩施工管理の手伝い

現場によりますが、暇ではないと思っておきましょう。

ベテランの現場監督になると、下記のような仕事をします。

  • 施工計画の作成
  • 工程管理
  • 原価管理
  • 品質管理
  • 行政への申請
  • 設計業務

ただし、当たり前ですが、新人さんは知識がないので上記のような仕事ができません。

新人の現場監督は、まず仕事を覚えるのが先決です。

1年目の具体的な仕事内容を解説するので、イメージになればうれしいです。

参考記事

ちなみに、施工管理の仕事内容の全体像については、施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説にまとめています。

①現場の掃除

新人さんは、現場の掃除から始めます。

新人でもできる仕事だからです。

現場内を掃除は下記の意味もあり、とても重要です。

  • まずは現場を見て回る
  • 職人さんとコミュニケーションをとる

②安全管理

工事現場の安全が確保されているか、確認する仕事です。

安全が損なわれていると、事故が起きてしまうからです。

例えば、足場の点検など。

足場が崩れたら大事故なので、先輩から確認方法を教えてもらって安全管理をします。

ちなみに、安全管理の業務内容の詳細は下記の4つです。

  1. 工事現場の安全管理
  2. 機材・重機の安全管理
  3. 人の安全管理
  4. 季節・天候の安全管理

詳しくは、施工管理の安全管理とは現場の事故を防ぐこと【4つの安全管理がある】にまとめたので、事前学習にどうぞ。

③現場の写真撮影

現場の写真撮影も、新人現場監督の仕事です。

建設物が設計通りに造られているか、法律の基準を満たしているかの履歴を撮影するためです。

現場を回って写真を撮ることで、「こうやってできていくんだな」というのをつかむことも大切。

写真を撮るときに職人さんとコミュニケーションもとりましょう。

ちなみに、現場監督の写真撮影のコツは下記の8つです。

  1. 撮影計画を作成する
  2. 5W1Hを意識した写真を撮影する
  3. 公共工事の写真撮影は仕様書に忠実に
  4. 撮影後にすぐ写真をチェックする
  5. 判断がつかない場合はとりあえず撮影しておく
  6. 画素数は上げすぎない
  7. 全景の定点写真は完成物がすべて入る位置から撮影
  8. 写真はバックアップをとっておく

詳しくは、施工管理の写真の撮り方8つの注意点【撮影の便利ツールも紹介する】にまとめたので、こちらも事前学習にどうぞ。

④測量や墨出しなどの業務

土木や建築に限った話ですが、新人の施工管理は測量や墨出しを担当する場合があります。

土木の施工管理では道路や橋を整備するときに測量で地形を確認し、建築の施工管理では柱や壁の位置決定に墨出しを使います。

測量や墨出しの内容は以下のとおりです。

作業名概要
測量レベル機などを使い、高さや傾斜を計測する。主に土木工事で地形や水勾配を把握する。
墨出し墨つぼなどを用いて、柱や壁の位置を床面に示す。建築物の寸法管理に不可欠。

測量の際は三脚の設置とレンズの汚れ対策を欠かさず、誤差を小さくしましょう。

墨出しでは定規や墨つぼがズレると柱の垂直が狂う恐れがあります。

細部まで意識し、ずれを見逃さないよう注意して作業を進めていきます。

⑤飲み物の準備

職人さんたちの飲み物の準備も、新人現場監督の仕事です。

現場監督の仕事は、職人さんたちが働きやすくすることだからです。

部活のマネージャーみたいですが、立派な仕事です。

⑥朝礼の準備

現場の朝礼準備も新人現場監督の仕事です。

朝礼では1日の作業内容や安全に関する重要事項を共有するため、その準備は円滑な現場運営に欠かせません。

新人が担当する主な準備は以下のとおりです。

朝礼の準備

  • 配布資料の準備・コピー
  • ホワイトボードの設置・清掃
  • KY活動資料の用意
  • 出欠確認表の準備
  • マイクやスピーカーの確認

こうした準備を通じて、当日の作業工程や参加する職人さんを把握し、全体の流れを学ぶ良い機会になります。

新人さんは7時ごろに出勤して準備を始める会社が多いです。

しっかり準備して、スムーズな朝礼運営を支えましょう。 

⑦朝礼で当日の作業内容や注意事項の説明

朝礼で当日の作業内容や注意事項を、職人さんや現場作業員さんたちに伝えます。

これができないと、今日何をするかがわからないからです。

朝礼を仕切ることで、全体の把握やコミュニケーションが図れます。

ちなみに、朝礼の流れは下記のとおり。

  1. 「おはようございます!」とあいさつ
  2. ラジオ体操など
  3. 職人さん側に作業内容・人数・注意事項を説明してもらう
  4. 現場監督側が作業内容・人数・注意事項の説明をする
  5. 指差し呼称
  6. 「ご安全に!」「今日も頑張ろう!オー!」

朝礼の詳細は、現場監督の朝礼のコツ【緊張しない×ネタ切れしない3つの方法も解説】にまとめたのでイメージにどうぞ。

⑧職人さんの手伝い

職人さんの手伝いも、新人現場監督の仕事です。

職人さんを手伝うことで、仕事を覚えられるからです。

もちろん、中には雑用もあるでしょう。

「おぉーい!あれとってくれ!」

「ここ掃除しといてくれ!」

「ジュース買ってきてくんねぇ?」

などなど、職人さんの手伝いをします。

手伝いを通して、職人さんとコミュニケーションをとるのも仕事です。

⑨事務作業

現場はだいたい17時で終わりますが、現場監督はその後も事務作業があります。

新人現場監督の事務作業は下記のとおり。

  • 施工計画書の作成
  • 原価計算
  • 施工図の作成
  • 写真の整理
  • 行政向けの書類作成
  • 打ち合わせ資料の作成
  • 発注書類の作成
  • 業者とのやりとり
  • 請求書の作成・発送
  • 報告書類の作成

事務作業の詳細は、施工管理の事務作業11選【転職前に勉強しておくといい3つのこと】にまとめたので、イメージにどうぞ。

⑩とにかく質問して仕事を覚える

新人現場監督の最大の仕事は、とにかく仕事を覚えることです。

仕事を覚えられないと、いつまでたっても独り立ちできないからです。

わからないことは、とにかく質問して覚えましょう。

厳しい先輩や職人さんだと下記のように厳しく言われることもありますが、これはどの業界の仕事でも一緒です。

「そんなこともわからねぇのか!」

「もっと勉強しろよ!」

「前に教えただろ!」

「怒られるうちが華」といいますが、怒るということは気にかけてくれてる証拠です。

「すみません!でも、教えてください!」と一生懸命な姿勢があれば、かわいがってくれるものです。

⑪工事現場の準備

スムーズに工事が進むように、工事現場の準備をするのも新人施工管理の仕事です。

工事現場の準備内容

  • 工事の流れを確認
  • 資材の準備
  • 職人さんに必要なものを準備

こうした準備をすることで、仕事を覚えていきます。

⑫先輩施工管理の手伝い

先輩施工管理の手伝いをするのも、新人の仕事です。

先輩施工管理の手伝いの例

  • 必要な書類を準備する
  • 写真撮影の準備をする
  • 先輩が現場で指示を出しやすいように準備

こうした先輩の手伝いをすることで、仕事の細かい部分を覚えることができます。

新人施工管理の一日のスケジュール

新人施工管理の一日のスケジュールは、朝礼の準備から始まり、日中は現場巡回や写真撮影が中心です。

昼休憩後も似た流れが続き、終業後に書類を整理するケースが多いでしょう。

以下はタイムテーブルの一例ですが、工事内容や天候で変動する場合があります。

時間仕事内容
7:00出勤朝礼の準備
8:00朝礼
8:30工事スタート現場の巡回写真撮影現場の掃除
12:00昼休憩
13:00昼礼現場の巡回写真撮影事務作業
17:30工事終了事務所で事務作業
20:00仕事終了退勤

段取りを意識するうちに流れをつかみやすくなり、現場での動きに余裕が生まれていきます。施工管理の一日のスケジュール例は、施工管理(現場監督)の一日の流れや仕事のスケジュールも参考にしてみてください。

それでは、新人施工管理者の体験談を紹介していきます。

いずれも私たち「ワット・コンサルティング」で施工管理を始めた方たちです。

未経験から施工管理に転職する際の参考にしてみてください。

警察官から施工管理に転職したE.Sさんの体験

E.Sさんは警察官から施工管理に転身しました。

形が残る業務を目指してワット・コンサルティングへ入り、PCが苦手でも研修をこなしながら知識を吸収しているようです。

現場では写真撮影や配管ルートの確認を任され、職人との打ち合わせも徐々に担当しています。

完成時の達成感を味わうため、日々スキルアップに励んでいるそうです。

参考記事

未経験の施工管理が不安だったH.Fさんの体験

H.Fさんは研修制度が充実しているため、ワット・コンサルティングを選んだそうです。

未経験で不安だったものの、課題を互いに教え合う雰囲気に驚きました。

現場では鉄筋工事や配筋写真を任され、上司や職人から頑張りを認められたときにやりがいを感じたと話しています。

参考記事

考える男性
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新人の施工管理ってどれくらい稼げるの?

あと、年収はどんな感じで上がっていくの?

続いて、新人施工管理の平均年収や年収推移を解説していきます。

厚生労働省|賃金構造基本統計調査を元に計算しています。

まず、経験年数ごとの施工管理の平均年収は以下のとおりです。

新人の施工管理の年収は350万円くらいが相場です。

経験年数平均年収
0年354万円
1〜4年453万円
5〜9年605万円
10〜14年631万円
15年以上699万円

施工管理は技術職なので、経験年数が伸びるほど年収が上がる傾向があります。

年齢別の施工管理の平均年収も見てみましょう。

年齢平均年収
20〜24歳383万円
25〜29歳510万円
30〜34歳588万円
35〜39歳688万円
40〜44歳716万円
45〜49歳781万円
50〜54歳812万円
55〜59歳831万円
60〜64歳633万円
65〜69歳509万円

50代後半をピークとして、平均年収は800万円程度まで上昇しています。

続いて、施工管理の種類別の平均年収は以下のとおりです。

施工管理の種類平均年収
建築642万円
土木597万円
電気755万円

さらに、企業規模別の施工管理の平均年収も見ていきましょう。

100〜999人の中規模企業の年収が高くなっています。

明確な調査データはありませんが、大手企業では早くから働き方改革が進んでいるため、残業代が発生しにくい可能性があります。

企業規模(従業員数)平均年収
1,000人以上718万円
100〜999人728万円
10〜99人563万円

施工管理の年収については、20代の施工管理・現場監督の平均年収!給料を上げていく4つの方法に詳しくまとめているので、参考にしてみてください。

施工管理の給料が高い理由

施工管理の給料は、他業界と比べて高い傾向にあります。

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、施工管理の平均年収665万円に対し、全業界平均は527万円です。

施工管理の給料が高い主な理由を以下にまとめました。

理由内容
専門性の高さ建築・土木の知識や管理能力が必須
責任の重さ安全・品質・工程・予算を管理
需要の高さ建設業界は常に人材を求めている
資格手当施工管理技士などの資格が給料に反映

このように、専門的な知識やスキル、そして現場全体を管理する大きな責任が求められるため、施工管理の給料は高く設定されています。

参考記事:施工管理で給料が安い人と高い人がいる理由|年収を稼げるキャリアプラン 

新人〜ベテランへのキャリアプラン

新人の施工管理は、最初に現場補助を担当してから写真撮影や安全管理を学び、資格取得や工程管理の経験を積む流れが多いです。

2〜3年後には工程の組み立てを任されるようになります。

5年を超える頃に主任クラスへ昇格し、1級施工管理技士を取得する例が多いです。

施工管理のキャリアプランの例は以下のとおりです。

会社によって違いはありますが、参考にしてみてください。

 経験を重ねるほど工程や安全、品質など多面的に理解する力が身につきます。

大規模な案件でチームを指揮するようになると、年収アップとともに責任も重くなるでしょう。

資格や語学力を磨けば海外案件に関わる道も広がっていきます。

施工管理の将来性

施工管理は将来性があるといわれます。

都市開発や老朽インフラの改修など多方面の案件が続くからです。

出典:国土交通省|令和6年度(2024年度) 建設投資見通し 概要

施工管理に将来性があるといわれる主な理由は、以下のとおりです。

施工管理に将来性がある理由

  1. 都市開発の需要があるから
  2. インフラ需要が今後も続くから
  3. リフォームの需要があるから
  4. 復興工事の需要があるから
  5. 施工管理人材は希少価値が高いから
  6. 働き方改革が進んでいるから
  7. ITツールで業務が効率化しているから

大都市部では超高層ビルの建設や再開発、地方でも橋や道路の修繕が活発です。

リフォームや耐震工事への取り組みも増え、技能をもつ人材への引き合いが途切れにくいでしょう。

出典:国土交通省|市街地整備に関する現状と課題

また、近年はICT化が進み、遠隔監視やデジタル写真管理で事務負担が減少傾向にあります。

資格を取得して経験を積むほど仕事の幅が広がるため、長く働きたい方には魅力的な選択肢といえます。

出典:国土交通省|AIを活用した建設生産システム の高度化に関する研究

施工管理の将来性については、施工管理は将来性がある7つの理由|AIで仕事がなくなることは考えにくいも参考にしてみてください。

新人1年目の施工管理のきついところ3選

考える男性
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新人施工管理のきついところも知っておきたいな…

結論、新人のきついところは以下の3つです。

新人施工管理のきついところ

  1. マルチタスクが大変
  2. 先輩や職人さんに怒られる
  3. 工事の内容を覚えるのが大変

こちらも1つずつ解説するので、転職後のイメージにしてみてください。

マルチタスクが大変

同時に複数の仕事を進めるマルチタスクは、慣れてないときついと感じます。

例えば、工事をチェックしながら電話対応をし、職人さんに指示を出す場面などです。 

対処法

まず「やることリスト」を作り、優先順位をつけるのがおすすめです。

そして、一人で抱え込まず、進捗状況を先輩に報告・連絡・相談しましょう。 

最初は大変ですが、こなせるようになると仕事の効率が上がります。

先輩や職人さんに怒られる

最初は先輩や職人さんに怒られる場面があります。

「道具の名前を覚えていない」「工事の流れを把握していない」などが主な理由です。 

ポイント

どんな仕事でも1年目は怒られるものです。

怒られるのは、成長を期待されている証拠と捉えましょう。 

怒られないためには、元気な挨拶や返事を心がけ、教わったことは必ずメモを取り、わからない点はすぐに質問してください。

素直な態度で接すれば信頼関係を築けます。

工事の内容を覚えるのが大変

最初は慣れていないため、工事の内容を覚えるのが大変です。

専門用語が多く、全体の流れを把握するまで時間がかかるでしょう。

焦らず覚えるには、以下の方法を試してみてください。

方法

  • 用語集を自作する
  • 現場を積極的に歩く
  • 写真と図面を見比べる
  • 先輩や職人さんに聞く

工程表や指示書と現場を見比べながら、少しずつ理解を深めていけば大丈夫です。

日々の積み重ねで、着実に知識が身につきます。 

新人の施工管理が放置される理由と対処法

考える男性
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「新人の施工管理は放置される」って聞いたことがあるけど、本当なの?

現場によっては、新人が放置されてしまうケースがあります。

放置される理由は以下の3つです。

新人施工管理が放置される理由

  1. 新人を育成する体制が整っていないから
  2. 新人が手伝えることが少ないから
  3. 現場が忙しくて教えている時間がないから

もちろん、すべての現場で放置されるわけではありませんが、念のため知っておきましょう。

対処法も解説していきます。

新人を育成する体制が整っていないから

会社によっては、新人を育成する体制が整っていないため、放置されてしまうことがあります。

「現場で見て覚えろ」というスタイルの会社もあるでしょう。

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新人研修が整ってる会社がいいな…

という人は、求人を見るときに研修制度もチェックするのがおすすめです。

できれば、2ヶ月ほどの研修があると安心です。

ポイント

ちなみに、私たちワット・コンサルティングでも、未経験から施工管理になりたい人を募集しています。

60日間の新人研修があるため、しっかりと基礎を勉強してから働けるのがメリットです。

転職先候補の1つに加えてみてください。

新人が手伝えることが少ないから

そもそも、新人の施工管理に手伝えることが少ないため、放置されることがあります。

特に、初めて現場に入った施工管理ができることは、以下のような仕事だけでしょう。

初めて現場に入った施工管理の仕事内容

  • 現場の清掃
  • メモをとる
  • 現場を見て雰囲気を知る

できることが少ないため、何もしていない時間ができることがあります。

放置される場合は、以下のように行動するのがおすすめです。

新人の施工管理がやった方が良いこと

  • 現場を見て学ぶ
  • 積極的に質問する
  • 資格の勉強を進める

学習と行動を続けるほど新しい役割を任されるようになります。

現場が忙しくて教えている時間がないから

現場が忙しくて、新人に教えている時間がないケースもあります。

先輩も教えたいとは思いつつ、自分の業務で手一杯になっているケースです。

こうした事態を防ぐ方法は以下の2つです。

対処法

  1. 社員数が多い会社に入社する
  2. 研修制度が整っている会社に入社する

人数が少ないと、先輩の施工管理が忙しすぎて、放置されてしまうことがあると知っておきましょう。

考える男性
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新人施工管理の大変なところはわかったから、今度はやりがいを知りたい。

新人施工管理には、他の業種では味わいにくい特有のやりがいがあります。

未経験だからこそ感じやすいやりがいは以下のとおりです。

新人施工管理のやりがい

  • 成長を感じやすい
  • 自分の仕事が形になる達成感
  • 手に職がついていく感覚

こちらも1つずつ解説していきます。

成長を感じやすい

成長を感じやすいのは、新人施工管理の大きな特徴です。

未経験者なので新しいことをどんどん吸収して、日々の成長を感じられます。

ポイント

最初は専門用語や書類作成にも戸惑うかもしれません。

現場で先輩や職人と話しながら学ぶうちに、少しずつ用語や工程を理解できるようになるでしょう。 

そうした学習と実践がくりかえされるので、スキルアップの楽しさを味わえる場面になるはずです。

自分の仕事が形になる達成感

自分の仕事が形になる達成感は、施工管理の醍醐味です。

大きな建設物がチームの手で少しずつ組み上がり、完成したときには言葉にならない喜びを感じるでしょう。

例えば、以下のように大きな建設物の工事に関われると、達成感があるかもしれません。

建設物の例

  • 高層ビル
  • 大型の橋梁
  • 商業施設の複合ビル

一方、戸建てや店舗など小規模な工事でも、お客様から感謝されると大きな達成感があります。

社会への貢献を実感しやすいのも施工管理のやりがいでしょう。

手に職がついていく感覚

手に職がついていく感覚は、施工管理を続けるうえでの大きなやりがいです。

技術職として、測量や施工計画のノウハウを身につければ、将来の安定にもつながります。

ポイント

新人であっても毎日の現場巡回や、職人さんとの打ち合わせで得られる知見が増えるほど、自分の市場価値が高まっていると感じるでしょう。 

資格取得を念頭に置いた学習や、工程管理のノウハウを吸収する際にも、経験の蓄積がダイレクトにキャリアに結びつきます。

現場で覚えたスキルがそのまま転職や昇給につながるため、モチベーションが途切れにくい点も魅力的です。

考える男性
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1年目の施工管理は、どういう目標を立てればいいの?

結論、以下の3つを目標にしてみましょう。

1年目の目標

  1. 工事の流れを理解する
  2. 先輩に質問しやすい関係を作る
  3. 資格取得を目指す

これらができると、仕事を進めやすくなります。

1つずつ解説していきます。

工事の流れを理解する

まずは、工事の流れを理解しましょう。

全体の流れがわかると、次に何をすべきかイメージでき、仕事が進めやすくなります。

工程表を見たり、先輩に聞いたりしながら学ぶのが基本ですが、以下の方法も試してみてください。

流れを理解する方法

  • 工程表を毎日確認する
  • 現場と図面を見比べる
  • 先輩の指示意図を考える
  • 朝礼の内容をメモする

工事の流れをつかめると、先を予測して準備ができるようになります。

先輩に質問しやすい関係を作る

積極的に先輩とコミュニケーションをとり、質問しやすい人間関係を作っておきましょう。

わからないことをすぐに解消できて、仕事をしやすくなるからです。

先輩に質問しやすい関係を作るコツ

  • 元気よく挨拶する
  • 報連相を徹底する
  • 初月にたくさん質問しておく

先輩に聞ける関係性があれば、仕事の不安も軽減します。

資格取得を目指す

施工管理の資格取得を目指して、勉強してみましょう。

業務の勉強にもなるからです。

具体的には「施工管理技士補」の取得を目指してみてください。

実務経験がなくても受験できます。

施工管理技士補とは

施工管理技士をサポートする役割の資格です。

施工管理技士の試験には第一次検定と第二次検定があり、第一次検定に合格すると「施工管理技士補」を取得できます。

参考記事:技士補はいつから?【答え:2021年から!どんな資格かも解説】 

未経験者でも第一次検定を受験できて施工管理技士補を目指せるので、仕事を覚えるためにも、キャリアアップのためにも挑戦するのがおすすめです。

出典:国土交通省|令和6年度より施工管理技術検定の受験資格が変わります

施工管理技士の受験資格については、令和6年度から施工管理技士試験の受験資格が改正される|3つの注意点も解説にまとめています。

勉強を始める際は、業務との両立を考えた計画を立てると負担を抑えられます。

施工管理技士試験の勉強のコツは以下のとおりです。

勉強方法特徴
テキスト+過去問で勉強する用語や基礎知識を学びながら、出題形式に慣れていく
動画講座で要点を押さえる忙しい合間に視聴できるため、スキマ時間を活かしやすい
研修や勉強会に参加する講師や仲間と交流しながら、理解度を深められる

考える男性
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仕事を早く覚えるにはどうすればいいの?

結論、以下を実践してみましょう。

早く仕事を覚えるコツ

  • メモを取る
  • 不明点はすぐ聞く
  • 報連相を徹底する
  • 自分から声かけする・名前を呼ぶ
  • 進んで仕事を受ける
  • 職人さんをリスペクトする
  • なんでも聞ける先輩を見つける

1つずつ解説します。

メモを取る

当たり前のことですが、教わったことはメモをとりましょう。

すぐにメモを取れるように、ポケットに入る小さなメモ帳を準備してください。

また、メモを取れないときは、スマホのボイスメモがおすすめです。

一日の仕事が終わったら、メモを見返して勉強しましょう。

不明点はすぐ聞く

わからないことは放置せず、すぐに先輩に聞きましょう。

不明点を残しておくと、どんどん仕事ができなくなるからです。

職人さんと信頼関係を築けたら、施工に関して職人さんに質問するのもおすすめです。

報連相を徹底する

業務の報連相を徹底することでミスを防げます。

特に、新人のうちは「これで大丈夫だろう」と憶測で判断するのは危険です。

例えば、以下のような場面で報連相を心がけてください。

報連相のタイミング

  • 指示内容の復唱確認
  • 作業開始・終了の報告
  • 不明点や判断に迷う時
  • ミスやトラブル発生時

細かい内容でも先輩に報連相して、着実に仕事を覚えていきましょう。

自分から声かけする・名前を呼ぶ

現場では自分から声かけしましょう。

先輩や職人さんと人間関係を築くためです。

声かけの例

  • 「何か手伝えますか?」
  • 「〇〇を持ってきましょうか?」
  • 「この作業は~で良いですか?」

積極的に声かけすれば、前向きな姿勢が伝わります。

そして「〇〇さん、おはようございます!」のように名前を呼ぶと、相手に覚えてもらいやすく、親近感も湧きます。

円滑なコミュニケーションは、仕事をスムーズに進める潤滑油です。 

進んで仕事を受ける

仕事があれば、進んで受けてみましょう。

経験値が上がり、どんどん仕事を覚えることができます。

仕事を受ければ失敗することもありますが、もっとも失敗が許されるのが新人の特権です。

進んで仕事を受けて、実体験しながら仕事を覚えましょう。

職人さんをリスペクトする

職人さんへのリスペクトを忘れてはいけません。

工事は、職人さんがいなければできないからです。

ちなみに、職人さんとコミュニケーションをとるコツは、以下のとおりです。

職人さんとコミュニケーションをとるコツ

  • 元気よく挨拶・返事をする
  • きちんと感謝を伝える
  • 休憩時間にコミュニケーションをとる
  • 工事内容を把握するよう努める
  • 職人さんの話をよく聞く

詳しくは、施工管理が職人さんとうまくコミュニケーションを取る13のコツ!人間関係を良好にを参考にしてみてください。

なんでも聞ける先輩を見つける

なんでも聞ける先輩を見つけると、仕事の悩みを相談しやすくなります。

初歩的な質問でも気兼ねなく聞ける先輩がいれば、不安が減ります。

なんでも聞ける先輩を見つける方法

まず色々な先輩に挨拶し、会話を試みましょう。

丁寧に教えてくれる人や、話していて相性が良いと感じる人がいれば、その先輩を頼りにするのがおすすめです。 

 頼れる先輩は、新人時代の大きな助けになります。

未経験者がスムーズに現場監督の仕事を始めるなら研修が命
考える男性
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施工管理に興味があるけど、やっていけるか不安だなぁ…

未経験から施工管理を目指すときに、失敗を防ぐコツはある? 

スムーズに施工管理の仕事を始めるなら、研修制度がしっかりしている会社を選びましょう。

研修制度がしっかりしていれば、スムーズに現場に入れて、長く続けていける可能性があるからです。

研修が不足した状態で現場に出ると、何をすればいいかわからず、仕事が辛くなってしまうかもしれません。

ポイント

研修期間が2ヶ月以上の会社を選ぶと安心です。

しっかりと基礎を身につけてから現場に出られます。 

給料や福利厚生も大切ですが、求人を選ぶときは「研修制度」もチェックしてみてください。

関連記事:未経験でも施工管理に転職できる!転職に失敗しない9ステップ

ワット・コンサルティングでは約2ヶ月の新人研修を実施しています

冒頭でもお伝えしましたが、私たちワット・コンサルティングでは、未経験で施工管理になりたい方を募集しています。

60日間の新人研修でしっかり基礎を学べるので、安心して働けます。

他にもワット・コンサルティングには、以下のような強みがあります。

ワット・コンサルティングの強み

  • 定着率83.2%(業界平均は約70%)
  • 未経験者の採用率80%
  • 累計1,500名の未経験者を育成
  • 社会保険完備+資格取得奨励金あり
  • 優良派遣事業者に認定されている(派遣会社でわずか0.5%)

未経験から施工管理を始めるのに十分な環境が整っているので、転職先候補の1つに加えてみてください。

最後に、施工管理についてよくある質問に答えていきます。

新人施工管理は暇なの?

以下のケースに当てはまると、新人の施工管理者は暇になる可能性があります。

新人施工管理が暇になるケース

  • 研修が不足している
  • 最初はできることが少ない
  • 上司がどう仕事を振ればいいかわからない
  • 現場でのコミュニケーション不足
  • 自主的に仕事を探していない

研修が不足しているなどの要因で、手持ちぶさたになることがあります。

最初はできる作業が少ないため、仕事を振る上司も戸惑うかもしれません。

自主的に仕事を探さず待ち姿勢だと、放置されて退屈に感じやすいです。

新人が暇を防ぐには、以下を意識してみてください。

新人の施工管理が暇を防ぐ方法

  • 現場を見て学ぶ
  • 積極的に質問する
  • 資格の勉強を進める

研修を経ても不明な点があれば、遠慮せず先輩に聞いてみましょう。

学習と行動を続けるほど、新しい役割を任されるようになります。

施工管理2〜3年目の目標設定は?

まず、2年目は基本的な管理スキルを身につけ、コミュニケーション力を育てる段階です。

工程や安全、品質に加えて、朝礼や危険予知を実施できるようになると現場での存在感が高まります。

以下は2年目の目標の目安です。

施工管理2年目の目標

  • 工程管理・安全管理・品質管理がある程度できる
  • 職人さん・施主・業者さんとある程度コミュニケーションがとれる
  • 朝礼やKYミーティングができる

3年目になるとトラブル対応や後輩指導など、より幅広い業務を任される場面が増えます。

以下の目標を意識するとステップアップしやすいでしょう。

施工管理3年目の目標

  • ある程度トラブルを解決できる
  • 後輩の指導・育成

2〜3年目の目標については、3年目の施工管理(現場監督)の目標の目安【やった方がいい3つのこと】に詳しくまとめています。

施工管理の働き方改革はどうなってる?

施工管理の働き方改革は、国が主導して時間外労働を抑える方向へ動いています。

例えば残業の上限規制が導入され、割増賃金率も引き上げられました。

週休2日制に取り組む企業や、ICTを活用して現場の負担を減らす動きが広がっています。

以下は施工管理に関係する働き方改革の具体例です。

施工管理の働き方改革の例

  • 時間外労働の上限規制
  • 月60時間超の残業の割増賃金率引き上げ
  • 受発注者ともに適正な工期を設定する
  • 技能や経験にふさわしい給料や待遇を実現する
  • ICT・IoTの導入促進

実際、工程調整を余裕をもって組んだり、ITツールで書類作成を簡略化したりする事例が増えました。

今後も労働環境の改善が進み、従来ほど過酷ではない働き方を目指す流れが加速しそうです。

参考記事:2024年問題!建設業界で働き方改革が無理といわれる7つの理由 

施工管理一年目で辞めたいと思う人もいる?

一年目で辞めたいと思う人もいます。

辞めたい理由

  • 残業が多い
  • 休みが少ない
  • 現場で怒られる
  • ストレスが大きい

もちろん、どうしても辞めたいのではあれば無理をする必要はありません。

ですが、どんな仕事でも辞めたいと思う瞬間はあるものです。

無理しすぎない程度に頑張りつつ、仕事を覚えていきましょう。

施工管理で一人前になるには何年かかる?

施工管理で一人前になるには、一般的に5年から10年が目安です。

もちろん、個人の努力や現場の規模、会社の方針によって差は出ます。

ポイント

最初の数年は基礎を学び、現場経験を積む期間です。

5年ほど経つと、小規模な現場を任されたり、主任クラスになったりします。 

 1級施工管理技士の資格取得もこの時期が多いです。

10年を超えると、大規模な現場の所長を任されるレベルになる人もいます。

焦らず、着実に経験とスキルを積み重ねていくのが近道です。

参考記事:早く一人前の施工管理になるために必要な7つのこと【何年で一人前?】

施工管理の離職率は?

施工管理職のみの正確な離職率データはありません。

しかし、厚生労働省の調査によると、建設業全体の離職率は年間10%前後で推移しています。

出典:厚生労働省|令和5年雇用動向調査結果の概況

これは、全産業平均と比べても、特別に高い数値ではありません。

例えば、宿泊業・飲食サービス業は約25%です。

建設業界は「きつい」イメージがあるかもしれませんが、実際には多くの人が定着し、キャリアを築いています。

会社選びや働き方次第で、長く続けられる仕事です。 

新人施工管理のメンタルケアはどうすればいい?

新人施工管理のメンタルケアは、心身のバランスを保つうえで大切です。

現場の忙しさや重い責任で、ストレスを抱えるかもしれません。

無理を続けると体調を崩す恐れもあります。

メンタルケアの具体例は以下のとおりです。

方法概要
定期的に休息をとる休日はスマホを離し、外出や趣味で気分転換する
先輩や同僚に相談する抱え込む前に職場で共有し、アドバイスやフォローを受ける
専門家に助言を求める社内カウンセリングや産業医の面談を活用して専門的視点を取り入れる

周囲に相談できる環境づくりも忘れずに考えてください。

自分ひとりで解決が難しい場合は、早めに声をあげると深刻化を防げます。

心身が万全に近い状態で働けるよう、小まめなケアを意識しましょう。

新人施工管理にありがちなミスや失敗は?

新人施工管理は初めて覚えることが多いため、思わぬミスが発生しやすいです。

例えば図面や数量計算の確認漏れが起こり、職人さんへの伝達不足で工程が遅れるケースもあります。

以下はありがちな失敗例です。

新人施工管理にありがちなミスや失敗

  • 図面の読み違い
  • 写真の撮り忘れ
  • 必要な段取りを先輩に相談しない
  • 資材や機材の数を間違える
  • 報連相が遅れて修正が後手に回る

最初は慣れないことが多いので、早めに報告する習慣をつけましょう。

周囲に確認しながら工程を進めると、ミスを減らしてスムーズな現場管理につながります。 

施工管理が最初に覚えることは?

施工管理が最初に覚えることは、現場の安全ルールと基本的な作業の流れです。

何よりも安全が優先されるため、ヘルメットの着用や危険箇所の把握は必須です。

加えて、以下の基礎を身につける必要があります。

最初に覚えることリスト

  • 安全ルールとKY活動
  • 現場の挨拶・マナー
  • 道具や資材の名前・場所
  • 先輩・職人さんの名前と役割
  • 基本的な専門用語

 これらの基礎をしっかり身につけていきましょう。

新人の施工管理がミスを防ぐコツは?

ミスを防ぐコツは以下のとおりです。

新人の施工管理がミスを防ぐコツ

  • 規則正しい生活リズムを作る
  • 自分で調べて勉強する
  • なぜ?と自問し根本を理解する
  • 知ったかぶりをしない
  • 自分1人で判断しない

これらを実践してミスを防いでいきましょう。

新人の施工管理はキャパオーバーになる?

現場によってはキャパオーバーになることもあります。

慣れないうちは、仕事の量やスピードについていけず、精神的に追い詰められる場面もあるでしょう。

キャパオーバーになる例と対処法は以下のとおりです。

対処法
複数の指示で混乱メモを取り優先順位を確認
残業続きで疲労困憊先輩に業務量調整を相談
質問できず抱え込む報連相を徹底する

もし、キャパオーバーになりそうだったら、一人で抱え込まず、早めに先輩に相談してください。

新人に任せる仕事量ではない可能性があります。

辛いときも報連相を忘れないようにしましょう。

施工管理は食いっぱぐれない?

施工管理は「食いっぱぐれない」と言われることが多い職種です。

建物やインフラは社会に不可欠であり、建設工事がなくなることは考えにくいためです。

新設工事だけでなく、老朽化したインフラの維持・修繕や、リフォーム・リノベーションの需要も常にあります。

出典:国土交通省|建築着工統計調査報告 令和5年計

出典:国土交通省|建築物リフォーム・リニューアル調査報告

また、施工管理は専門的な知識と経験が求められる技術職であり、特に有資格者は常に不足気味です。

そのため、技術を身につければ、安定して働き続けることが期待できます。

施工管理と職人はどっちがおすすめ?

どちらもおすすめです。

違いは以下のとおりです。

違い

  • 施工管理:現場の進行を管理する仕事
  • 職人さん:実際に工事を行う仕事

直接工事をしたい人は、職人さんがおすすめです。

「施工管理はやめとけ」と言われる理由は?

以下の理由で「施工管理はやめとけ」と言われることがあります。

やめとけと言われる理由

  • 激務の会社もあるから
  • 時給換算すると薄給の会社もあるから
  • 3Kと言われてるから
  • マルチタスクだから
  • 人間関係が難しい現場もあるから

詳しくは、施工管理は辛いからやめとけと言われる5つの理由|就職してもいい人の特徴にまとめています。

一方、施工管理には以下のような魅力もあります。

施工管理の魅力

  • 経験を積むと年収が上がる
  • 資格を取得すると昇進や収入アップを見込める
  • 転職が有利になる
  • 今後も需要が安定しており将来性がある
  • 海外で活躍するチャンスもある

こちらは、施工管理(現場監督)のやりがい・魅力16選!やりがいを感じるために必要なことで詳しく解説しています。

大変なところと魅力を知った上で、転職を検討してみてください。

ホワイトな施工管理を見極めるコツは?

以下に多く該当する求人は、ホワイトな施工管理の可能性があります。

ホワイトの可能性がある求人の特徴

  • 定着率が高い
  • ITツールを積極的に導入している
  • 施工管理の技術者派遣会社
  • 国土交通省が推進する働き方改革を行っている
  • 公共工事が多い
  • 経営事項審査の点数が高い
  • 元請け工事が多い
  • 大手ゼネコン
  • マンション大規模修繕の施工管理
  • 規模の小さい現場がある
  • 女性や外国人を採用している
  • 残業時間が短い
  • 年間休日数が多く有給消化率が高い
  • 求人情報が具体的
  • ホワイト企業として認定されている
  • 資格手当がある
  • 福利厚生が充実している
  • 職人さんを直接雇用していない
  • 給与規定が明確

詳しくは、施工管理で激務なブラックではなくホワイトな環境で働く方法38選にまとめたので、求人を見るときの参考にしてみてください。

おとなしい人でも施工管理になれる?

おとなしい人でも施工管理になれます。

施工管理には、リーダーシップだけでなく、調整力や観察力、丁寧さも求められるからです。

ポイント

おとなしい性格の人は、冷静に状況を判断したり、図面や書類を丁寧にチェックしたりするのが得意な場合があります。

また、相手の話をじっくり聞く姿勢は、職人さんや発注者との信頼関係構築に役立ちます。 

無理に活発に振る舞う必要はありません。

自分の強みを活かして、誠実に仕事に取り組む姿勢が評価されます。

参考記事:おとなしい人も施工管理でやっていける|活躍する5つのコツ

メンタルが弱い人は現場監督で活躍できる?

メンタルが弱いと自覚していても、現場監督として活躍できる可能性があります。

大切なのは、ストレスを溜め込まない工夫と、自分に合った環境を見つけることです。

例えば、以下のようなセルフケアを意識してみてください。

メンタルケアの例

  • 一人で悩まず相談する
  • 休日はしっかり休む
  • 完璧を求めすぎない

また、研修制度が充実していたり、サポート体制が整っていたりする会社を選ぶのも有効です。

現場に出ない施工管理はある?

現場に出ない施工管理の仕事もあります。

例えば、発注者側の立場で工事全体を管理したり、ゼネコンの本社で施工計画・積算・技術開発を担当したりするケースです。

これらの仕事はデスクワークが中心です。

注意

ただし、未経験からすぐにデスクワークの施工管理に就けるわけではありません。

多くは、現場経験を積んだ後のキャリアパスと考えておきましょう。 

  現場以外の働き方について詳しくは、現場に出ない施工管理とは?仕事内容やメリット・デメリットを解説を参考にしてみてください。

施工管理は一現場で何人が出る?

施工管理が一現場に何人配置されるかは、工事の規模や種類、工期によって変わります。

小規模な戸建て住宅や店舗の改修などは、一人の施工管理が担当するケースが多いです。

一方、高層ビルや大型商業施設、トンネル・橋梁といった大規模な工事では、所長をトップに、複数の施工管理者で担当します。 

 新人のうちは、先輩がいる複数人体制の現場に配属される場合がほとんどなので、一人で抱え込む心配は少ないでしょう。

最後にもう一度、新人施工管理の仕事内容をまとめておきます。

新人施工管理の仕事内容

  1. 現場の掃除
  2. 安全管理
  3. 現場の写真撮影
  4. 測量や墨出しなどの業務
  5. 飲み物の準備
  6. 朝礼の準備
  7. 朝礼で当日の作業内容や注意事項の説明
  8. 職人さんの手伝い
  9. 事務作業
  10. とにかく質問して仕事を覚える
  11. 工事現場の準備
  12. 先輩施工管理の手伝い

施工管理に興味をもった方は、さっそく転職活動を始めていきましょう。

未経験者向けの施工管理の求人を選ぶ際は、研修制度も重視してください。

しっかり研修を受けないと、現場で何をすればいいかわからなくなってしまう恐れがあります。

おすすめの転職先

私たちワット・コンサルティングでは、60日間の新人研修でしっかり基礎を学べるので、安心して働けます。

考える男性
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しっかり基礎を勉強してから施工管理で働きたい… 

という方は、転職先候補の1つに加えてみてください。

あなたの転職の参考になればうれしいです!

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