業界研究の参考にしたいんだよね。
建設業界に就職を考えてるけど、自分はどんな仕事に向いてるのかな?
あと、今後のびそうなおすすめの職種はどれかも知りたい。
こういった疑問に答える記事です。
この記事の内容は下記のとおり。
- 建設業の主な6職種の一覧を紹介【職種分類がわかる】
- 建設業界で今後のびていきそうなおすすめの職種4選
私たち「ワット・コンサルティング」は、施工管理(建設の現場監督)の技術者派遣の会社です。
未経験で施工管理に就職したい人を募集しています。
建設業界の職種をわかりやすく解説します。
一口に「建設業」といっても、たくさんの職種があります。
それぞれの職種を詳しく解説するので、あなたに合いそうな職種を選んでみてください。
この記事を読むことで将来性が大きい4職種もわかります。
就活の業界研究の参考にどうぞ!
目次
建設業の主な6職種の一覧を紹介【職種分類がわかる】
建設業の主な6職種は下記のとおりです。
- 施工管理(現場監督)
- 設計職
- 職人さん(技術職)
- 技術開発
- 営業
- 事務
1つずつ解説しますね。
①施工管理(現場監督)
施工管理とは、簡単にいうと現場監督のことです。
工事現場で働く職人さんたちを取りまとめる仕事ですね。
監督業務なので、仕事内容は多岐に渡ります。
詳しくは、施工管理とは?をわかりやすく解説【未経験・資格なしでも大丈夫】にまとめてます。
施工管理には7種類ある
正確には、施工管理は下記の7種類があります。
- 建築の施工管理→ビルや住宅建築の現場監督
- 土木工事の施工管理→道路やトンネルの現場監督
- 電気工事の施工管理→電気の配線工事の現場監督
- 配管工事の施工管理→水道管や配管工事の現場監督
- 造園工事の施工管理→庭やゴルフ場工事の現場監督
- 電気通信工事の施工管理→インターネットなど通信設備工事の現場監督
- 建設機械の施工管理→大きい建設機械の現場監督
この辺は、施工管理(現場監督)の11の職種を解説【仕事内容・やりがいも紹介】にまとめています。
施工管理のやりがい
施工管理のやりがいは、なんといっても仕事のダイナミックさですね。
現場監督なので、現場のすべての工程に携わります。
建設物が完成したときは感無量ですよ。
施工管理のやりがいについては、施工管理(現場監督)のやりがいや魅力9選【未経験から始める方法】に詳しくまとめたので、興味あればどうぞ。
しっかり経験を積んでいけば施工管理は年収が高い
また、施工管理は責任ある仕事なので、しっかりと経験を積んでいけば収入も多くなります。
独自調査ですが、施工管理の平均年収は455万円。
施工管理技士など国家資格を取得して、大手に転職すると、年収1000万円以上を稼ぐ人もいます。
施工管理の収入については、下記の記事を参考にどうぞ。
施工管理のきついところ
施工管理のきついところは忙しいこと。
会社によっては休みも少なく、勤務時間も長いです。
現場の監督は幅広い業務をこなすため、どうしても忙しくなります。
ただし、会社・現場によってはそこまで忙しすぎないので、転職先の会社選びが重要ですね。
施工管理のきついところは、施工管理(現場監督)のきついところ15選【きつくない働き方も解説】に詳しくまとめてます。
施工管理に就職する方法【未経験でもOK】
「現場監督」というとベテランがやりそうな仕事ですが、意外にも建設業界の未経験者でもOKです。
理由は管理業務だから。
職人さんのような技術が必要ではないので、未経験でも就職できます。
正直、学歴もあまり関係ありません。
大手の建設会社に就職するなら大卒以上である必要がありますが、大手以外は高卒でもOKです。
具体的な施工管理の就職方法は、施工管理は未経験でも転職できる【研修がしっかりしてる会社を選ぶ】にまとめてます。
また、私たちワット・コンサルティングでも、未経験で施工管理になりたい人を募集しています。
お給料をもらいながら、約2ヶ月の新人研修を受けてから働けるので安心です。※定着率83.2%
就職先の1つの候補として情報収集にどうぞ。
施工管理に向いてる人の特徴
あなたが施工管理に向いてるかは、施工管理に向いてる人の特徴30選【未経験で就職する方法も解説】を読めばわかります。
施工管理に向いてる人の特徴を30個あげていて、10個以上あてはまればやっていけるかと。
適職診断のつもりでやってみてください。
②設計職
設計職は、建設物の設計図を書く仕事です。
なんの設計図もなしに、建物は建てられないですからね。
下記などを、設計の知識から考えて図面にします。
- どうしたら使いやすい建物が造れるか
- どうしたら安全な建物が造れるか
設計職は大きく分けて3種類【設計士とCADオペレーターもある】
一口に設計といっても、下記の3種類があります。
- 意匠設計:オシャレなデザインを設計
- 設備設計:電気とか水道とか使いやすい設計
- 構造設計:耐震とか安全な設計
それぞれ設計の目的が違う感じですね。
詳しくは、一級建築士の仕事内容を解説【将来、建築士として活躍するために】にまとめてます。
さらに、下記の2職種に分かれています。
- 設計士(建築士):アイデアを出す人
- CADオペレーター:設計士のアイデアを図面にする人
設計士は「建築士」と言われる資格をもっていることが多いですね。
設計ソフトの「CAD」を操作する人を、CADオペレーターといいます。
この辺の違いは、CADオペレーターと設計の違いを表で比較【仕事内容の詳細も紹介】にまとめてます。
設計士になるには建築士の資格が必要
設計士は人の安全も預かるので「建築士」の資格が必要です。
建築士の資格には下記の5種類があります。
- 一級建築士
- 二級建築士
- 木造建築士
- 構造設計一級建築士
- 設備設計一級建築士
詳しくは下記の記事にまとめてます。
受験資格があるので、確認しておきましょう。
また、一級建築士の年収については、一級建築士の年収や給料!収入を上げる方法は?にまとめたので、興味あればどうぞ。
設計士(建築士)に向いてる人
設計士に向いてる人の特徴は、下記のとおりです。
- コミュニケーション能力が高い人
- 人の話を聞ける人
- モノづくりが好きな人
- 美的センスのある人
コミュニケーション能力は意外かもしれませんが、お客さんの要望を正しく聞き出すために必要。
お客さんの要望を聞き取って、お客さんの期待を上回る設計能力が必要です。
なので、コミュニケーション能力が必要です。
CADオペレーターは未経験から就職が可能
CADオペレーターは、資格がなくても未経験から就職できます。
あくまで設計士の補助の仕事なので、資格がなくても就職できる感じですね。
学歴も、高卒以上なら就職できる会社が多いです。
詳しくは、CADオペレーターは未経験でも転職できる【あなたに向いてるか診断】にまとめています。
CADオペレーターに向いてる人の特徴
CADオペレーターに向いてる人の特徴は、CADオペレーターに向いてる人の16の特徴【未経験で転職する方法】にまとめています。
16の特徴があって、9つ以上あてはまればやっていけるかと。
興味あれば、適職診断だと思ってやってみてください。
③職人さん(技術職)
職人さんは、実際に建設物を造る仕事です。
種類はかなり多く、代表的なものだけでも下記の職種があります。
- 土工:地盤・道路・トンネルを造る人
- 大工:家を建てる人
- とび:高所の工事をする人
- 鉄筋工:鉄筋コンクリート内の鉄筋を組む人
- 左官工:壁を塗る人
- 内装工:建物の内装を工事する人
- 塗装工:外壁塗装や防水工事をする人
- 庭師:庭を造る人
- 配管工:水道管・配管の工事する人
- 電気工事士:電気設備を工事する人
- 重機の運転士:クレーンを操縦する人
- 解体工:建物を壊す人
日本国内で、とびの最高峰の工事といえば「東京タワー」でしょう。
命綱なしで東京タワーを造ったのは伝説です。
詳しくは、東京タワー建設を徹底解説【鳶職人たちの死のキャッチボール】にまとめてます。
また、関連記事があるので興味あればどうぞ。
職人さんになる方法
職種にもよりますが、それぞれの工事会社に就職するイメージ。
例えば大工さんになりたいなら、工務店に就職して修行を積みます。
職人の世界なので、学歴はあまり関係ありません。
本人のやる気と、会社側で募集があれば就職できます。
職人さんに向いてる人の特徴
職人さんに向いてる人の特徴は、下記のとおりです。
- 体力がある
- 探究心がある
- 根性がある
- 上下関係を重んじる
- お酒が強い
- 打たれ強い人
- 集中力がある人
- 自分に厳しい人
- 素直な人
- 凝り性の人
いくつか当てはまるなら可能性アリです。
④技術開発
建設業界でも、技術開発の仕事をしている人がいます。
最近では、IT系の職種が増えていますね。
建設業界はIT化が遅れたため、急ピッチでIT系の技術開発が求められています。
建設現場で活躍するロボットたち
建設現場では、ロボットの活躍が目覚ましいです。
例えば下記のような感じ。
- AIとドローンが土地の測量を行う
- AIが現場研修を行う
- ロボットが鉄筋を組んでくれる
- AIが建設機械を操縦する
- 3Dプリンター建築
日々、新しい技術開発が進んでいます。
詳しくは、ICTが建設業界で進んでます【機械の事例やメリットと課題も解説】にまとめています。
建設の技術開発に就職する方法
理系の大学を出ている必要があります。
特に重宝されるのは下記のようなスキルですね。
- ロボット開発
- ITシステム構築
- AI言語を使ったシステム開発
理系出身者以外だと厳しいでしょう。
⑤営業
建設業界にも、当然ながら営業マンがいます。
営業する人がいないと、工事をとってこれないので。
例えば、下記のような営業職があります。
- ゼネコン(大手建設会社)の営業マン
- ハウスメーカーの営業マン
- 工務店のリフォームの営業マン
建設の営業マンに就職する方法
大手建設会社に就職するには、大卒以上の学歴が必要です。
でも、ハウスメーカーや工務店は高卒でも募集しているところがあります。
正直いって、給料は大手の方が高いですね。
ただし営業なので、個人の売上が良ければ歩合給で稼げます。
ハウスメーカーの営業マンの中には、年収1000万円以上稼ぐ人もいますよ。
稼ぎたい人は、営業に就職するのもアリでしょう。
建設営業マンの仕事内容や5つのつらいところ【志望動機の例文も紹介】も参考にどうぞ。
建設の営業マンに向いてる人の特徴
建設の営業マンに向いてる人の特徴は、下記のとおりです。
- 建築物が好き
- コミュニケーション能力が高い
- 年上に好かれるタイプ
- あきらめない人
- フットワークの軽い人
特に、建築物への興味は必須です。
興味ないものを売るのは辛いですからね。
⑥事務
当然ながら、建設業にも事務職があります。
具体的には、下記のような事務職がありますね。
- 総務
- 人事
- 経理
建設会社の事務職の詳細は、建設会社の事務職の仕事内容【有利な資格や志望動機のコツも解説】も参考にどうぞ。
建設業の経理は特別【建設業経理士】
建設業の経理は「建設業経理士」という資格があります。
普通の経理職とは違い、建設業ならではの会計があるので建設業経理士の資格が存在しています。
建設業経理士の資格は、下記の2記事にまとめたので興味あればどうぞ。
建設業の事務職に就職する方法
普通に事務職に応募すればOKです。
ただし、大手は大卒以上でないと採用されにくいです。
ちなみに、建設業界の大手企業については、大手の建設会社の一覧をまとめてみた【業界のきついところや将来性】にまとめています。
高卒や専門卒の人は、中小の建設会社であれば募集があるかもしれません。
ただし、事務職は募集が少ないので苦戦する可能性があります。
前述の建設業経理士の資格などを取得しておくと、就職が有利になります。
建設業界で今後伸びていきそうなおすすめの職種4選
今後のびていきそうなおすすめの職種も知りたいな。
建設業界で今後伸びそうなおすすめの職種は、下記の4つです。
- 施工管理
- 設計職でBIMの技術者
- 多能工の職人さん
- ICTの技術者
なぜ伸びそうなのか解説します。
①施工管理【人手不足だから】
施工管理は伸びますね。
なぜなら、人手不足だから。
人手不足=1人あたりの仕事が多い=稼げるというイメージです。
【注意】ただし激務すぎる会社に要注意
人手不足ということは、悪い意味では激務ということ。
激務すぎる会社に気をつけましょう。
体を壊したら大変ですからね。
激務すぎる会社を避ける方法は、施工管理で激務なブラックではなくホワイトな環境で働く方法にまとめてます。
②設計職でBIMの技術者【これからはBIMの時代】
現在の設計ソフトの主流はCADというソフトですが、これからはBIMというソフトの需要が増えます。
すごーく簡単にいうと、BIMとはCADより便利な設計ソフトという感じ。
CADの勉強はもちろん必要ですが、今後はBIMの勉強をしておくと重宝されます。
BIMについては、BIMやCIMソフトの建築や土木の設計のメリットにまとめてます。
③多能工の職人さん【マルチプレイヤー】
職人さんも人手不足になっており、「多能工」という職人さんの需要が高まっています。
「多能工」とは文字どおり、いろいろな工事ができる職人さんのことです。
1人で何役もこなせるので、人手不足の現在では重宝されます。
もちろん覚えることは2倍以上ですが、挑戦する価値はあるかと。
④ICTの技術者【建設業界はITに頼らざるを得ない】
前述のとおり、建設業界はIT化を急ピッチで進めています。
「ICT化」といって、簡単にいうと「建設×IT」みたいな意味です。
理由は、建設業界自体が人材不足だから。
外国人労働者も受け入れていますが、ロボットが工事してくれれば少人数でも工事が可能です。
建設業界の働き方改革にはICTが必要不可欠
建設業界では、働き方改革が進んでいます。
具体的な働き方改革の内容は下記のとおり。
- 残業時間の上限を設定する
- 週休2日の一般化
働き方改革を進めるためには、ロボットが必要不可欠。
極論、人間は管理をするだけで、工事はロボットがやる時代がくるかもしれません。
結論、ICTの技術者はかなり重宝される人材です。
ちなみに、建設業界の働き方改革については、働き方改革は建設業では無理なのか?【でもやらないとマズい】にまとめてます。
まとめ:建設業は主に6職種があり、伸びそうなのは4職種
この記事をまとめます。
- 建設業の主な職種は、施工管理、設計、職人、技術開発、営業、事務
- 施工管理は未経験から就職できて、やりがいがあって稼げる
- 設計職は設計士とCADオペレーターがいる
- 職人さんは修行の世界で厳しいけど、やりがいがある
- 今後伸びそうな職種は、施工管理、BIMの技術者、多能工、ICTの技術者
就活の業界研究の参考になればうれしいです。
あなたに向いてる職種に就職を考えてみてください。
また、私たちワット・コンサルティングでも、未経験で施工管理になりたい人を募集しています。
お給料をもらいながら、約2ヶ月の新人研修を受けてから働けるので安心かと。
サイトがあるので、就活の情報収集にどうぞ。
あなたの仕事選びの参考になればうれしいです!